話題のSNS「Clubhouse(クラブハウス)」はECの集客にも使える? - リピスト | EC/D2Cサイト構築システム

話題のSNS「Clubhouse(クラブハウス)」はECの集客にも使える?

話題のSNS「Clubhouse(クラブハウス)」はECの集客にも使える?

2021年初頭から、日本国内で話題をさらっている音声SNS「Clubhouse(クラブハウス)」。デジタルネイティブを中心に登録者数が増えていますが、事業者にとって気になるのがECで活用ができるのか?ということ。

そこで今回は、Clubhouseの概要や特徴とあわせて、ECでの可能性について解説します。

Clubhouseとは?

Clubhouse
Clubhouse(クラブハウス)は、2020年春にアメリカのベンチャー企業Alpha Exploration Co.によってリリースされた音声SNSアプリです。

従来までの画像や動画、テキストを使ったSNSと違い、音声のみで楽しめる点が特徴。ユーザーは話題やトレンドごとに設けられた「ルーム(room)」と呼ばれる部屋に自由に参加することができ、ルームを作ったユーザー(管理人)の音声配信をリアルタイムで視聴することができます。

ラジオのようなイメージに近いですが、管理人からの許可を得ることができれば、視聴者も配信に参加することが可能。ラジオに例えれば、パーソナリティとリスナーを行き来できるようなイメージで、これまでにない手軽さとコミュニケーションの手法が爆発的な人気に繋がりました。

日本国内では2021年初頭から人気に火がつき、2月現在で50万ユーザーを突破。新世代のSNSとして認知度が高まっています。

なぜClubhouseが人気を集めたのか?

Clubhouseが支持を集めた理由に「手軽さ」と「ライブ感」が挙げられるでしょう。

スマホをはじめとしたデジタルデバイスが普及した現代では、「作業をしながら音楽を聞く」「通話をしながらアプリを操作する」といった、片手間のニーズが高まっています。とくにデジタルネイティブ世代はさまざまなツールを併用する傾向が顕著で、手軽に音声配信を使ってコミュニケーションや情報収集が図れるClubhouseのサービスは、社会のニーズと相性が良かったといえます。

また、Clubhouseはアーカイブ機能がなく、録音やメモをしてはならないといったルールがあります。つまり、リアルタイムで視聴しているユーザーしか聞けない「ライブ感」を味わうことができるということ。招待制という特別感も、このライブ感の価値を高める一因となっています。

ClubhouseのEC集客への可能性は?

さて、新時代のSNSとして今後もさらに人気を集めそうなClubhouseですが、気になるのがEC事業との相性です。ClubhouseはECの集客に使えるのでしょうか?

ブランディングやファンの育成に活用できる

現在Clubhouseは招待制を採用しています。そのため、既存のSNSに比べ自由にフォローできないという点では、集客への即効性はまだ低いといえます。

しかし、Clubhouseを利用しているユーザーに対してであれば、サイトのブランディングやファンの育成に高い効果を期待できます。音声は、配信者の人間性や熱量が現れやすいツールです。そのため、丁寧に熱意を持って自社の商品やサービスについて発信することで、既存のツールよりもブランディングを加速させることが可能です。また、親しみやすさという点で、ユーザーのファン化や育成に繋げられる点もポイントでしょう。

加えて、動画やWeb広告に比べ手軽に配信できる点もメリットです。動画の撮影やコンテンツの作成には、ある程度の時間とコストが発生しますが、Clubhouseに必要なのは音声だけ。ゲリラ的な配信で話題性を生むことができるなど、さまざまな可能性が考えられます。

EC集客への課題と注意点

一方で、課題や活用時に注意しておきたい項目もあります。

まず、Clubhouseは現在、ios(iphone)のみがリリースされており、Android版はリリースされていません。集客という点でいえばAndroid未対応は課題といえるでしょう。招待制というサービスの仕組みも、集客という点にだけ着目すればデメリットといえます。

また、Clubhouseは規約の中で「特別な許可なしにビジネス・商売に使ってはいけない」という項目を設けています。この規約がECの広告宣伝にどこまで触れるのかはグレーゾーンとなっており、識者によっても意見が分かれるところです。しかし、仮に規約に違反するとされてしまえば、企業のブランドイメージを損なう恐れがあり、運用の基準を自社で定めておくことが大切です。

最後に、同サービスの特徴でもある録音・メモ、ルーム内の会話を外で話していけないという「オフレコ情報」ルールにも注意が必要でしょう。ルール上明記されているとはいえ、すでに日本国内でも芸能人の会話内容がYouTube上に許可なくアップされるといった事案も見られます。公開前の情報を安易に話すことで、外部に情報が流失してしまうリスクは否めないことから、配信する内容については十分留意しておく必要があるでしょう。

まとめ

今回は、日本でも話題が沸騰している音声SNS「Clubhouse(クラブハウス)」について、EC集客の面から解説しました。

Clubhouseは音声のみという手軽さや、ライブ感を味わえるという特徴から、ECでの集客にも大きな可能性を抱かせてくれるサービスです。一方で、まだまだ商用利用において不透明な部分も多く、規約のグレーゾーンや活用時のリスクを十分考慮しておくことが大切でしょう。

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