ECサイトで後払い決済を導入するメリットは?
ECサイトの決済方法として近年注目を集めているのが「後払い決済」です。
後払い決済は、商品を受け取った後に代金を支払う決済方法ですが、なぜ多くの事業者が後払い決済の導入を進めているのでしょうか?
今回は、ECサイトで後払い決済を導入するメリットについてご紹介します。
後払い決済とは?
後払い決済とは、ECサイトを利用した際、商品を受け取った後に代金を支払う仕組みです。支払いはコンビニや銀行振り込みで行うのが一般的。大手ECのZOZOTOWNが提供する「ツケ払い」などが有名です。
ECサイトで後払い決済を導入する5つのメリット
それでは、ECサイトが後払い決済を導入するメリットはどこにあるのでしょうか?
1.ユーザーのニーズが高い
1つ目のメリットは、ユーザーの後払い決済へのニーズが高いということ。後払い決済を利用するユーザーは、次のようなニーズを持っています。
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・クレジットカードを使いたくない(持っていない)
・商品を受け取ってから代金を支払いたい
・ライフスタイルやシーンにあわせて多様な決済方法が欲しい
ECサイトの決済では、クレジットカードが主流ですが、情報漏えいや使い過ぎを防ぐために「クレジットを使いたくない」というユーザーも多い傾向にあります。
学生や主婦などでクレジットカードを持っていないユーザーは、現金での支払いが必須でしょう。こうしたユーザーは、クレジットカードを使わずに決済を行える後払い決済へのニーズが高いと言えます。
また、実際に商品を受け取ってから代金を支払える後払い決済では、ECサイトを利用する際の安心感を得ることにも繋がります。加えて、ライフスタイルやシーンにあわせて、決済方法にも多様な選択肢を持ちたいというユーザーのニーズも満たすことができるでしょう。
2.顧客満足度が高まりサイトに付加価値が生まれる
ユーザーにとってニーズの高い後払い決済を導入すれば、それだけECサイトに対しての満足度も高まります。例えば、価格面で勝負を仕掛けても、大手のECサイトにはなかなか太刀打ちできません。
そこで規模の小さいECサイトは「このサイトで購入したい」という付加価値を提供する必要があります。
後払い決済というユーザーのニーズに応えることで顧客満足度が高まれば、自社サイトに付加価値が生まれていくでしょう。
3.運用面での負担が軽減する
後払い決済を導入するメリットとして、運用面での負担が軽減する点があげられます。
ECサイトでは商品を販売後に、請求書の発行や送付、支払い催促といった付随する業務が発生します。スタッフの数が整っている企業なら大丈夫ですが、規模の小さい企業にとっては大きな負担となってしまうでしょう。
その点、後払い決済を導入すれば、決済に関わる業務は決済代行会社が全て行ってくれます。過度な運営面での負担が軽減するだけでなく、事業の生産性向上も期待できるでしょう。
4.未払いリスクを回避できる
ECサイトの事業者にとって、後払い決済で怖いのが「未払い」のリスクです。未払いが発生すれば、売上の面で大きなダメージを受けることになります。
この部分でも後払い決済なら、代金の支払いは決算代行会社から行われるため、未払いのリスクを回避することができます。サイト事業者にとっては大きなメリットと言えるでしょう。
5.即時配送を行える
後払い決済の導入で、商品の即時発送を行える点もメリットの1つです。
小規模のECサイトでは、在庫を確保するスペースが限られています。そのため購入された商品はできるだけ早く発送したいもの。これまでの決済方法では、入金の確認が取れるまでは商品の配送が行えませんでしたが、後払い決済なら購入があった時点ですぐに商品を発送できます。
在庫を大量に抱える心配がないため、余分なスペースを確保する必要も少なくなるでしょう。
まとめ
今回は後払い決済をECサイトが導入するメリットについてご紹介しました。
後払い決済の導入は、事業者へのメリットはもちろんですが、ユーザーにとってもメリットの大きい仕組みと言えます。これからのECサイトは、ユーザーに対して価格や品質だけでなく、「このサイトだから購入する」「このサイトで購入したい」という付加価値を与えていかなければなりません。
ユーザーにとってメリットの多い後払い決済の導入は、サイトの付加価値を高める意味でも大きな一手となるでしょう。
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