【法人向け】ECサイトの構築サービス5選!
「法人としてECサイトを構築したいけど、どのサービスを選べばいいの?」
「サービスを選ぶときのポイントを教えて」
今回はそんな方に向けて、法人向けのEC構築サービスをご紹介します。選び方のポイントと合わせて解説しますので、サービス選びに悩んでいる事業者の方はぜひ参考にしてください。
法人向けEC構築サービスを選ぶときの3つのポイント
まずは法人向けのEC構築サービスを選ぶときのポイントから整理していきましょう。近年ではさまざまなEC構築サービスが提供されており、個人や小規模でも無料からサイトをオープンできます。
しかし法人でしっかりとECビジネスに取り組むなら、カート機能や販促機能、サポート体制が整った有料サービスを選ぶのが定石です。では実際に法人向けのEC構築サービスを選ぶときのポイントを見ていきましょう。
ポイント1.予算や目的に見合ったサービスを選ぶ
1つ目は、予算や目的に見合ったサービスを選ぶことです。
法人向けのサービスとなると、ある程度サイト構築の費用が大きくなります。できるだけコストを抑えようと低価格のカートを選んでしまいがちですが、結果として販売目標やサイト運営の目的を達成できなければ意味がありません。反対に、よりよいサイトに仕上げようと機能やデザインにこだわり過ぎた結果、毎月の運営コストが負担になってしまう…といったケースもよくある失敗例です。
このように、EC構築サービスを選ぶ際は「予算や目的に見合ったサービスか?」という視点が重要となります。具体的にはROI(投資収益率)のように投資に対してどの程度収益を上げられるか検討しておくと、間違いのないサービス選びに繋がります。
ポイント2.機能や外部連携に優れたサービスを選ぶ
2つ目のポイントとして、機能や外部連携に優れたサービスを選ぶことが挙げられます。
EC構築サービスには定期購入や決済サービス、外部サービスとの連携など各サービスで特色や連携の有無に違いがあります。例えば定期購入を事業の軸に据えたいなら、定期購入に強いカートを選ぶとよいでしょう。
また、決済や顧客管理に外部サービスを利用している場合は、構築サービスとの連携が可能か把握しておくのがおすすめです。連携機能がないと別途カスタマイズ費用が発生したり、外部サービス自体を変更したりする必要があります。可能な限り工数やコストを抑える意味でも、外部連携の有無はしっかり確認しておきましょう。
ポイント3.販促や集客につながる機能が用意されたサービスを選ぶ
法人でのEC運営となると販促や集客が欠かせません。そのため、構築サービスを選ぶときも、販促や集客に関する機能があらかじめ備わっているサービスを選ぶようにしましょう。例えばステップメール機能やLP一体型の入力フォーム、顧客分析機能などが用意されているとEC運営をスムーズに進めることができます。
法人向けのEC構築サービス【低・中価格帯】
ここからは、法人向けのEC構築サービスを価格帯別にご紹介します。まずは低・中価格帯の人気サービスから見ていきましょう。
1.リピスト
リピストは株式会社PRECSが提供するEC構築サービスです。
リピート通販や定期通販に強いカートを提供しており、CVに直結する機能を用意することでサイトの収益を高めることができます。また月額14,800円~(初期費用29,800円~)とリーズナブルな価格も魅力。サイトの規模や受注件数に応じて上位プランへの変更が可能なので、サイトの成長に合わせて費用対効果を最大限に高めるプランを選ぶことができます。
2.Make Shop
Make ShopはGMOが提供するEC構築サービスです。コストパフォーマンスに優れたサービスが特徴で、費用を抑えつつ本格的なECサイトを構築したい事業者から人気を集めています。サービスや機能は使いやすさにも長けており、法人向けのEC構築サービスの代表格です。
3.Shopify
Shopifyは世界175ヵ国で利用されているASP型のEC構築サービスです。自社サーバーを置かずにクラウド上でサービスを利用するため、費用を抑えつつ質の高いサイトを構築できます。また機能はアプリで手軽に追加できるため拡張性が高い点もサービスの強みでしょう。海外を拠点にし世界中に幅広いネットワークを築いているため、越境ECにも難なく対応できます。
法人向けのEC構築サービス【高価格帯】
続いて高価格帯の構築サービスを見ていきましょう。
4.ebisumart
ebisumartはクラウド型のEC構築サービスです。クラウド型の強みはセキュリティや機能のアップデートが頻繁に実行できる点ですが、ebisumartは週に1度の無料アップデートをはじめ、年間252回のアップデートでサービスを最新の状態に保ってくれます。
料金プランは3種類用意されており、サイトのアクセスによって変動する従量課金プラン。毎月固定料金で利用できる定額料金プラン。サイトの売上に応じて費用が変動するレベニューシェアプランの3つです。自社の運営や予算に合わせて最適な料金プランを選ぶことで、運営コストを抑えることができます。
5.ecbeing
ecbeingは大規模ECにも対応した構築サービスです。BtoCやBtoB、スモールスタートなど自社の目的に合わせたサービスを複数提供。EC運営に必要な機能を豊富に搭載することで収益性を高めることができます。またセキュリティ対策やサポート体制が整っており、ECの構築だけでなく運営面に関しても手厚いサービスが整っています。
フルスクラッチ
法人向けにECサイトを構築するなら、フルスクラッチでのサイト制作も方法の一つでしょう。フルスクラッチとは、ECサイトをまったくのゼロから構築する方法で、サイトのデザインや機能などを完全オーダーメイドで制作できます。
カスタマイズ性が高くその都度機能の追加やバージョンアップを図ることができるため、自由度が高く独自性の強いサイトを構築できます。一方で構築にかかる費用はもっとも高額で、大規模法人向けの手法といえるでしょう。
まとめ
今回はECを構築したい法人向けに、EC構築サービスの選び方と人気サービスをご紹介しました。ECは参入するハードルが年々低くなっている一方で、競合が増え市場の競争が激しくなっています。とくに法人はコロナ禍以降、新たな事業を模索する企業が次々と参入し、以前にもまして競争が激化しました。
競争が激しくなればなるほど、サイトの機能性や利便性、販促や集客に優れたカートシステム選びが重要となってきます。本記事ではカート選びのポイントとして、
- 予算や目的に見合ったサービスを選ぶ
- 機能や外部連携に優れたサービスを選ぶ
- 販促や集客につながる機能が用意されたサービスを選ぶ
の3つのご紹介しましたが、これに加えてサービス会社との相性も重要なポイントです。コミュニケーションが円滑に取れるかや、自社の意図をしっかり汲み取ってくれるかなど、サービス以外の「人」の相性はEC運営を成功させる鍵といえます。ECの構築サービス選びは、苦楽を共にするビジネスパートナーを探すつもりで、じっくりと検討をおこないましょう。
EC通販に精通したプロがお答えいたします。