オンラインショップの集客で必要なSEOのポイント(後編)
前編のまとめ
- SEOはテクニックで考えない。魅力的なコンテンツを作ることが本質。
- title、description、h1~h3は設定しておくべき。
今回は設定しておくべきその他のタグと被リンクについて説明します。
本文
本文内にある程度キーワードを盛り込みましょう。
ただし、それほど意識する必要はなく、商品の説明をきちんと行おうとすれば自然にキーワードが入るはずです。
逆にキーワードの盛り込み過ぎに注意しましょう。
目安としては、ページ内のテキストをすべて単語に分解し、その内でキーワードが占める割合(キーワード出現率といいます)が、15%以上になっていたら減らすことを考えましょう。
画像に説明文をつける
ページ内に画像を入れたらalt属性を記述するよう習慣づけましょう。
特にバナーなどで中に文字が入る画像については、画像内の文字とaltを一致させましょう。
それ以外の画像については画像の内容を表す文章を記述します。
例えば、前編で使用した この画像のaltは、
”titleタグの表示位置を説明するGoogleの検索結果キャプチャー”
となっています。
altの値はあくまでも画像の説明なので、上記の画像に対して
”カートサービス ステップメール EC 比較ガイド 定期購入”
などと記述してしまうのは不適切です。
また、区切り線などを画像で設置している場合は、art=””としましょう。
altの値は音声読み上げブラウザで閲覧されることを想定して記述するとよいでしょう。
被リンクについて
ここまではページのコーディングの説明でしたが、Googleは「被リンク」も重視しています。
被リンクの評価は、ごくシンプルに説明すると、「いろいろなサイトからリンクされているページは有益なページ」と認識する仕組みになっています。
といっても不自然なリンクは評価されないかマイナス評価になるので、リンクされている数が多ければいいと言うものではありません。
また、他サイトからのリンクなので、基本的に自力で何かができるものではありません。
被リンクはSEOの仕組み上は重要なものですが、被リンクを増やすことを考えるよりも、ページを見た人が思わず自分のブログにリンクを貼りたくなるような、魅力的なコンテンツ作りを考えましょう。
重複コンテンツについて
重複コンテンツとは、ページのURLが違うものの、記述内容が同じ(またはほぼ同じ)ページのことです。
これがあるとGoogleからの評価を大きく下げる原因になったリします。
ECサイトでは、同じ商品の2個セットの説明ページなどでよく起こります。
こういった場合には、ヘッダー内にrel=”canonical”を設定し、元となるページを指定することで回避できます。
サイトにGoogle Webmaster Toolsを導入しておくと、重複コンテンツを指摘してくれます。
その他にもSEOに有益なデータを集計してくれるので、ぜひ導入しておきましょう。
まとめ
前編・後編のまとめ
- SEOはテクニックで考えない。魅力的なコンテンツを作ることが本質。
- title、descriptionは必ず設置。
- h1~h3も設定しておくべき。
- 本文内のキーワード出現率に注意する。
- 画像にはalt属性を。説明文の書き方に注意。
- 被リンクは重要だが、被リンクを増やすことはあまり考えなくていい。
- 重複コンテンツができてしまう場合はrel=”canonical”を設定する。
- Google Webmaster Toolsを導入しておくと便利。