ECサイトを乗り換え・引っ越しを失敗しないためのポイント - リピスト | EC/D2Cサイト構築システム

ECサイトを乗り換え・引っ越しを失敗しないためのポイント

事業規模の変化やユーザーからのニーズに対応するため、ECサイトの乗り換えや引っ越しを検討する方も多いのではないでしょうか。

ECサイトの乗り換え時は、事前に失敗しないためのポイントを押さえておく必要があります。今回は、サイトの乗り換えや引っ越しを失敗しないための5つのポイントについて解説します。

ECサイトの乗り換え・引っ越しで押さえておきたい5つのポイント

ポイント

ECサイトは事業規模の成長やユーザーからのニーズの変化に合わせて、アップデートやリニューアルが必要です。大幅にデザインや機能を変更する際は、サイトの乗り換えや引っ越しを検討するのも選択肢の一つです。

本記事では乗り換え時のポイントをご紹介しますが、前提としてなぜサイトの乗り換えや引っ越しが必要なのか目的を明確にしておきましょう。ECサイトの乗り換えは手間やコストがかかるため、頻繁に実施することができません。ユーザー目線からしても、乗り換えの度にサイトの仕様が変化すると、ストレスやユーザビリティの低下を招く恐れがあります。

サイトの乗り換えや引っ越しを検討する際は、「新たな機能を追加したい」「集客力の高いサービスへ移行したい」「現在の課題を解決したい」といった目的をはっきりさせてから、具体的なアクションを起こしましょう。

では前提条件を踏まえて、ECサイトの乗り換え・引っ越しで押さえておきたいポイントをご紹介します。

1.予算やスケジュールを決めておく

1つ目は予算やスケジュールを決めておくこと。

ECサイトの乗り換えは思っている以上に手間のかかる作業です。新規でサイトを開設するときと違い、デザインや機能に加え既存の顧客データや商品データを移設する作業が発生します。そのため、予算やスケジュールは余裕をもって計画を立てておくようにしましょう。

費用やスケジュールの見積りを誤った結果、新しいサイトで不具合が続出しては本末転倒です。自社での判断が難しい場合は、外部サービスに見積りを依頼するなどして、無理のない計画を立てておきましょう。

2.掲げた目的を達成できるカートシステムを選ぶ

次に乗り換え先のカートシステムを選びましょう。

注意したいのが、最初に掲げた「乗り換えの目的」を達成できるサービスを選ぶこと。機能や集客、課題解決などECサイトの乗り換えで達成したい目的を満たしているサービスを選ぶようにします。旧サイトでユーザーからのニーズが高い機能が、新サイトでも実装できるかといった点も確認事項です。

またカートシステム側の担当者との相性も重要な項目です。ECサイトの乗り換えでは自分達の目的や希望をしっかり汲み取ってくれるサービス会社が欠かせません。メールへのレスポンスや打ち合わせでの対応など基本的な部分を含め、しっかりと信頼関係が築ける“パートナー”を選ぶようにしましょう。

3.データ移行時はフォーマットの統一や移行範囲に留意する

ECサイトの乗り換えで発生しがちな失敗として、データ移行が挙げられます。顧客データや商品データの移行に漏れがあると、乗り換え後のトラブルに繋がりかねません。また会員ポイントデータの引継ぎがスムーズに進められるのかも、確認しておきたい部分です。

とはいえ、移行作業は単純にデータをエクスポートして移設するといった単純なものではありません。例えば、旧サイトと新サイトのサービスでデータ登録のフォーマットが違えば、両者に齟齬がないようにフォーマットを統一する作業が発生します。

顧客データや商品データが膨大な場合はかなりの工数を要するため、移行範囲を必要な部分だけに限定するなどして作業負担を減らしていきましょう。外部サービスにお願いする場合は、どのデータが不可欠かしっかりコミュニケーションを取っておくのも大切なポイントです。

4.SEOの対策をしっかり行っておく

ECサイトを乗り換える際に忘れてはならないのが、SEOの対策です。

乗り換えの際にきちんと対策を講じておかないと、これまで旧サイトで蓄積してきたドメインパワーを引き継ぐことができません。またゼロから評価を上げていく必要があり、集客に大きなダメージを受けてしまいます。

具体的には旧サイトから新サイトへのリダイレクト設定は必ず行っておきましょう。この際に301リダイレクトではなく、302リダイレクトにしてしまうと、Googleが「一時的なリダイレクト」と判断してしまい、旧サイトまでインデックス(登録)されてしまいます。つまり、新サイトと旧サイトが二重に登録されてしまう訳です。301であれば「恒久的なリダイレクト」と認識され、旧サイトは存在しないものとして評価するため、二重に登録される心配がありません。

また、サイトを乗り換えた直後はGoogleのサーチコンソールからインデックス登録のリクエストをしておくと、インデックスを催促することができます。

5.ユーザーへの告知を行っておく

最後にECサイトの乗り換えを実施する際は、ユーザーへの告知を行っておきましょう

どうしても乗り換え直後は機能や仕様が変更されるため、ユーザビリティが下がってしまいます。これはユーザーにとってはストレスとなり、最悪の場合ブランドから離れてしまう原因になりかねません。

こうしたリスクを少しでも回避するために、あらかじめリニューアルやサイト移行のお知らせを告知しておきましょう。万が一トラブルが発生し、移行作業によりサイトの公開が中断された場合を想定して、公式SNSへ登録を促し、最新の情報を収集できるように呼びかけておくといった方法も効果的でしょう。

まとめ

今回はECサイトの乗り換えや引っ越しを失敗しないためのポイントをご紹介しました。

ECサイトは事業規模の拡大や新機能追加のため、乗り換えや引っ越しといったサイト移行が必要な場合があります。サイト移行はコストや労力がかかるため、まずは目的を明確にし、「なぜサイトを移行するのか」「移行後のゴールはどこか」をはっきりさせてから取り組んでいきましょう。

またサイト移行はある程度時間が必要なため、繁忙期などを避けつつ余裕を持って作業ができるよう計画立てて進めていきましょう。

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