大型商品をECサイトで販売するときの3つのポイント
オンラインを使えば、いまやどんな商品でも購入することができる時代が訪れました。それに合わせて、ECサイトでもこれまで取り扱いが少なかった大型商品が多く販売されるようになり、専門の事業者も続々と現れています。
では、具体的に大型商品を販売する場合、どのようなポイントを押さえておくことが大切なのでしょうか?キーワードは、保管スペース・梱包・配送の3つのです。
今回は、ECサイトで大型商品を販売する際のポイントについてご紹介します。
大型商品のECでの需要が高まっている
オンラインショッピングが社会にすっかり定着したことで、取り扱う商材のバリエーションも実に多彩になっています。
そんな中、近年需要が増えているのが、大型商品です。大型商品とは、例えば洗濯機や冷蔵庫などの大型の家電製品や、インテリア向けの家具、自転車、BtoB向けの機材などが該当します。
大型商品は実店舗に置くとなると、どうしてもスペースの関係から商品の種類や在庫が限られてしまいます。その点ECサイトであれば、スペースの上限がなく、いつでも商品を購入することが可能です。
また、近年はAR(仮想現実)の発展により、自宅に置いた際のサイズ感や雰囲気を確認しやすくなっています。こうしたテクノロジーの発展も、ECでの大型商品の需要が高まる理由に挙げられるでしょう。
大型商品をECで販売するポイントは3つ
では、実際に大型商品をECサイトで販売する場合、どのようなポイントを押さえておけば良いのでしょうか。
ポイントとなるのは、
- ・保管スペース
- ・梱包
- ・配送
の3つです。それぞれのポイントについて詳しく見ていきましょう。
1.保管スペースを確保する
1つ目のポイントは、保管スペースを確保するということ。
大型商品を取り扱うとなると、在庫を保管するスペースが必要です。一般的には倉庫を確保して、在庫を管理することになりますが、繁忙期やキャンペーンにより在庫を多く抱える場合も想定しておく必要があります。
とはいえ、常時こうした倉庫を確保しておくには、ある程度のコストを負担できる事業規模が必要となってきます。そういったケースでは、FBAやオープンロジといったフルフィルメントサービスに外注する手法も効果的でしょう。
2.適切な梱包資材を用意する
2つ目は適切な梱包資材を用意すること。
大型商品は一般的なサイズの商品に比べ、形状や重量が特殊なものが少なくありません。こうした商品をECで販売する場合、配送時の破損や傷を防ぐために適切な梱包資材が不可欠となります。
商品の質はもちろんですが、梱包の丁寧さやアイデアは顧客満足度に大きく影響します。既存の梱包材では商品全体をカバーできないケースも考えられることから、事前にどのような梱包資材が必要かしっかり確認しておきましょう。
3.配送の仕組みを構築しておく
3つ目は、配送の仕組みを構築しておくということ。
大型商品を配送する場合、一般の商品より送料が割高になってしまいます。また、あまりにサイズや重量が大きい商品になると、大型のトラックが必要となるため積み込み作業の場所を確保する他、フォークリフトを用意するなど、事前に考慮しておくポイントが多くなります。
まずは、依頼する運送会社にアポイントを取り、自社で販売を予定する商品を配送できるのか、打ち合わせをしておくと良いでしょう。運送会社としても、具体的なサイズや重量、どの程度の配送頻度になるのかが分かれば、さまざまな代案を提示してくれます。
大型商品の配送は運送会社にとっても負担が大きくなります。念入りに打ち合わせをしておくことで、お互いに信頼関係を築けるようにしておくと、後々のサイト運営にプラスに働くはずです。
まとめ
今回は、大型商品をECサイトで販売する場合のポイントを3つご紹介しました。
オンラインショッピングが普及するにつれて、大型商品をECで購入する需要も増えています。一方で大型商品を販売する事業者は、
在庫を保管するスペースの確保
適切な梱包資材の用意
配送業者との連携
といった、大型商品ならではのポイントをしっかり押さえておく必要があります。とくに、配送の部分は運送会社ときちんと打ち合わせを行っておくと良いでしょう。また、配送コストをできるだけ抑えるために、自社での配送業務を可能な限り効率化しておくことも、大切なポイントといえます。
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