Googleアナリティクス講座：サイト解析の際に注目したい5つの指標

更新日時：2017/11/02

今回のgoogleアナリティクス講座では、サイト解析に役立つ5つの指標をご紹介。サイト解析のポイントとなる指標なので、アナリティクス初心者の方は、それぞれがどんな数値なのかしっかりと理解しておくようにしましょう。

1．セッション数

サイト解析に欠かせない指標として、まずご紹介するのが、「セッション数」です。

セッションは、サイトにどれほどアクセスがあったかを確認するための指標で訪問数とも呼ばれます。googleアナリティクスでは、訪問者が何ページ見ても1セッションとしてカウントします。

セッション数を使った代表的な分析には、チャネル別の分析があげられます。「集客」→「すべてのトラフィック」→「チャネル」の順で、チャネル別のレポートを表示してみましょう。

現在のチャネルごとのセッション数はもちろん、過去のセッション数と比較することで、どのチャネルの伸び率が高いか確認することができます。また、新たな施策やコンテンツの追加をおこなったあとに、セッション数をしっかりと追跡していれば、ユーザーの反応や修正ポイントをうかがい知ることができるでしょう。

サイト解析に役立つ指標として次にご紹介するのが、「直帰率」です。

直帰率とは、1回のセッションで1ページしか閲覧せずにサイトを離脱した割合を表す指標です。ページごとの直帰率は、googleアナリティクスのレポートから、「行動」→「サイトコンテンツ」→「すべてのページ」で確認できます。

直帰率の高いページの例として、

・ユーザーの期待するページではなかった
・ページのデザインが見づらかった
・見たいコンテンツへの導線がファーストビューになかった

など、複数の原因が考えられます。直帰率の高いページが見つかったら、さまざまな角度から検証を進め、改善の必要がないか検討してみましょう。

※ページの種類によっては、直帰率が高いのが当然ともいえるページもあるので、比較する際はそれぞれがどのようなページかを理解して比較するようにしましょう。特にLPで、購入以外の導線をなくしている場合の直帰率は高くなります。

サイトに訪れた人のうち、コンバージョンに至った割合を表す指標として用いられるのが、「CVR（コンバージョン率）」です。

コンバージョンは、自社のサイトの目的や特徴にあわせて、自分で設定をおこないます。そのため、「どのポイントに目標を設定するか」が非常に重要。

サイトの目的に応じた適切なコンバージョンポイントを設定して、サイト改善を効率的に進めていきましょう。

サイトの回遊率を解析したい場合に役立つ指標が「ページ／セッション」です。ページ／セッションは、1回のセッションのあいだに、いくつのページを見たかを確認するために用いられます。

直帰率が高いと、ページ／セッションの値は低くなります。

しかし、ページ／セッションが高いからといって、一概にサイトが魅力的であるとは判断できません。次のページや商品購入へのリンクが見つからず、サイト内で迷っていることも考えられます。

ページ／セッションを確認する場合は以上のことを念頭に置いて、理想とする回遊率はどれくらいか意識しながら、サイト改善をおこなっていくことが重要です。

「セッション時間」はサイトでの滞在時間を解析するうえで役立つ指標です。

平均セッション時間があまりに短いページがある場合は、ページの改善を検討してみましょう。コンテンツやデザインに、改良の余地が残されているかもしれません。

注意したいのが、直帰のセッションです。直帰したセッションは、どれだけ長く滞在していても0秒として計測されます。そのため、直帰率が高いページは必然的に平均セッション時間が短くなる傾向が。異様に数値が小さくても、慌てずに受け止めて改善ポイントを見極めましょう。

今回ご紹介した5つの指標は、どれもサイト解析をおこなう際にとても役立つ指標です。googleアナリティクスに慣れてきた方でも、指標の意味を誤解していると改善ポイントを見過ごしてしまうことにもなりかねません。

それぞれの指標が何を意味しているかを正確に把握して、効率的なサイト改善ができるようにしていきましょう

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