D2CにおすすめのCRMツールを目的別に紹介!
顧客との関係を管理し、良好な関係性を築くことを目指すCRM(Customer Relationship Management)。ユーザーと直接コミュニケーションを図るD2Cでは重要な施策の一つに数えられ、近年はCRMツールを導入する企業も増えていいます。
そこで今回はD2CにおすすめのCRMツールを事業規模や目的別にご紹介します。
CRMツールをD2Cに導入する3つのメリット
CRMとはCustomer Relationship Managementの略で、日本語では顧客関係管理と訳します。顧客との関係性を施策やツールを使って管理し、継続的に良好な関係性を築くことが目的です。
D2CでCRMツールを導入するメリットは大きく3つあります。
- リピーターの獲得やブランディングにつながる
- 費用対効果が高い
- D2C市場はマーケットの母数が小さい
1つ目はリピーターの獲得やブランディングにつながること。CRMでは顧客の情報を一元的に管理し、最適な施策を用いることで関係性を深めていきます。施策を通じてブランドへの信頼感や安心感を訴求できれば、リピーターの獲得やブランディングにつながります。D2Cはブランドのイメージや世界観が重要な役割を持つだけに、CRMに注力する意味は高いと言えるでしょう。
2つ目は費用対効果が高いこと。一般的に顧客の獲得コストはリピーターよりも新規ユーザーの方が高くなります。CRMでリピートユーザーを増やすことは費用対効果を高める効果が期待でき、利益率の向上が見込めます。
3つ目はD2Cの市場はマーケットの母数が小さいということ。D2Cでは自社で製造工程を担うため、余程事業規模に余裕がない大手企業でなければ商品の種類やレパートリーは限られてしまいます。またニッチな商材やターゲットに刺さるブランドもD2Cの特徴です。見方を変えれば、D2Cのマーケットは母数が小さいということ。小さなマーケットで売上を伸ばしていくにはリピートユーザーの存在が欠かせず、CRMへ注力する重要性も高いといえます。
【事業規模別】D2CのおすすめのCRMツール
ここからはD2CにおすすめのCRMツールを事業規模別にご紹介します。ツールごとの特徴も紹介していますので、それぞれの目的に合わせてサービスを選ぶ参考にしてください。
大規模D2C向け
【Salesforce Cloud】
- 幅広いCRM施策を導入したい
- コンサルやサポートまでカバーしたい
世界的に知名度の高いCRMツールとして有名なSalesforce Cloud。顧客管理や案件管理、売上予測などの基本的なCRM業務をほぼすべてカバーする機能性の高さが特徴。カスタマイズ性にも長けており、大規模なD2Cをサポートできる充実したサポート体制も備わっています。
【Synergy!】
- CRMを一気通貫で利用したい
- 操作性に長けているツールを選びたい
Synergy!は大規模・中規模向けのCRMツールです。顧客情報の一元管理やクロスチャネル・メッセージング、分析機能にいたるまでCRMに関する業務をこれ一つでカバー。デザインや操作性にも長けており、使いやすいCRMツールとして人気です。
中規模D2C向け
【カスタマーリングス】
- カスタマイズなしでCRMツールを導入したい
- 豊富な分析機能を利用したい
カスタマーリングスは中規模~大規模のD2Cに対応できるCRMツールです。ノンカスタマイズでデータの統合が可能で、導入時にシステムのカスタマイズが不要ですぐにツールを利用できます。また基本的な分析はもちろん、時系列推移分析、LTV分析、ABC分析などの豊富な分析機能が利用できるのも、カスタマーリングスの強みです。
【うちでのこづち】
- ECに強いCRMツールを選びたい
- 運営ノウハウの蓄積があるツールを選びたい
うちでのこづちはD2CをはじめECや通販向けに特化したCRMツールを提供しています。10年を超えるサービスの運用ノウハウを元に、利便性が高く即戦力となるツールを開発。独自の分析機能や直観的な操作を実現できる画面デザインを採用するなど、事業者に寄り添ったツールとなっています。
小規模D2C向け
【MakeRepeater】
- 初心者でも使いやすいツールを探している
- 手軽にCRMを導入したい
MakeRepeaterは小規模D2C向けのCRMツールです。初心者でも使いやすい直感的な操作を採用しており、ITリテラシーに自信がない事業者でも安心して利用できます。メール配信機能や分析機能といった基本的なCRM機能が揃っており、手軽にCRMに取り組みたい事業者におすすめです。
【Kintone】
- 拡張性の高いツールを探している
- 初心者でも安心して利用できる
最後にご紹介するのがKintoneです。特別なIT知識は必要なく、ドラッグ&ドロップで操作できるなど初心者でも安心して利用できます。社内情報の一元化や顧客管理・案件管理・問い合わせ管理といったCRMにもしっかり対応しており、リーズナブルな価格設定も人気です。
まとめ
今回はD2CにおすすめのCRMツールをご紹介しました。
D2Cは顧客と直接的なコミュニケーションを図るビジネスモデルです。それだけにCRMへの取り組みは事業の売上に大きな影響を与えます。一方で、社内だけでCRMに取り組むのは限界があるため、CRMツールを導入することはメリットが大きいと言えます。
CRMツールには事業規模や目的に合わせてさまざまなツールが提供されているので、自社の状況に合わせて最適なサービスを選んでみましょう。
EC通販に精通したプロがお答えいたします。