今注目を集めるアクセサリーのD2Cブランド事例を紹介!
D2Cブランドの中で、最近注目が集まっているのがアクセサリー業界です。
D2Cアクセサリーは、既存のブランドに比べ価格を安く抑えつつ、高い品質のアイテムを提供している点が特徴といえます。また、D2Cの強みといえる独自の世界観やストーリー性を発信することで、商品への付加価値を求めるユーザーを多く獲得しています。
今回は、アクセサリーのD2Cブランドの特徴や、代表的な事例をご紹介します。
D2Cのアクセサリーブランドの強みは価格と独自の世界観
アクセサリーを取り扱うD2Cブランドが注目される背景には、大きく2つの理由が挙げられます。
- 既存ブランドに比べ安い価格設定
- 独自の世界観やストーリー性
1つは、既存のブランドに比べ安い価格設定であるということ。D2Cは仲介コストや運営コストを削減し、利益率を高く保つことができるビジネスモデルです。そのため、ショップで販売する際の価格も既存ブランドに比べ安価に抑えることができ、ユーザーから人気を集めています。
また、価格が安いからといって品質が低いといった「安かろう悪かろう」というブランドではなく、きちんと品質やデザイン性にも優れた商品が販売されている点も特徴です。これも、D2Cモデルの強みが活かされているポイントでしょう。
もう1つは、独自の世界観やストーリー性を重視しているということ。D2Cアクセサリーでは、社会貢献やリサイクル素材の活用といったさまざまな取り組みを行っています。こうした世界観やストーリー性に共感するユーザーは多く、これも人気を集める理由の1つとなっています。
近年は若年層を中心に、あえてハイブランドを敬遠し、自分の価値観やスタイルにあったブランドを選ぶ傾向があります。D2Cブランドは、こうしたユーザー心理の変化に、うまく「刺さった」といえるでしょう。
人気のD2Cアクセサリーブランドの事例4選
ここからは、国内で人気を集めるD2Cのアクセサリーブランドを4つご紹介します。
1.mi luna(ミ・ルーナ)
最初にご紹介するD2Cアクセサリーブランドが「mi luna(ミ・ルーナ)」です。
mi lunaでは、ジュエリーならではの美しい輝きや上質感だけでなく、地球環境に優しいサステナブルなブランド運営に取り組んでいます。
アイテムは一度ジュエリーとして使用した天然石やパールをアップサイクルして作られており、循環型のスタイルを採用することで地球環境や低賃金労働といった社会課題の解決に貢献しています。
2.gray(グレイ)
続いてご紹介するのが、「gray(グレイ)」です。
グレイの特徴は一万円以下というお手頃な価格設定。商品はすべて提携する国内の工場で製造された、メイドインジャパンのアイテムです。D2Cモデルを採用したことでリーズナブルな価格を実現し、低価格でありながらチープさは一切感じさせません。
また、「おしゃれを楽しみたいけど、どうすれば良いのか分からない」といったユーザー向けに手軽にコーディネートを楽しめるセット商品も販売するなど、独自のアプローチでブランドの差別化を図っています。
3.MELE MELE(メレメレ)
「MELE MELE(メレメレ」は、『毎日の生活で「本物」のダイヤモンドを身に着けてほしい』というコンセプトのもと、2020年7月にスタートしたD2Cアクセサリーブランドです。
使用されるダイヤモンドは国産ダイヤモンドのみで、厳格な検査や流通経路をきちんと把握することで、厳選された高品質のダイヤモンドだけを取り扱っています。これまでダイヤモンドを身に付けたことがなかったユーザーにもアイテムを手に取ってもらうため、販売価格を抑えることでおしゃれへのハードルを低くしている点も特徴の1つです。
4.ARTIDA OUD(アルティーダ ウード)
「ARTIDA OUD(アルティーダ ウード)」は、原石や金属のありのままの煌めきを大切にしたブランドデザインで人気を集めるD2Cアクセサリーです。
華奢で可愛らしいブランドが多いアクセサリーブランドの中で、宝石や金属の力強さをあえて打ち出した商品ラインナップは存在感があり、ブランド誕生以降SNSで大きな注目を集めてきました。
D2Cモデルを採用することで適正価格で商品を販売し、生産者からお客様まで、サステナブルなサイクルを提供。また、売上の一部を途上国の開発や環境、教育支援に寄付する活動に取り組むなど、D2Cらしい世界観やストーリー性も人気を集める理由です。
5.ROOM(ルーム)
最後にご紹介するのが、「ROOM(ルーム)」です。
徹底したD2Cモデルの運営により、『わたしらしいアクセサリーで部屋を埋め尽くしたい。』というコンセプトを実現する低価格の商品開発を実現。
ほとんどのアイテムが5,000円以下で販売されており、どんなユーザーでも購入しやすい手軽さが魅力となっています。
D2Cはただのビジネスモデルではなく、ユーザーの悩みや課題に寄り添い解決する視点や、より良いライフスタイルを提供する視点が欠かせません。ROOMではD2Cの仕組みをフルに活用し高品質かつ低価格のアイテム製造することで、おしゃれを思い切り楽しみたいというユーザーの想いに貢献したブランドといえるでしょう。
まとめ
今回は、注目を集めるアクセサリーのD2Cブランドをご紹介しました。
D2Cはビジネスモデルの特徴から、既存のブランドに比べ販売価格を安価に抑えることができます。また、独自のストーリーや世界観をまとわせることで、既存ブランドとの差別化を図れる点も強みの一つです。
もちろん、アイテムの品質や魅力といった部分はこれまでと変わりません。おしゃれを楽しみたいというユーザーの想いをしっかりと受け止めつつ、ブランド運営に活かしている点は注目すべきポイントでしょう。
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