Googleアナリティクス講座:曜日別・時間別にアクセスを解析してみよう
googleアナリティクスでは曜日・時間別のアクセスを解析することができます。今回のアナリティクス講座では、曜日・時間別のアクセス解析の重要性や、データの活用方法についてみていきましょう。
「いつ」アクセスされたか解析するのは重要なポイント
googleアナリティクスでおこなえる曜日別や時間別のアクセス解析。アクセス解析を使って「いつ」アクセスされたかを知ることは、サイトの改善を考えるうえで重要なポイントとなります。
戦略やリスク管理に役立てる
具体例をあげながら、アクセス解析が生かされる場面をみていきましょう。
・SNSなどと連携してコンテンツを提供している
あらかじめターゲット層のアクセスが多い曜日・時間別の情報を解析しておけば、ユーザーの目に留まりやすいタイミングでコンテンツを追加することができます。
・サイトの更新時にバグの発生が考えられる
サイトの更新時にバグの発生が予想される場面では、曜日や時間別にアクセスの少ないタイミングを把握しておくことが重要です。万が一バグが発生した場合でも、混乱を最小限に抑えることができるでしょう。
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曜日・時間別のアクセス解析は、
・マーケティング戦略の一環(SNSの拡散を狙う)
・リスク管理(バグ発生時の混乱を回避)
といった理由から重要な役割を担っています。
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曜日・時間別の解析からユーザー像を探る
googleアナリティクスで解析できる曜日や時間別のアクセス情報は、ユーザー属性(年齢・性別)や地域などと組み合わせることで、ユーザー像を鮮明にすることができます。
複数の情報からユーザー像を絞り込む
例えば、
・平日の通勤時間帯にmobileからのアクセスが多い
・ユーザー属性は20代~30代の男性
・土曜日の朝のアクセスが少ない
といった情報が集まったとします。こうした情報から、ユーザー像を考えてみましょう。
→通勤時にサイトにアクセスするサラリーマン?
→バスや電車の中からアクセスしている?
→土曜日の朝は寝ている人が多い?(疲れている人が多い?)
こういったユーザー像が絞り込めれば、それにあわせてサイトの改善や新しい施策を検討することが可能です。
※細かいユーザー層を見るには、あらかじめ広告レポート機能オンにしておきましょう。
「管理」→「トラッキング情報」→「データ収集」で設定できます。
アクセスと狙っているターゲットのギャップに注目
ユーザー像の絞り込みができれば、実際にターゲットとしているユーザー層とのギャップを確認することができます。また、予想していなかったユーザーの発見にもつながるでしょう。
こうした情報を踏まえながらサイトの設計やコンテンツの追加・修正をおこなうことで、ユーザーに対して効果的なアプローチすることができます。
時間別・曜日別の情報を確認してみよう
では、googleアナリティクスを使って、実際に時間別・曜日別の情報を確認してみましょう。
時間別アクセスの確認方法
「ユーザー」→「概要」から「ユーザーサマリー」を開きます。
画面が表示されたら、右上にある「時間別」ボタンをクリックしましょう。
このままでは時間別の詳細が把握しづらいので、期間を変更します。画面右上の日付ボタンから、期間を1日に変更しましょう。こうすることで、時間別のアクセスをより分かりやすく確認することができます。
曜日別アクセスの確認方法
曜日別のアクセスを確認する場合は、「ユーザーサマリー」右上のボタンから、1週間の期間を選択しましょう。1週間のみの情報であれば、この操作で見ることができます。
また、複数の週にまたがった曜日の分析は、「カスタムレポート」を作成することで集計することができます。
※カスタムレポートの作成方法は別記事で詳しくご紹介します。
googleアナリティクスで鮮明なユーザー像を掴む
曜日別や時間別のアクセス解析は、ユーザー像を絞り込むうえでとても便利な機能です。ユーザーが「いつ」アクセスするかを絞り込むことで、より効果的なアプローチにつなげることができます。
また、ユーザー属性のデータと組み合わせて解析できる点も、googleアナリティクスの強みと呼べます。複数の情報を使いながら、より鮮明なユーザー像を掴んでみましょう。