開業1年目のネットショップの売上はどれくらい?売上を伸ばすコツを知りたい…!
ネットショップの開業1年目は事業者も分からないことが多く、手探りで運営を進める場合も少なくありません。どれくらいが売上の目安なのか、どうすれば売上を伸ばすことができるのか、知りたいことも多いのではないでしょうか。
そこで今回は、ネットショップの開業1年目に焦点を絞って、売上の目安や売上を伸ばすためのコツについて解説します。
ネットショップの開業1年目の売上は黒字化が一つの目安
ネットショップの売上はサイトや事業の大きさによって上下が大きいですが、開業1年目は黒字化を達成できれば合格ラインといえます。
ショップの立ち上げ時にはサイトの構築費用や機材の購入など初期費用が多く発生します。こうした支払いに売上を充てるため、1年目はなかなか黒字化できないケースも少なくありません。また、立ち上げ当初はサイトの認知度が低いため、集客コストが高くなってしまうのも、開業1年目の難しさです。
目安として中小規模のネットショップであれば、1年目で数万円~10万円程度の利益が出れば、成功といえるでしょう。
1年目からでも売上を伸ばすための5つのコツ
さてネットショップの開業1年目は黒字化できれば合格ラインと解説しましたが、少しでも売上を伸ばし収益化に繋げたいのが本音です。売上を伸ばすポイントとなるのは、集客に注力すること。まずはサイトに足を運んでもらわなければ、売上を伸ばすことはできません。
ここからは、売上を伸ばすための5つのコツを見ていきましょう。
1.SNSやコンテンツ配信で認知度を高めていく
1つ目はSNSやコンテンツの配信で認知度を高めていくこと。
開業1年目のネットショップの課題は、マーケットでの認知度が低いことです。実店舗と違ってネット上に店舗を構えるネットショップでは、検索されなければお店に辿り着くことができません。
そこでSNSやブログ、YouTubeといったコンテンツ配信を使って認知度を高めていきましょう。まずはブランドや商品の名前を覚えてもらい、ショップの存在をお客さんに知ってもらうのが第一です。
2.Web広告で集客する
2つ目はWeb広告で集客する方法です。
ネットショップの集客ではWeb広告がもっとも一般的です。開業1年目でも、ある程度の広告予算が確保できるなら、Web広告を出稿して集客につなげていきましょう。
ただ、闇雲に広告を出稿するよりも、出稿先を限定するとよいでしょう。具体的には、Googleショッピング広告>リスティング広告>リマーケティング広告、あたりからはじめていきます。広告を運用して、ある程度ユーザーの属性や動向が把握できたら、他の出稿先を選んだり、よりピンポイントな配信に切り替えるなど、適時調整していきます。
3.SEOにしっかり取り組む
SEOにしっかり取り組み、検索上位を狙うのも売上を伸ばすためのコツです。検索上位に表示されれば、クリック率が上昇しサイトを訪れるユーザーが増えます。
SEOは即効性がある施策ではありませんが、時間がかかる分あとからしっかり効果を発揮します。まずはサイトコンテンツの強化や、最適なキーワードの選定、きちんとしたタグの使用などできることからコツコツと取り組んでいきましょう。
4.カスタマーサポートを充実させる
売上アップの改善を目指すなら、カスタマーサポートを充実させましょう。
ネットショップでユーザーと事業者が直接対話できるのはカスタマーサポートだけです。ここでの対応に不満が残れば、商品の購入にはつながりません。電話対応やメール対応はもちろんですが、サイト内に「よくある質問リスト」を設置したり、チャットボットでの顧客対応を導入したりして、ストレスのない購入体験を提供できるように注力しましょう。
5.リピート獲得への種をまく
ここまで売上を伸ばすコツとして新規ユーザーを対象とした集客施策をご紹介してきましたが、リピートユーザーを獲得するための種まきを同時に進めておきましょう。
開業当初は新規の獲得が売上に直結しますが、中長期的にみればリピートユーザーの存在は収益性を高めてくれます。例えば、
- 商品を購入してくれたユーザーにステップメールでアフターフォローをする
- メルマガやDMを使ってブランドの存在を強く意識付けする
- クーポンやポイント発行で再購入を促す
など、商品購入で関係を終わらせず、次に繋がる“種まき”に取り組んでおきましょう。
まとめ
今回は、ネットショップの開業1年目に焦点を絞って、売上の目安や売上を伸ばすためのコツについて解説しました。
ネットショップの開業1年目は初期費用や集客コストが膨らむため、なかなか収益化を目指すのが難しいのが現実です。黒字化が達成できれば合格ラインといえ、2年目以降の事業の土台を作る期間と割り切ってもよいでしょう。
もちろん、売上を伸ばすための施策にしっかり取り組むことで、1年目からの収益化達成も可能です。その場合は、集客にポイントを絞り、ブランドや商品の認知度を高めていくことに注力していきましょう。
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