ECサイトで構造化マークアップを行うメリットとは? - リピスト | EC/D2Cサイト構築システム

ECサイトで構造化マークアップを行うメリットとは?

ECサイトで構造化マークアップを行うメリットとは?

構造化マークアップとは、htmlの記述内で検索エンジンに対してより正確な情報を伝えるための手法をいいます。

近年、ECサイトでも構造化マークアップへの注目度が高まっていますが、具体的にどのようなメリットがあるのでしょうか?

そこで今回は、構造化マークアップの解説や、ECサイトでマークアップを行うメリットについて紹介します。

構造化マークアップとは?

develop a program

構造化マークアップとは、検索エンジンに対してより解釈しやすい記述を行うことで、正確な情報を伝える手法をいいます。

GoogleやYahoo!といった検索エンジンでは、クローラーがサイトの記述を収集・解析し、内容を理解します。しかし、人間には理解できる記述内容でも、クローラーには難解な情報も多く、正確にサイトの内容を理解してもらうにはより分かりやすい記述が必要です。

構造化マークアップでは、あらかじめルール化された方法を使ってhtmlを記述することで、検索エンジンにより深く情報を理解してもらうことが可能。マークアップは日本語で「意味付け」と訳すことができますが、サイトの構造や情報に意味付けを行い、正確な情報を伝えることが構造化マークアップの目的です。

構造化マークアップの事例

では、ECサイトでの商品紹介を例に、構造化マークアップの例を見てみましょう。

▼構造化マークアップ前

  1. <article>
  2. <span>商品名</span>
  3. <img src="商品画像" />
  4. <span>商品価格</span>
  5. <div>商品説明</div>
  6. </article>

▼構造化マークアップ後

  1. <article itemscope itemtype="http://data-vocabulary.org/Product">
  2. <span itemprop="name">商品名</span>
  3. <img itemprop="image" src="商品画像" />
  4. <span itemprop="price">商品価格</span>
  5. <div itemprop="description">商品説明</div>
  6. </article>

上記は、構造化マークアップを行う前と、行った後の記述内容です。マークアップ後の記述では、赤字の部分が新たに追加されていることが分かります。

例えば、商品名の部分にはitemprop=”name”という記述が追加されていますが、これは商品名を意味付けするための記述で、検索エンジンに対して「この部分は商品名ですよ」と分かりやすく伝えることができます。

同様に、商品画像にはitemprop=”image”、商品価格にはitemprop=”price”といった具合にそれぞれの情報に対応する記述を採用することで、クローラーがすぐに情報を理解できるよう工夫されています。

ECサイトで構造化マークアップを行う3つのメリット

ここまで構造化マークアップについて解説してきましたが、ECサイトでマークアップを行うメリットはどこにあるのでしょうか?

メリット1.検索エンジンでの視認性が高まる

1つ目は、検索エンジンでの視認性が高まるということ。

構造化マークアップを行うと、クローラーが正確な情報を収集できるため、検索エンジンの表示が変化します。より見やすく分かりやすい表示が可能となり、検索結果の視認性を高めることができるでしょう。

nike search results

具体的には、「リッチスニペット」を表示することが可能になります。上記はナイキの商品を検索した際の表示結果です。画像下の部分に、星マークでの評価や価格、在庫の有無などが掲載されています。この部分がリッチスニペットにあたり、ユーザーが一目で商品の情報を確認でき、視認性が大きく向上しています。

メリット2.クリック率が上がる

2つ目は、クリック率が上がるということ。

検索結果の視認性が高まるということは、それだけユーザーの目に留まりやすいといえます。これはクリック率を高める効果が期待でき、ECサイトへの集客アップに繋がります。

また、商品情報やカテゴリ情報から直接アクセスするユーザーは、ある程度購入の目星を付けているモチベーションの高いユーザーといえます。こうしたユーザーからのアクセスはコンバージョンに繋がりやすく、売上アップも期待できるでしょう。

メリット3.クリックされることで検索順位が上がる

3つ目は、クリック率が上がることで検索順位も上がるということ。

Googleは、構造化マークアップがSEOに効果があるとは明言していません。そのため、構造化マークアップを行ったから検索順位がアップすることは期待できないでしょう。

ただ、クリック率が上昇すれば検索順位が上がる可能性があります。Googleはクリック率の上昇も検索順位には影響しないと言っていますが、クリック率上昇後に検索順位が上がったという例は多く、検索順位の上昇に繋がる可能性はあります。

まとめ

今回は、ECサイトで構造化マークアップを行うメリットについてご紹介しました。

構造化マークアップとは、検索エンジンに対してより解釈しやすい記述を行うことで、正確な情報を伝える手法をいいます。直接的なSEOの効果はありませんが、検索結果の視認性が高めることや、クリック率の上昇が期待できることから、ECサイトにおいてはメリットが大きいといえるでしょう。

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