独自ドメインとは?基本をしっかりおさえよう
最近、「.tokyo」ドメインの広告をよく目にするようになりました。
.tokyoは2014年から運用が始まった新しいトップレベルドメイン(TLD)なのですが、そもそもこの「ドメイン」とは何なのでしょうか?
今回は、ドメインの基本的説明から、独自ドメインについてもまとめてみました
そもそもドメインとは?
ドメインの説明として、「インターネット上の住所」というたとえが使われますが、「インターネット上の住所に付けられた名前」と言った方がわかりやすいかもしれません。
インターネット上にあるすべてのコンピュータにはIPアドレスという、数字だけでできた住所が割り当てられています。このページで言えば、IPアドレスは202.232.69.21です。
しかし数字の羅列では覚えづらいですし、何のサイトかもよくわかりません。
そこで、IPアドレスに対して文字列で名前を付けられるようになりました。これがドメインです。
このページで言えば、アドレスのprecs.jpの部分がドメインです。
また、ドメインの.jpの部分をトップレベルドメイン(TLD)、precsの部分をセカンドレベルドメイン(SLD)と呼びます。
上述の.tokyoは、TLDにこれまでの.jpや.comなどの他に.tokyoも使えるようになったということですね。
ドメインの費用
ドメインを取得するためには、レジストラ(ドメイン登録業者)に依頼をします。
日本ではお名前.comなどが有名です。
取得の費用は年間で数百円~数千円で、.jpのTDLはやや高くなります。
独自ドメインのメリットは?
取得するにもお金がかかる独自ドメインですが、独自ドメインを取得するメリットとは何なのでしょうか?
メリット1:アドレスが短いので覚えやすい
独自ドメインの最大の特徴は、アドレスが短いということです。
プロバイダのサーバースペースをレンタルして、無料でドメインを取得することもできますが、複数のユーザーが使用するためアドレスが長くなりがちです。
たとえば、ブログサービスなどはすべてのブログが同じドメインで、ドメイン以降のアドレスでページ分かれているため、アドレスが非常に長くなってしまいます。
一方、独自ドメインの場合は、TLDとSLDだけを覚えていればサイトにたどり着けるので、忘れられづらいです。
メリット2:プロバイダが変わってもアドレスが変わらない
プロバイダが提供するサーバースペースでのサイト運営はお金がかかりません。
しかし、プロバイダを変えてしまうと、アドレスも変わってしまいます。
アドレスを変更したことを、いちいちユーザーに知らせるのは面倒ですよね
独自ドメインを取得すれば、そのような心配をする必要はありません。プロバイダーを変えても、サイトのアドレスはそのままです
メリット3:ユーザーに安心感を与えられる
商品やサービスを販売するECサイトがプロバイダのレンタルドメインだと、ユーザーの不安を煽ってしまいます。
独自ドメインを取得することにより、きちんとした組織であるという安心感をユーザーに与えることができます。
特別なドメイン「co.jp」
「co.jp」というドメインを目にしたことがあると思います。
身近なところではYahoo!JAPANのyahoo.co.jpなどでしょうか。
この.co.jpというドメインは実は特別なドメインで、日本国内に登記がある企業しか取得できません。また、1つの組織につき1つしか登録できません。
そのため信頼度が高く、上述のメリット3をより強くアピールできます。
今回は、ドメインと独自ドメインについて簡単に説明しました。ドメインや独自ドメインについての理解が少しは深まったでしょうか?独自ドメインには多くのメリットがあり、特に自社ECサイトを運営する場合には、独自ドメインの取得は必須ですね。