ASPのショッピングカートはどこがおすすめ?ぴったりのASPカートがきっと見つかる
ASPショッピングカートとは、EC向けのカートシステムのことで、クラウド上にあるサービスを利用してサイトを立ち上げることができます。
手軽にECサイトをはじめられますが、どのASPカートを選べばよいのか悩むケースも少なくありません。
そこで今回は、主要なASPショッピングカートをご紹介しながら、それぞれの特徴や費用について解説します。ASPのカート選びで迷っている方は、ぜひ参考にしてください。
ASPショッピングカートとは?
ASPショッピングカートとは、ECサイトを構築できるサービスのことです。レンタルサーバーを自社で用意する必要がなく、クラウド上に用意されたサービスを利用するため、手軽にECサイトをオープンできます。
また、アップデートやセキュリティの更新はサービス側が実施するため、管理の手間やコストを抑えることが可能。サイトの規模や予算に応じてさまざまなサービスが提供されている点もメリットの1つです。
モールよりも自由度の高いサイト運営が可能に
ASPショッピングカート以外にも、ECサイトを構築する方法は複数あります。
たとえば、Amazonや楽天などのECモールは代表的なサービスで、集客力の高さは大きなメリットです。一方でモール側のデザインやルールによる制限が多く、自由度の高さという点では見劣りします。
その点ASPカートなら、デザインや機能の自由度が高く、オリジナルのECサイトを構築できるでしょう。
もちろん、より自由度を求めるなら、自社サーバーで運営するパッケージ型やフルスクラッチ型と呼ばれる構築方法がおすすめですが、コストの負担が大きく大規模なECサイト向けのサービスといえます。
コストと自由度のバランスが高く、手軽にサイトを構築できるという点でASPカートは魅力的な選択肢といえるでしょう。
おすすめのASPショッピングカート7選
ここからは、おすすめのASPショッピングカートをご紹介しながら、サービスの特徴や利用料金について見ていきます。
サービス | 初期費用 | 月額料金 | 特徴 |
---|---|---|---|
リピスト | 14,800円~ | 29,800円~ | 定期通販・リピート通販に強い |
BASE | 0円 | 0円 | 0円から手軽にECを構築可能 |
カラーミー | 0円~ | 0円~ | 低コストで本格的なEC運営 |
MakeShop | 11,000円~ | 11,000円~ | 大規模ECに強い。650以上の機能 |
ショップサーブ | 15,000円~ | 22,000円~ | 膨大なノウハウの蓄積によるサービス提供 |
futureshop | 22,000円~ | 22,000円~ | 自社ECのみならず幅広い運営サービスを提供 |
Shopify | 無料 | 29ドル~ | 拡張性の高いサービスを提供 |
1.リピスト
リピストは株式会社PRECSが提供するASPカートです。
最大の特徴は、定期購入やリピート通販に強いサービスということ。ECサイトではリピートユーザーの獲得やLTVの向上が重要です。リピストではフォーム一体型LPやアップセル機能などを利用し、定期購入やリピート通販に強いサイトを構築できます。
事業規模や必要な機能に応じて4つのプランが用意されているため、コストの無駄を抑えつつ最適なサイト運営が可能です。
2.BASE
BASEはBASE株式会社が提供するASPカートです。
初期費用・月額料金不要でECサイトを構築することが可能。個人や小規模の事業者がECサイトを立ち上げる際に人気のASPカートです。
一方で、決済手数料が割高(3.6%+40円)な点や、デザインの種類や機能の柔軟性に乏しい点はデメリットといえます。
3.カラーミーショップ
カラーミーショップは、GMOペパボ株式会社が提供するASPショッピングカートです。
低コストでECサイトを構築できる点が特徴で、2021年には初期費用と月額料金が無料のフリープランを新設。より本格的なEC運営に取り組みたい場合は、レギュラー・ラージの上位プランが用意されており、事業規模を柔軟に拡大できます。
他のサービスでは決済手数料とは別に販売手数料が発生しますが、カラーミーショップでは販売手数料が無料に設定されているのも特徴です。
4.MakeShop
GMOメイクショップ株式会社が運営するASPカートが、MakeShopです。
月商数百万円を超える大規模のECサイトの構築に強く、650種類以上の機能で自由度の高いショップ運営を実現できます。自社オリジナルテンプレートや、手厚いサポート体制もサービスの強みで、本格的なEC運営を目指す事業者におすすめです。
5.ショップサーブ
ショップサーブは株式会社Eストアーが運営する、老舗ASPカートです。
8,000社以上の導入実績で蓄積されたノウハウを武器に、ECサイトの必要な機能やシステムを提供。専任の担当者が付くなどサポート体制も充実しており、大規模のサイト構築でも安心して任せることができます。
6.futureshop
futureshopは、株式会社フューチャーショップが提供するSaaS型のEC構築サービスです。
創業19年をほこる有名サービスで、自社ECはもちろんオムニチャネルやOMO、D2Cなど幅広い分野のサービスや機能を提供しています。
ちなみに、SaaS(サース)とはSoftware as a Serviceの略で、クラウド上にあるソフトウェアをインターネットを経由して利用する仕組みです。ASPがサービスを提供する事業者やサービス名を意味し、SaaSは提供されるソフトウェアのことを指します。両者の本質的な違いはなく、ASPと同義で使われるケースも少なくありません。
7.Shopify
最後にご紹介するのが、Shopifyです。
カナダに本社を持つShopifyは、世界175ヵ国・170万店舗を手掛ける国際的なASPカートです。近年は国内でもユーザーが急増しており、人気サービスとして注目されています。
アプリを使って手軽に機能を追加できる拡張性の高さが特徴で、越境ECに強い点もサービスのメリットです。
まとめ
今回は、ECサイト向けのASPショッピングカートをご紹介しました。
ASPカートは、Amazonや楽天などのモール型カートに比べデザインや機能の自由度が高く、柔軟性のあるサイト運営を実現できます。また、レンタルサーバーを利用するパッケージ型やフルスクラッチ型よりもコストの負担が少なく、手軽にサイトを構築できる点もメリットです。
ASPカートには、サイトの規模や予算に応じてさまざまなサービスが提供されていることから、まずは自社に合ったサービスを選ぶことからはじめてみましょう。
EC通販に精通したプロがお答えいたします。