D2Cを支援するフルフィルメントサービスを紹介 - リピスト | EC/D2Cサイト構築システム

D2Cを支援するフルフィルメントサービスを紹介

ECでの受注からカスタマーサポートにいたるまで、一連の業務をすべて代行してくれるサービスが「フルフィルメントサービス」です。

近年はD2Cのブランドが増加してこともあり、D2Cブランドを対象にしたフルフィルメントサービスも登場しています。

今回は、フルフィルメントサービスの概要や、D2Cで導入するメリットや、人気サービスについて解説します。

D2Cのフルフィルメントサービスとは?

D2Cのフルフィルメントサービスとは、D2Cでの受注から発送、カスタマーサポートにいたるまで一連の業務を代行してくれるサービスのことです。

ECの分野では広く知られており、受注・在庫確認・検品・梱包・発送・カスタマーサポートなどをすべてサービス側で代行。事業者はバックヤード業務の負担軽減や最適化を実現することができ、スピーディーな対応で顧客満足度を高めることができます。

近年ではD2Cブランドが続々と登場した流れを受けて、D2Cを専門に扱うフルフィルメントサービスも増加傾向にあります。

小規模運営のD2Cでも大手並みの受注スルーを実現できる

D2Cブランドは小規模でスタートするケースが多く、注文の数が増加するにしたがい、受注後の業務負担が増大する傾向にあります。梱包やカスタマーサポートに追われるあまり、通常の業務が滞るなど、業務フローを最適化することが課題でした。

フルフィルメントサービスの導入は、受注以降の業務をすべてサービス会社に外注することで、業務の効率化に繋げることができます。

商品の発注が入ってから出荷指示を出すまでの受注処理を、人を介さずオートメーションで行う「受注スルー」を実現でき、小規模運営でも大手並みの体制を構築することが可能です。

D2Cでフルフィルメントサービスを導入する3つのメリット

では、D2Cでフルフィルメントサービスを導入するメリットについて、詳しく見ていきましょう。

1.業務の効率化が図れる

1つ目は、業務の効率化が図れるということ。

D2Cでは、受注後に発生するバックヤード業務が大きな負担となっています。どうしても人間の手で作業を行う必要があり、事業規模の小さい企業では社員総出で梱包や発送に取り組むといったケースも少なくありません。

その間、通常の業務が滞る他、夜遅くまで作業を続けなければならいないなど、業務効率は悪くなる一方です。

フルフィルメントサービスは、こうした業務効率を改善し、従業員の作業負担を軽減することができます。サービス側で24時間オートメーション化された体制が構築されているため、スピーディーな商品発送が可能です。

2.顧客満足度の向上に繋がる

2つ目は、顧客満足度の向上に繋がるということ。

受注以降の業務が効率化されれば、それだけ商品を素早くお客様の元に届けることができます。1日でも早く商品を手に入れたいユーザーにとっては非常に喜ばしいことで、顧客満足度の向上に繋げることができます。

また、24時間体制でのカスタマーサポートもサービスの質向上に繋がり、他社との差別化やファン化の促進に貢献してくれるでしょう。

3.ブランディングや世界観の訴求に注力できる

3つ目は、ブランディングや世界観の訴求に注力できるということ。

D2Cではブランドのコンセプトやストーリーといった世界観を訴求し、共感を得ることが大切です。フルフィルメントサービスを導入し、バックヤード業務に割いていた時間が浮けば、その分の量力をマーケティングやブランディングに割くことができます。

本来、こうした世界観を構築する仕組みこそ、D2Cモデルの特徴といえます。フルフィルメントサービスを導入すれば、「本道」ともいえる世界観を訴求するための時間とリソースを確保することができるでしょう。

【サービス紹介】D2Cのフルフィルメントサービス

最後に、D2C向けのフルフィルメントサービスを提供している、サービス会社をご紹介します。

コネクトロジ│株式会社いつも

コネクトロジ

コネクトロジ」は、株式会社いつもが提供するEC・D2C向けのフルフィルメントサービスです。

2021年9月現在で10,000件の契約案件数をほこり、ノウハウの蓄積や業界での信頼度も高いサービスです。オートメーション化を推進することで、省人化を実現。コストを抑え、初期費用や月額費用が発生しない従量課金でのサービスを実現しました。

いつもは、D2C向けの立ち上げ支援や運営代行事業も展開しており、D2Cモデルに対してノウハウや理解があるのも、サービスの強みです。

D2C eコマース物流フルフィルメントサービス│富士ロジテック

D2C eコマース物流フルフィルメントサービス

D2C eコマース物流フルフィルメントサービス」は、2021年6月に富士ロジテックから提供が開始されたD2C向けのフルフィルメントサービスです。

通常のEC向けのフィルメントサービスに含まれる受注・決済・ピッキング・配送・カスタマーサポートといった業務を一括で代行。また、D2Cならではの購入体験を実現するための、Unboxing(=商品を受け取った時、箱を開封した時の感動をお届けすること)に繋がるサービスを提供しており、同梱物やCRM設計、包装デザインにいたるまで細部までこだわったサービス提供を実現します。

D2C支援サービス│DNP

D2C支援サービス

最後にご紹介するのが、DNP(大日本印刷)が提供する「D2C支援サービス」です。

同サービスは、フルフィルメントのみならず、D2Cの運営に関わる業務を一括でサポート。商品の開発からプロモーション、サイト構築にいたるまで一気通貫でブランドの成長に貢献します。

フィルメント業務では、全国を網羅する物流拠点での配送管理やコンタクトセンターでの直接対応など、顧客満足度を高めるサービスが充実。企業の事業規模に応じて、機能やキャパシティを段階的に拡張させる柔軟性もサービスと強みです。

まとめ

フルフィルメントサービスとは、ECでの受注からカスタマーサポートにいたるまで、一連の業務をすべて代行してくれるサービスのことです。

近年はD2Cブランドの増加を受けて、D2Cを専門にしたフルフィルメントサービスも展開されるなど、サービスのニーズが伸びています。

D2Cにおいては、顧客対応や配送といった業務も、ブランドの質として捉えられます。ユーザーが感動できる体験を、すべてのフェーズで提供する上で、フルフィルメントサービスの導入は選択肢の1つです。また、事業の効率化を推進し、ブランディングや世界観の構築といったD2Cの軸となる業務にリソースを割けるのも、サービス導入のメリットでしょう。