ECサイトを構築する前にやるべきこと~まずはカテゴリを設計しよう
ECサイトを構築する前に、カテゴリの設計をしましょう。正しいカテゴリ設計をすることで、ユーザーがサイトに流入しやすくなり、売上アップにもつながります。今回はECサイトのカテゴリ設計の考え方についてまとめました。
サイトの構造を設計しよう
サイトの構造がしっかりしていないと、せっかくユーザーがアクセスしても、すぐに離脱してしまいます。よい商品を販売していても、ユーザーが商品と出会えなければ意味がありません。
ユーザーがストレスを感じず、最短で欲しい商品ページにアクセスできるように、サイトの構造を設計しましょう。
サイトの構造の中でもカテゴリ設計が大切
サイトの構造を設計する上で特に大切なことが、カテゴリの設計です。カテゴリとは「商品の分類」のこと。カテゴリを正しく設計していないと、ユーザーは好みの商品をなかなか見つけ出せずに、購入にまでたどり着けません。
カテゴリ設計はECサイトの良し悪しを決める重要な要素と言えるので、構築の際は慎重に設計しましょう。
まずはユーザーのニーズを把握しよう
ユーザーのニーズに応えることで、正しいカテゴリを設計することができます。ECサイトを構築する前であれば、ユーザーがどのようなキーワードで流入してくるのかを予想し、カテゴリを設計してみてください。
たとえば、「手袋 ○○(ブランド名)」で流入すると予想するならば、「手袋」というカテゴリと「○○(ブランド名)」というカテゴリを設計できるでしょう。また、既にECサイトを開設しているのであれば、アクセス解析で流入キーワードを調べることができます。サイト内で検索されているキーワードも役に立つでしょう。
カテゴリは複数設計しよう
ECサイトの長期的な発展のために必要なのが、カテゴリの複数設計。ECサイトのユーザーは、規顧客とリピーターに分類できます。
新規顧客はメンズ、レディース、ファッション小物、ジーンズなどの「ジャンル」で商品を検索するかもしれませんが、リピーターは最初から当たりを付けており、「ブランド」で商品を検索するかもしれません。どのユーザーも簡単に商品を発見できるように、カテゴリは必ず複数用意しましょう。
ファセット構造を目指そう
ECサイトにはポピュラーな構造が存在します。それがファセット構造と呼ばれるものです。ユーザーの十人十色なニーズに応えるための構造で、カテゴリ設計が重要。「複数の条件に当てはまる商品を、該当する全てのカテゴリに入れる」、といったカテゴリ設計をします。
たとえば、「○○(ブランド名)の手袋」を掲載する場合、商品を「○○(ブランド名)」というカテゴリと、「手袋」のカテゴリ両方に掲載することで、ユーザーの手間を少なくすることができます。
カテゴリ設計はユーザーのストレスを減らすため
ECサイトを訪れたユーザーは、ストレスなくショッピングすることを望んでいます。サイトの構造を適切に設計すれば、流入したユーザーが購入に至る可能性がより上がるでしょう。買い物にストレスを感じたら、カテゴリ設計の改善の余地ありです。
商品点数が多いECサイトを構築する場合は、事前にカテゴリ設計を考えておきましょう。システムよっては理想のカテゴリ設計ができないことがあります。