ECサイトの売上を伸ばしたいならギフト対応を検討しよう - リピスト | EC/D2Cサイト構築システム

ECサイトの売上を伸ばしたいならギフト対応を検討しよう

近年ECサイトでギフト対応へのニーズが高まっています。コロナ禍によるギフト需要の増加や、SNSを使って気軽にギフトを贈れるソーシャルギフトの存在がギフト人気の背景に挙げられます。

今回はECサイトでギフト対応が人気を集める理由や市場規模、ギフト対応を導入する際に必要な機能についてご紹介します。

ECを含めギフトの市場規模は増加傾向に

商品券・ギフト券/eギフト市場規模推移・予測

2022年1月に矢野経済研究所が発表した調査によると、2020年度の商品券・ギフト券/eギフトの市場規模は8,702億円。コロナ禍の影響もあり前年度からは微減となりましたが、今後もギフト市場は増加傾向が続くと予想されています。

ECサイトでもこうした市場の拡大に比例して、ギフト対応への需要が増加。より魅力的なラッピングや利便性の高いギフト機能を導入したサイトを利用する傾向も高く、集客や売上増につながると期待されています。

さて、上記のグラフでとくに注目したいのがeギフトと呼ばれる電子ギフトの市場規模です。前年の1,580億円から2,075億円へと拡大しており、ギフト市場の新たなけん引役として注目を集めています

eギフトとは?

eギフトとは、「デジタルギフト」や「ソーシャルギフト」とも呼ばれる電子ギフトのことです。コンビニや人気のコーヒーショップで利用できるデジタルチケットなどが該当し、若年層を中心に手軽に贈り合えるギフトとして人気を集めています。

大きな特徴は相手の住所や名前を知らなくてもギフトを贈れるということ。例えばSNSのアカウントからギフトを贈ったり、相手にURLを送信しそこから住所や名前を入力してもらうといった具合です。

これまでの日本の伝統的なギフト市場では、お歳暮やお中元といった贈り物が主流でした。いわゆる「フォーマルギフト」と呼ばれる市場ですが、近年は母の日や父の日、記念日といった「カジュアルギフト」が台頭しています。

eギフトは手軽かつフランクに贈れる手法としてカジュアルギフトと相性が良く、近年はECでも注目を集めるジャンルです。

ECサイトでギフト対応する際に導入したい機能

ショッピングモカート

ギフト市場の賑わいからECサイトでもギフト対応を検討する事業者も多いはずです。では、具体的にどのような機能を導入する必要があるのか見ていきましょう。

1.ラッピング

ECのギフト対応でぜひ導入したいのがラッピング機能です。

例えば有償の機能でも、ラッピングの色や柄が選べるとユーザーからは喜ばれます。出来上がりの画像が一緒に掲載されているとより好まれるでしょう。この他にも日本の伝統でもある熨斗(のし)もラッピング機能として用意しておきたいところです。

人的なリソースが足りないといった理由からラッピングを導入できない場合は、梱包する箱を工夫してもよいでしょう。オリジナルデザインの箱はギフトとしても喜ばれ、ブランドイメージを向上させる効果も期待できます。

2.名入れ

名入れもECのギフト対応で喜ばれる機能です。

相手の名前や日付などを入力でき、贈り物の特別感が増します。フォントが選択できる機能や、仕上がりが確認できる機能などを用意すると利便性が高まるでしょう。

3.アドレス機能

アドレス機能はユーザーの利便性向上はもちろん、リピート購入を促す効果も期待できます。

ECサイトでは、住所や支払い方法といった情報を入力するタイミングで離脱するユーザーが多く、可能な限り簡単な入力方法を導入しておくのが大切です。ギフト対応でもアドレス機能を用意しておくと、次回以降の購入に繋がるでしょう。

またお中元やお歳暮のように複数の贈り先があるケースを想定して、複数配送先機能を導入しておくのもおすすめです。一度の購入で複数の配送先を指定して購入ができれば、ユーザーの利便性アップはもちろん、購入単価を高める効果が期待できます。

ギフト対応を検討するなら代引き決済に注意

さて、ECサイトでギフト対応を検討するなら代引き決済による支払いに注意が必要です。

ギフトを贈るときの支払いや送料は、発送側(元払い)が負担するのが常識です。代引き決済のように着払いで支払う方法を選択してしまうと、せっかく贈り物を届けても礼儀を欠いてしまうことになります。

ギフトを専門に扱うECサイトなら、最初から代引き決済を用意しないといった配慮が好まれるでしょう。またギフト対応を選択した場合のみ代引き決済を利用できない仕組みや、購入前に分かりやすく注意書きを表示するといった配慮も心がけておきましょう。

まとめ

ECサイトではコロナ禍やeギフト(電子ギフト)の普及により、ギフト対応への需要が高まっています。とくにeギフト市場は今後も成長が予想され、ギフト市場の新たなけん引役として期待されています。

EC事業者もこうした変化に対応するため、ギフト対応やeギフト商品を用意するといった施策に積極的に取り組んでいきましょう。豊富な種類のラッピング機能や、仕上がり具合がすぐに確認できるといった“心配り”は、サイトへのロイヤリティを高めるリピート購入に繋がります。サイト側もおもてなしの意識を持つことで、売上アップを図りましょう。

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