輸入販売で始める健康食品ECのススメ
輸入販売と聞くとなんだかハードルが高そうなイメージですが、近年健康食品業界では輸入販売を行うネットショップが増えています。
みなさんの中にも、健康食品の輸入販売に興味を持っている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
そこで今回は、輸入販売で健康食品ECを始めるためのポイントや、輸入販売ECのメリット・デメリットをご紹介します。
輸入販売ECのメリット・デメリット
健康食品にフォーカスした内容をご紹介する前に、まずは一般的な輸入販売によるECビジネスのメリットとデメリット押さえておきましょう。
輸入販売ECのメリット
輸入販売のメリットとして大きいのはこの3つです。
・個人でもスタートできる
・リスクが少ない
・ビジネスの環境が整っている
輸入販売は仕入れ先と販売する場所が揃っていれば、個人からでも簡単にビジネスをスタートできます。
特にネットショップであれば、実店舗を用意する手間や多くの従業員を雇い入れる必要もないため、初期投資など費用面でのリスクも少なく抑えることができます。
また、インターネットの普及により、輸入ビジネスの環境が整っている点もメリットの1つでしょう。かつては現地まで赴いて行ってきた仕入れや交渉といった作業も、現在ではすべてオンラインでやり取りが可能です。
「ネットショップで買い物をすることが当たり前」といった購入形態の変化も追い風となっています。
輸入販売ECのデメリット
逆にデメリットになるのはこの3点です。
・言葉の壁がある
・法律の知識が必要
・不良品のリスクがある
デメリットとしてまっ先に挙がるのが、輸入先との言葉の壁でしょう。
契約内容など細かな事項をつめる段階となれば、ニュアンスの取り方1つが重要な意味を持ちます。輸入販売をスタートさせるなら、仕入れ先の言語をある程度扱えるスキルが欲しいところ。
また、輸入や販売に関しての法律知識も必要となってきます。
とくに関税や商品ごとの規制は多岐に渡るため、しっかりとした知識が必要です。
不良品のリスクがあることも、輸入販売のデメリットに挙げられるでしょう。日本と違い品質がしっかり保たれていない場合があるため、不良品が多くなると在庫のロスに繋がってしまいます。
健康食品ECを輸入販売で始める際のポイントは?
ここからは、健康食品ECにしぼって、輸入販売を始める際のポイントを見ていきましょう。
健康食品ECは国内の法律を確認する
健康食品を取り扱う場合、国内の製品でも薬機法や食品取扱衛生法といった各種法律を遵守する必要があります。
もちろん輸入する商品も例外ではありません。気をつけたいのが、日本国内では禁止されている成分でも、海外の商品では許可されているといったケースです。
こういった場合、税関での検査が長期および費用がかさむ他、最悪の場合輸入先に送り返されてしまうことも考えられます。
健康食品ECを輸入販売で始める際は、国内の法律をしっかりと確認するようにしましょう。
(こちらの記事もチェック?:「健康食品ECを始める前にチェックしておきたい情報まとめ」)
ユーザーへの安心を担保する
健康食品ECで重要ポイントとして、ユーザーに対して商品の安全性をしっかりと伝えることが挙げられます。
とくに輸入販売の場合、どうしても品質などに不安を持つユーザーも多いでしょう。こうした不安を払拭し、安心感を与えるためにも取り扱う商品の客観的なデータや製造方法などはサイト上にしっかり掲載しましょう。
簡単にネットショップを立ち上げるには
さて、ここまで健康食品ECを輸入販売で始めるための情報をご紹介してきましたが、商品を売るために必要となるネットショップの立ち上げにはどんな種類があるのでしょうか?
ここでは大きく2種類の方法を見ていきましょう。
モール型
楽天市場やAmazonのようなモール型のネットショップに出店する方法は、簡単な立ち上げ方法の1つです。モール型は知名度をいかした集客力に優れていることから、自分で集客をおこなう手間が省けます。
また、すでにできあがっているプラットフォームに出店するだけでネットショップを開業できる点もメリットの1つでしょう。
一方で、モールの規模が大きければ大きいほど、競争相手が多くなる点がデメリットとなります。また、モール内のルールや手数料の支払いなど自由度が制限される点も覚えておきたいポイントです。
ASP(レンタルカート)型
ASPはネットショップの開業に必要な機能を提供してくれるサービスのことを言います。
ASPを使えば、誰でも簡単に自分だけのネットショップを開業でき、自由度の高いビジネスを展開できます。サイトのデザインや機能が多彩な点も魅力的です。
モール型との違いは、集客や流通を自分で行わなければならないこと。この場合は、集客面などのサポートも行うASPサービスを選ぶことがなによりも大切となってくるでしょう。
まとめ
輸入販売での健康食品ECは、個人からでもスタートできるだけでなく、比較的少ないリスクでビジネスを行うことができます。一方で、国内と海外で使用可能な成分が違うといった法律面の知識は必要となりそうです。
また、ネットショップを立ち上げる際も、サービスの種類をしっかりと確認しておくことが大切となるでしょう。
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