ECサイトの要件定義ってどうすればいいの?
ECサイトを作成するために大切なのが「要件定義」です。
要件定義とは、ECサイトに必要な要素や機能の内容を明確にする作業のことを言います。
要件定義を行うことで制作依頼者側の要求をサイト制作者側に正確に伝え、認識に相違が生まれないようにします。
ECサイトの要件定義は一般的にサイト制作者側と一緒に行います。ただ、依頼者側も要件定義で何を明確にすべきか事前に把握して準備しておくことで、機能などの漏れなく、よりスムーズにECサイトの制作を進めることが出来ます。
ECサイトの要件定義で大切な5つのポイント
今回は要件定義のポイントを5つご紹介します。
下記の5つを明確にしておくことで、現状の課題や要求内容を漏れなくサイト制作者側に伝えることができるでしょう。
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・制作の背景や目的
・サイト要件
・システム要件
・スケジュール
・予算
では、それぞれの項目についてもう少し詳しく確認していきましょう。
制作の背景や目的
要件定義でまず確認しておきたいのが、作成するECサイトの背景や目的です。
自分たちがどんなECサイトを制作して欲しいのか、その前提条件が伝わっていなければ、制作会社側とミスマッチが起きてしまいます。
サイトリニューアルを考えているのであれば、現行サイトの現状や課題、リニューアルに至った背景を伝えられるようにしておきましょう。
初めてのECサイト制作であれば、どんな商材をどんなターゲットに売っていきたいかを明確にしておきます。
具体的な売上目標やアクセス数まで考えておけるとなお良いです。そのためには、事前に市場調査などを行い、設定する目標に根拠が伴っていなければなりません。
また、目標をいつまでにどうやって達成するのかといった具体策まで検討しておくようにしましょう。
サイト要件
サイトの構成や対応するデバイスやOSを定義します。
制作するECサイトにはどんなページが必要になるか事前にイメージしておきましょう。
どんなデバイスやOSに対応すればいいか分からない場合は、制作会社と一緒に考えていきましょう。
システム要件
ECサイトに実装する機能やインフラ面でのシステム要件を定義します。
専門的な内容が多いため制作者側にリード・提案してもらう形で問題ないですが、もし、「定期購入機能が欲しい」「複数の決済システムを用意したい」のような、具体的な要望があれば制作会社側に伝えておきましょう。
スケジュール
制作スケジュールも要件定義のポイントです。
サイトの規模にもよりますが、ECサイトの構築には短くても3~4か月を要します。具体的な制作スケジュールを確認しておかないと、納期が間に合わなかった…といったトラブルになりかねません。
要件定義の段階で、しっかりとスケジュールを確認して、両者にとって余裕を持ったスケジューリングを行いましょう。
予算
要件定義のポイントには、予算も含まれます。
ECサイトを制作する際の予算が分からなければ、制作会社側も動きようがありません。制作にどれくらい予算を用意しているのか、しっかりと伝えておきましょう。
また、予算はサイト完成後の運営費も計算しておきます。運営費まで計画されていれば、相手側との制作に関するコミュニケーションも円滑に行えるでしょう。
まとめ
今回は、ECサイトを開設する際の要件定義について5つのポイントをご紹介しました。
制作会社側と正確にビジョンが共有できていれば、質の高いサイト作りに繋がります。ご紹介したポイントを押さえながら、満足のいくECサイト完成を目指していきましょう。
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