化粧品ECの売上ランキング - リピスト | EC/D2Cサイト構築システム

化粧品ECの売上ランキング

化粧品ECの売上ランキング

化粧品ECに関わる事業者の方で、企業別の売上ランキングが気になるという方も多いのではないでしょうか。

今回は、化粧品ECの売上ランキングをご紹介します。EC・通販事業に絞った最新の売上ランキングをチェックしていきましょう。

化粧品ECの売上ランキングトップ5

さっそく、化粧品ECの売上ランキングのトップ5を見ていきましょう。

今回のランキングは、通販事業を取り扱う専門誌「通販新聞社」のデータを参考にしています。同社のランキングでは、EC・通販事業に絞った売上を元に順位を作成しているのが特徴。

純粋なEC事業のみでの売上を知ることができるため、業界関係者からも高い注目を集めています。

>18年度化粧品通販売上高ランキング

1位.オルビス化粧品:299億円

ORBIS

化粧品ECの売上ランキング、第1位に輝いたのはオルビス化粧品です。売上高は約299億円で、300億円に迫る数字をあげています。

オルビスは通信新聞社がおこなった前回のランキング調査でも首位を獲得しており、化粧品EC事業において安定した売上を維持しています。近年は主力ブランドの「ORBIS U(オルビス ユー)」のリニューアルや、新商品のリリースなどを通してブランディングの強化に務めるなど、さらなる成長に向けアプローチを続けています。

2位.新日本製薬:272億円

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化粧品ECランキングの2位は新日本製薬。売上高は約272億円と、前回調査の4位からランクアップを果たしています。

オールインワンスキンケア商品として人気の「パーフェクトワン」シリーズなどの好調が、売上を牽引。近年は、ブランドの海外展開にも積極的で、2020年6月にもベトナムへの進出を発表。今後は、越境ECによるシェア拡大も目指すなど、ブランドの動向が注目されます。

3位.ファンケル化粧品:271億円

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3位にランクインしたのが、約271億円でファンケル化粧品です。2位の新日本製薬とはほぼ同額の水準で、熾烈なランキング争いを続けています。

新ブランドの発売だけでなく、優良顧客の育成に注力しているのがポイント。通販事業の売上は前年比で7.0%増と、高い成長率を示しています。

4位.再春館製薬:249億円

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4位は「ドモホルンリンクル」でお馴染みの再春館製薬で、売上は約249億円。近年はとくに海外市場での売上が好調で、台湾では毎年120%のペースでドモホルンリンクルの利用者が増加しています。

早くから越境ECに力を入れてきた成果が現れており、今後も売上の推移が注目されます。

5位.コーセー:233億円

KOSE

5位はコーセーで約233億円。コーセーは企業全体ではやや低調な売上が続いている一方、ECに絞ると好調をキープしています。自社の売上でECが占める割合は7.3%で、前期から1%もアップ。

また、他の化粧品メーカー同様に越境ECに力を入れており、とくに中国国内での売上が好調となっています。

化粧品ECのEC化率と今後の展望は?

ここまで化粧品ECの売上ランキングをみてきましたが、業界全体の動向はどうなっているのでしょうか?化粧品分野でのEC化率などを参考にしながら、今後の展望を予測してみましょう。

化粧品のEC化率は5.8%と低調

経済産業省が発表した『平成 30 年度 我が国におけるデータ駆動型社会に係る基盤整備
(電子商取引に関する市場調査)』によると、日本のBtoC市場におけるEC化率の平均は6.22%となっています。

化粧品業界だけに絞ってこの数字を見てみると、EC化率は5.8%。BtoC全体の6.22%からすると低調な数字です。これは、日本国内では化粧品の販売において対面型のスタイルが定着していることや、コンビニ・ドラッグストアなどでの販売網が充実していることが背景にあります。まだまだ国内では「化粧品は実際に試してから購入する」というスタイルが主流といえるでしょう。

一方で、EC化率は2016年~2018年にかけて5.02%→5.27%→5.80%と増加傾向にあります。緩やかではありながら、EC市場は確実に拡大傾向をみせており、事業者にとっては明るい材料といえます。

>参照データはこちら:平成 30 年度 我が国におけるデータ駆動型社会に係る基盤整備(電子商取引に関する市場調査)

鍵を握るのは越境ECとアフターコロナの影響

今後の化粧品ECの鍵を握るポイントは大きく2つあります。

1つは、越境ECの拡大。売上ランキングでも、越境ECの好調が売上アップに貢献しているケースは多く、とくにアジア圏での販路拡大が1つのトレンドとなっています。すでに多くの企業が越境ECに乗り出していますが、今後は海外でのブランディング強化や、リピーターの獲得が焦点となります。

もう1つは、アフターコロナの影響です。新型コロナウイルスによる経済への影響は、化粧品業界にも大きな影を落としています。一方で、この機会にECを利用して化粧品を購入したといったユーザーは多く、新規ユーザーの獲得には大きな転機となり得ます。とくにこれまでECでの購入に慎重だったユーザーに、利便性の高さや安心感を提供できれば、継続してECを利用していくでしょう。

まとめ

今回は、化粧品ECの売上ランキングトップ5をご紹介しました。

化粧品ECは今後、越境ECの拡大やアフターコロナによるEC需要の増加によりさらなる成長が予想されます。一方で、他社との競争を制して売上アップを目指すには、利便性が高く独自色の強いサイトの構築が必要不可欠でしょう。

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