無料のLPOツールを活用して、LPを改善してみよう!
ECサイトの訴求力を高めるためには、ランディングページ(LP)の工夫が欠かせません。中でもLPO対策は、ぜひとも取り組んでおきたい施策の1つでしょう。
今回は、LPO対策とは何か?という解説とあわせて、無料で使えるLPOツールについてご紹介します。これからLPO対策に取り組みたい事業者や、お試しでツールを利用してみたいという方はぜひ参考にして下さい。
LPOとは?
LPOとは「Landing Page Optimization」の頭文字をとったもので、日本語では「ランディングページ最適化」と呼ばれています。
ランディングページ(LP)とは、検索結果や広告をクリックして表示されるWeb広告の顔となる一枚完結型のウェブページのこと。LPOでは、ランディング(=着地)ページ、つまり商品に興味を持った人が最初に訪れるページを最適化することで、売上の向上や訴求力のアップを目指す施策のことを言います。
具体的なLPO対策は?
具体的なLPO対策に取り組む場合、ターゲットが期待している情報と、LPに表示されている情報の「ギャップ」を埋めることを意識するのがポイントとなります。
また、ターゲットが求めている情報を提供することで、LPからの直帰率・離脱率を抑え、コンバーション率(購入や資料請求、会員登録などの成約率)を向上させることもLPOの基本的な考え方と言えます。
1つ具体的な事例をご紹介しましょう。
上記の画像は、デサントのスマホサイトのLPO対策として、複数のテストを行った事例です。オリジナルパターンに比べ、テストパターン3は利用率が1.8%も増加したと言います(>参照サイトはこちら)。
例えば、上記がアパレル系のECサイトと過程した場合、ユーザーが直感的にボタンをタップできる配置を検討することは「最適化」の1つと言え、CVRやユーザービリティの向上に大きな効果が期待できるでしょう。
これ以外にも、LPの情報量に過不足を無くすことや、デザインやサイズを調整しクリック(タップ)しやすいボタンを用意するといった施策も効果的です。
最適化をサポートするLPOツールとは?
さて、ここまでLPOの概要について解説してきましたが、ここからはLPOツールについて見ていきましょう。
LPOツールとは、LPO対策をより効率的に進めるための支援ツールです。
作成したランディングページの訪問者がどのような検索キーワードで流入してきたかを分析したり、どのようなページレイアウトが好ましいのかなどをテストする機能などが組み込まれています。
LPの最適化をサポートしてくれる、頼りになる存在と呼べるでしょう。
無料のLPOツールをご紹介
LPOツールには、有料のものはもちろん、無料で使うことができるツールも数多く存在します。ここからは、無料のLPOツールにはどんなものがあるのか見ていきましょう!
1.Google Analytics(グーグルアナリティクス)
無料のLPOツールの中でも「Google Analytics」はもっとも有名なアクセス解析ツールです。
ランディングページへの訪問者の行動を解析するLPOツールとして、あらゆる数字をデータ化。有料のツールと遜色ないパフォーマンスで、LPO対策を講じる上では必須のツールとして知られています。
基本的にはデータ分析に特化していますが、A/Bテストを行うことも可能。訪問者が検索エンジンに入力した語句を調べるキーワード分析や、流入元を特定する参照元分析、平均滞在時間分析や直帰率・離脱率分析も可能なので、かゆいところに手が届く仕様になっています。
2.Optimizely(オプティマイズリー)
「Optimizely」は高精度のA/Bテストを手軽に実装できるLPOツールです。
世界規模でのシェアを持つ同社のサービスですが、その存在が一躍有名となったのはアメリカ大統領選挙。当時のオバマ元大統領側は、選挙戦にOptimizelyを利用することで、状況を有利に運んだことで知られています(>参照サイトはこちら)。
例えば、上記の画像は実際に大統領選挙に用いられたABテストの一例です。寄付金を呼びかけるページにおいて、従来までの入力フォームとオバマ夫妻の写真を掲載したパターンを比較したところ、6.9ポイントも募金金額がアップしたと言います。
日本では正規代理店のイーエージェンシーがサービスを提供しており、初回限定で30日間は無料でツールを利用可能。すべての機能を制限なしで試せるとあって、LPOツールの導入を検討している事業者はツールの使い勝手を実際に体験することが可能です。
3.ねこすけLPO
株式会社ねこすけの「ねこすけLPO」はASPタイプの無料LPOツールです。
メールアドレスを登録するだけで誰でもすぐ利用することが可能。サイト訪問時に、最初に閲覧するページに表示するコンテンツを動的に変更することができるのも同ツールの特徴です。
また、効果検証機能なども搭載しており、どのコンテンツを表示するのが最適なのかを把握することができます。
初めてLPO対策に取り組む方にとっては使いやすい、初心者向けのLPOツールと呼べるでしょう。
4.どこどこJP
14日間の無料トライアルを利用できるLPOツールが「どこどこJP」です。どこどこJPでは、IPアドレスと各種データ情報を紐づけすることで、より精度の高いデータ分析やエリアターゲッティングを行うことができます。
Googleアナリティクスとの連携機能も用意されており、一歩踏み込んだLPO対策を講じるにはぴったりのLPOツールの1つです。
まとめ
今回は、LPO対策の概要と合わせて、無料で使えるLPOツールをご紹介しました。
ECサイトの競争が過熱する中、コンバージョンやユーザビリティ向上に繋がるLPO対策は、事業者にとって欠かせない施策の1つと言えます。まずは無料のツールを活用しつつ、自社の状況や目標に合わせて、有料のツールを導入していくのもおすすめでしょう。
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