Googleアナリティクス講座:訪問ユーザーの年齢の傾向を見てみよう
googleアナリティクスの「ユーザー属性」では、ユーザーの年齢を確認できます。今回は、アナリティクスでの年齢の確認方法や、データの活用方法についてみていきましょう。
訪問ユーザーの年齢を確認しよう!
さっそくgoogleアナリティクスを使って、訪問ユーザーの年齢を確認してみましょう。
「ユーザー」→「ユーザー属性」→「年齢」の順に操作。
表示されたレポート(上記画像)には、ユーザーの年齢層ごとにセッション数や直帰率、コンバージョン率などが一覧で見ることができます。
レポート上部には選択した指標ごとに、年齢層が帯グラフで表示され、週単位や月単位での確認ができます。新たなコンテンツを投下したタイミングや、サイトデザインの変更をおこなった前後などで、データを比較してみるとよいでしょう。
ユーザー属性を表示するにはレポート機能をオン
年齢などのユーザー属性をgoogleアナリティクスで集計するには、あらかじめ広告のレポート機能をオンにしておかなければなりません。
「管理」→「ユーザー管理」→「トラッキング情報」→「データ収集」から、広告のレポート機能をオンにしておきましょう。
ユーザー属性を使ってサイトを改善しよう
アナリティクスから得られたユーザー属性をサイトの改善に活用するには、商品やサイトのデザインを、より俯瞰して見ることが大切です。具体例をあげてみていきましょう。
サイトを俯瞰視して改善策を考える
例えば、次のような場合を考えてみましょう。
『当初は20代の女性をターゲットにしていたが、実際は30代女性の訪問が多い』
おなじ女性であっても、20代と30代ではサイトのデザインや、記事テイストの好みが変わってきます。そこで、次のような具体策が考えられます。
→30代向けのやや落ち着いたデザインも採用してみる。
→30代の女性に響きそうなキーワードを盛り込むようにする。
→ターゲットの年齢層を意識した記事を追加してみる。
このように、ユーザー属性を活用した改善策では、サイトの全体像をイメージ(=俯瞰)しながら改善策を考えることが重要です。ユーザーの動向を客観的に分析しながら、想定した状況と現在のギャップを見つけ、柔軟なアプローチを意識してみましょう。
全体像をイメージして改善策を投下しよう
googleアナリティクスから得られる年齢や性別といったユーザー属性は、訪問ユーザーの全体像をイメージできる点に優れています。こうした特徴をいかすためにも、サイト全体を俯瞰的にとらえた施策を投下することがポイントとなります。
アナリティクスから得られたユーザー属性を有効に活用しながら、よりよい改善策を考えてみましょう。