Googleアナリティクス講座:訪問してくるユーザーのタイプを知ろう
googleアナリティクスではユーザーのタイプを、新規ユーザーとリピーターに分類します。今回は新規とリピーターの違いや、注目すべきポイントについてみていきましょう。
新規ユーザーとリピーターの定義を確認
新規ユーザーとリピーターという言葉はしばしば耳にしますが、googleアナリティクス内ではそれぞれのユーザーについて、きちんとした定義が決まっています。
1.新規ユーザー
googleアナリティクスでは、新規ユーザーは次のように定義されています。
・過去2年間以内にサイトを訪問したことがないユーザー
サイトを初めて訪れたユーザー、もしくは2年間サイトを訪問していなかったユーザーが、新規ユーザーとして分類されます。
2.リピーター
新規ユーザーに対して、リピーターは次のように定義されています。
・過去2年間以内にサイトを訪問したことがあるユーザー
新規ユーザーも、2回目以降からリピーターとしてカウントされることを覚えておきましょう。
アナリティクスで新規とリピーターを確認する
それでは、実際にgoogleアナリティクスを使って、新規とリピーターの動向を確認してみましょう。
アナリティクス内での呼び方を覚える
まず「ユーザー」→「行動」→「新規とリピーター」の順で操作します。
表示された表のユーザータイプという欄には、「New Visitor」と「Returning Visitor」という項目が表示されます。
この2つが新規ユーザーとリピーターの部分となり、それぞれ
New Visitor = 新規ユーザー
Returning Visitor = リピーター
となります。
New VisitorとReturning Visitorはgoogleアナリティスク内での新規ユーザーとリピーターの呼び方なので、この機会に覚えておくとよいでしょう。
新規とリピーターの活用方法は?
新規ユーザーとリピーターのページにはセッションや直帰率が表示され、自社サイトに対するユーザーの印象を予測する際に役立てることができます。
いくつか例をあげてみていきましょう。
例(1):新規ユーザーの直帰率が高い
直帰とは、1回の訪問(セッション)で1ページしか閲覧しなかったユーザーの割合を指します。新規ユーザーの直帰率が高いということは、
・サイトの魅力が乏しい
・サイトのデザインや作りが見づらい
・次のページへの導線がない、もしくはわかりづらい
といった原因が考えられるでしょう。
例(2):リピーターに比べ新規のコンバージョンが低い
ECサイトでのコンバージョンの例としては、商品の購入があげられます。リピーターのCVR(コンバージョンレート)が高く、新規のCVRが低いということは、
・購入ページの入力フォームが使いづらい
・商品の魅力が十分に伝わっていない
・サイトへの信頼性が低い
などの要因も考えられます。
アナリティスクの情報から改善策を検討する
例(1)の場合であれば、
・新規ユーザーでも見やすいように、サイトのデザインを変更してみる
・各ページへ誘導するためのメニューを追加する
といった対策が考えられます。
例(2)の場合は、
・購入ページの入力フォームを分かりやすくする
・創業年数や受賞歴、売上数などの客観的データを掲載する
といった案が考えられるでしょう。
このように、googleアナリティクスから得られる新規ユーザーとリピーターの情報は、自社サイトの改善策を検討するうえでの重要な材料となります。特に、新規ユーザーとリピーターの数値におおきな開きがある場合は、その部分について検討する価値がありそうです。
ユーザーの動向からサイトの改善へつなげる
googleアナリティスクの目的は、集計したデータを元に、自社サイトをより良いものへと改善することにあります。ユーザーの動向をしっかり見極めながら、より効果の高い改善策を投入していきましょう。
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