D2Cの利益率は高いってほんと? - リピスト | EC/D2Cサイト構築システム

D2Cの利益率は高いってほんと?

D2Cの利益率は高いってほんと?

この数年、D2Cのビジネスモデルを採用する企業が増えてきました。背景にあるのが、D2Cの利益率の高さです。

今回は、D2Cブランドはなぜ利益率が高いのか?今後も高い利益率を維持するためのポイントは?といった疑問について解説します。

D2Cの利益率が高い3つの理由

D2CとはDirect to Consumerの略で、企業が商品の製造から販売にいたるまでをすべて自社で担うビジネスモデルをいいます。ユーザーと直接繋がれるという点が大きなポイントで、これが高い利益率を保つことができる理由となっています。

では、D2Cの利益率が高い理由を3つの視点から見ていきましょう。

1.仲介業者や代理店を介さない

D2Cではマーケティングやブランディングに関する業務を、すべて自社で完結します。従来のEC事業では仲介業者や代理店が存在することで、仲介コストや高い広告費が発生していました。その点D2Cでは自社ですべての業務をまかなうことから、余計なコストを削減することが可能。

また、ブランディングにおいても自社が直接ユーザーとやり取りを行うため、商品やブランドの強みや世界観を丁寧に伝えることができます。結果として、広告費の無駄を抑えることができ、利益率を高めることに繋がります。

ユーザーへのアプローチ方法もSNSやオウンドメディアといった媒体をメインとするため、Web広告やTVCMといった広告費が高い施策に比べ、予算を少なくできる点もメリットです。

2.店舗を持たない

D2CはECをメインとしたビジネスモデルです。基本的には実店舗を持たず購入はネットで完結することから、店舗のテナント料や維持費を抑えることができます。また、デジタル技術を積極的に活用することで、従来よりも少ない人数でオペレーションを回すことが可能。運営コストの中でも大きなウェイトを占める人件費を抑制できるため、高い利益率を実現できます。

3.ニッチな市場をターゲットにしている

ニッチな市場をターゲットにしている点も、D2Cが利益率を高めることができる理由でしょう。D2Cでは不特定多数のユーザーをターゲットにせず、ニッチな市場を攻めるのが定石です。

例えば、カフェインが苦手・飲めないユーザー向けのデカフェコーヒーの販売や、身長が低い女性をターゲットにしたアパレルなどが挙げられます。こうした市場はターゲットの絶対数は少ないものの、確実に需要が発生する分野です。一度サービスを気に入ってもらえれば、競合他社が少ないため市場を独占できることから、結果として高い利益率を達成することができます。

ユーザー1人1人に特化したパーソナライズ化は近年のビジネストレンドですが、D2Cはまさにパーソナライズ化を目指す上で格好のビジネスモデルと呼べるでしょう。

D2Cで高い利益率を維持するためには?

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さて、D2Cが利益率の高いビジネスモデルとはいえ、より大きな成長を目指すにはある程度のコストをかける必要があります。また、市場が拡大すれば競合他社も現れるため、現在の利益率を保つには新しい取り組みが必要でしょう。

では具体的に高い利益率を維持するためには、どのような策が考えられるのでしょうか?

リピートユーザーの増加を狙う

高い利益率を維持するには、リピートユーザーの増加が不可欠です。新規ユーザーの獲得にはリピートユーザーに比べてコストがかかります。継続的に新規を獲得することは大切ですが、リピーターの存在なくして事業を拡大させることはできません。

そこで継続的な利用を促すための施策に取り組んでいきましょう。具体的には、質の高い商品の開発や新製品の投入、購入時の顧客満足度を高めるUIの構築や丁寧なアフターサービスなどが挙げられます。また、定期購入やサブスクモデルの導入でユーザーが離れにくい仕組みを構築するのも効果的です。

世界観をぶらさず洗練させていく

D2Cではブランドのコンセプトやビジョン、込められた想いといった世界観がビジネスを展開する重要な要素となります。ユーザーが世界観に共感することでファンとなれば、継続的な購入を見込むことができます。

この世界観をより深くユーザーに届けるためにも、最初に定めた世界観をぶらさないことが大切です。さまざまな媒体や商品を使って継続性のあるメッセージを届けることで、世界観を洗練させることを意識しましょう。

DXによる効率化を進める

D2Cがこれだけ大きなムーブメントとなった背景には、デジタル技術の発展が挙げられます。これまでは多くの人員を必要とした業務や課題がテクノロジーの力で解決され、より少ない労力で業務を遂行できることで利益率を高めることに成功しました。

ただ、デジタル技術の発展に終わりはありません。D2C事業に取り組むなら、絶えず最新の情報を取り入れ、より効率的な方法を求めていく必要があります。DXを積極的に取り入れ改善していくことが、高い利益率を維持する鍵となるでしょう。

まとめ

D2Cは仲介業者を介さない仕組みやECを軸としたビジネスを展開することで、高い利益率を見込めるビジネスモデルを成立させました。一方で、新規のD2C事業者が増加していることから、利益率を維持するにはリピートユーザーの獲得やDXの推進など新しい施策に取り組み続けることが重要となります。

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