サブスクリプションの種類と具体例について
ここ数年、日本でもすっかりお馴染みとなった定額料金サービス「サブスク(サブスクリプション)」。各業界からさまざまなサービスが次々と登場していますが、サブスクサービスはその販売方法によって種類が分かれています。
今回は、サブスクの種類とその具体例についてご紹介。あのサービスはどんな種類に分けられるのか確認し、ビジネスモデルの違いを見ていきましょう。
サブスクとは?
サブスク(サブスクリプション)とは、さまざまなサービスを定額料金で利用できるビジネスモデルを言います。人気の動画配信サービスや音楽配信サービスをはじめ、洋服借り放題や食料品のお届けに至るまで、その内容は実にさまざま。
定額でサービスを利用できるというユーザーのメリットはもちろん、事業者にとっては定期顧客を継続して獲得できるとあって、安定的な売上を見込める点も魅力的なポイントと言えるでしょう。
サブスクサービスの4つの種類とは
サブスクサービスを細かく分類すると、4つの種類に分けることができます。
- 会員制モデル
- レコメンドモデル
- 頒布会モデル
- リアル連動モデル
それぞれのモデルはどんなサービス内容となっているのか、具体例も盛り込みながら見ていきましょう。
1.会員制モデル
サブスクの中で、もっとも一般的な種類が「会員制モデル」です。
会員制モデルは、サービスに会員申し込みを行うことで、定額料金でサービスを利用できる仕組み。「使い放題」サービスなどの多くは、これに当たり、動画見放題のサービスや、音楽聞き放題のサービスなどが定番でしょう。
利用料金がシンプルな上、サービスを使い放題で利用できるという点がポイントで、サブスクビジネスのスタンダードモデルと言えます。
例えば、Netflix(ネットフリックス)は海外ドラマや映画を中心に人気を集める動画サブスクサービスです。月額864円からサービスを利用することができ、オリジナルコンテンツを含めた膨大な数の動画を楽しむことができます。
2.レコメンドモデル
ユーザーの好みや嗜好にあわせて、商品をセレクトし届けてくれるのが「レコメンドモデル」です。会員は専用のカルテやアンケートを入力するだけで、自分にあった最適なファッションやフードを手に入れることができます。
サブスクでは商品の種類が多すぎるため、ユーザーがかえって迷ってしまうことも多いですが、このモデルならこうした悩みを解消できる上、おすすめのサービスをしっかりプッシュすることができます。
レコメンドモデルではsnaq.me(スナックミー)が分かりやすい事例となります。スナックミーは、月額1,980円で小分けにされた8種類のおやつを届けてくれるサブスクサービス。
おやつは独自のアルゴリズムを使った1,000億種類以上の組み合わせからセレクトされ、ユーザーは自分の好みや毎月のレビューを入力するだけで、最適なパターンを自動で選んでくれます。
3.頒布会(はんぷかい)モデル
頒布会とは、毎月サービス提供側がセレクトした商品を定額で届けてくれるサービスを言います。レコメンドモデルとの大きな違いは、サービス側のキュレーターがすべての商品を選んでいること。
例えば、saketakuは毎月プロが選んだ日本酒が届く、頒布会モデルのサブスクサービスです。月額3,980円から利用することができ、全国の日本酒の中から厳選された1本を、ご自宅まで届けてくれます。
ユーザーはどんな商品が届くのか分からなことから、体験的なサービスを自宅に居ながら受けることが可能。これも頒布会モデルの大きな魅力です。
4.リアル連動モデル
サブスクの中でも比較的新しいモデルと呼べるのが、リアル連動モデルです。
従来までサービスを定額で利用することに主眼が置かれていましたが、このモデルでは実店舗との連携を活かしてライフスタイルに密着したサービスを提供しています。例えば、コーヒースタンドの定額利用や、サブスク型のシェアハウスサービスなども人気。
Reduce Go(リデュースゴー)は、提携する飲食店でその日に余った余剰食品を、定額でテイクアウトできるサービスです。ユーザーは月額料金を支払うことで、1日2回まで利用が可能。情報はアプリを通じて提供され、例えば「パスタセット残り1品」といった具合で表示。ユーザーは商品をタップして注文するだけで、お店の料理をテイクアウトして食べることができます。
廃棄ロスが社会問題として注目されていますが、そこにサブスク型の考え方をミックスした点は斬新と言えます。また、実際にユーザーが店舗に商品を受け取りにいくことで、店員とのコミュニケーションや、販促活動に活かせる点も特徴の1つでしょう。
まとめ
今回は、サブスクリプションサービスの種類と、具体例についてご紹介しました。
サブスクサービスには大きく、1)会員制モデル、2)レコメンドモデル、3)頒布会(はんぷかい)モデル、4)リアル連動モデルの4種類が存在します。
一口にサブスクといっても、ビジネスモデルにはこれだけの種類が存在し、それぞれに特徴となる強みがあります。自社でサブスクサービスを導入する場合は、取り扱う商材との相性などを比較しながら、最適なモデルを選んでみましょう。
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