マイクロD2Cとは?どんな人に向いているビジネスモデルなのか? - リピスト | EC/D2Cサイト構築システム

マイクロD2Cとは?どんな人に向いているビジネスモデルなのか?

マイクロD2Cとは?どんな人に向いているビジネスモデルなのか?

「D2Cモデルは知っているけど、マイクロD2Cってなに?」
「マイクロD2Cはどんな人に向いているの?」

こんな疑問をお持ちの方も多いのではないでしょうか。

D2Cモデルは従来のメーカー直販と違い、デジタル技術を駆使してメーカーが企画・製造から販売にいたるまですべてをECで完結します。日本でも定番のビジネスモデルとして認知されていますが、このD2Cから派生した言葉として「マイクロD2C」という概念が登場してきました。

そこで今回は、

  • マイクロD2Cとは何か?
  • メリット、デメリットは?
  • どんな人に向いているビジネスモデルなのか?

 

といった疑問について解説します。

マイクロD2Cとは?

マイクロD2Cとは、事業規模の小さいブランドがユーザーに直接商品を販売するビジネスモデルです。

マイクロという言葉には「小さいこと」「微小な」といった意味がありますが、この言葉通り従来のD2Cに比べ事業の規模が小さかったり、よりターゲットを絞ったりして運営されるD2Cモデルのことです。商品点数や商材を限定し品質を高めることに注力しているブランドもマイクロD2Cの一例といえます。

なぜマイクロD2Cが注目されているのか?

マイクロD2Cが注目を集めている背景は次の3つです。

  • コロナ禍により小規模のビジネスへのニーズが高まった
  • SNSやECプラットフォームが身近になった
  • ユーザーと距離感が近いビジネスが注目されるようになった

 

まずコロナ禍により小規模のビジネスへのニーズが高まった点が挙げられます。新型コロナウイルスの感染拡大により私たちの生活は大きく変化しました。とくにリモートワークや副業といった働き方の多様性がより見直され、小規模のビジネスにチャレンジしようという個人や事業者が増加しました。

またSNSやECプラットフォームが誰でも手軽に使えるようになり、ECビジネスそのものが身近な存在になっている点もマイクロD2Cが注目される理由です。

くわえて、若年層を中心に消費行動が多様化したことで、ユーザーと距離感の近いビジネスが支持を集めています。さまざまなジャンルのインフルエンサーが登場し、それを支持するファンがグッズを購入するといった「コミュニケーション型」のビジネスが広がっていったのも、マイクロD2Cが注目された背景でしょう。

マイクロD2Cのメリットとデメリット

ここからはマイクロD2Cのビジネスモデルのメリットとデメリットについて見ていきましょう。

メリット│小規模からECビジネスをスタートできる

マイクロD2Cのメリットは次の3つです。

  • 小規模からスタートできる
  • 販売までのステップを簡略化できる
  • ファンベースのマーケティングに注力できる

 

まず小規模からECビジネスをスタートできる点はマイクロD2Cのメリットです。大規模でのビジネスとなると設備投資や人員の確保など、準備段階からさまざまなハードルをクリアする必要があります。しかし小規模でスタートできるマイクロD2Cであれば、クリアすべきハードルを低く設定してECビジネスに挑戦できます。

くわえてD2Cモデルは仲介業者を利用せずビジネスに取り組むため、商品を販売するまでのステップが簡略化され自由度の高い運営が可能です。

また一般的なD2Cに比べ商品や商材を絞り込み小規模で運営をおこなうため、在庫管理や仕入れ、発注といったオペレーションの労力を軽減できます。その分ユーザーとの関係性や事業のストーリー性、ブランドの世界観といった分野に注力でき、ファンマーケティングを加速できるのもマイクロD2Cのメリットです。

デメリット│事業の拡大や集客のハードルが高い

一方でマイクロD2Cのデメリットは次の3つです。

  • 事業規模を拡大しづらい
  • 集客のハードルが高い
  • ユーザーとリアルでの接点を築きにくい

 

マイクロD2Cは商品や商材、ターゲットを絞り込み販売をおこないます。言い換えれば、商品のバリエーションは少なくターゲットの母数が小さいということ。これは事業規模を拡大するにはデメリットとなる部分です。

またニッチなターゲットに対して販売をおこなうため、ブランドや商品の認知度を広げるまで時間がかかります。D2Cという性質上大規模なプロモーションよりも地道なファン獲得が優先されることから、集客のハードルは高いといえます。

最後にD2CはECを軸としたビジネスモデルのため、ユーザーとリアルでの接点を築きづらい点もネックです。年々体験型のコンテンツや商品が支持されていますが、こうしたユーザーのニーズにいかに応えるかが問われるでしょう。

まとめ│マイクロD2Cに向いている人は

最後にマイクロD2Cに向いている人についてまとめてみましょう。

  • 個人や小規模でD2Cをスタートしたい
  • ユーザーとの距離が近いビジネスに取り組みたい
  • 少ない品数や商材でECをスタートしたい

 

といった方には、マイクロD2Cは魅力的なビジネスモデルといえます。SNSやECプラットフォームをはじめ、D2Cをスタートするデジタル技術はますます身近な存在となっています。こうした技術の進歩に加え、ストーリー性やブランドの世界観といった情緒的な価値を訴求できれば、ビジネスチャンスがさらに広がるはずです。

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