Instagram広告はMeta広告マネージャーから出稿可能!メリットや手順を解説
今やInstagramは、若い世代を中心として多くの人が利用しているSNSです。Instagramに広告を掲載することで、より多くの潜在顧客を自社サービス・製品に呼び込めるでしょう。
Instagramに広告を出稿する手段は、Meta広告マネージャーの活用が主流です。本記事では、Instagram広告のメリットやInstagram広告を出稿する方法、Meta広告マネージャーを用いた出稿手順などについて解説します。
目次
Instagram広告とは
Instagram広告とは、名前のとおりIInstagram上で展開される広告のことを指します。Instagram広告は、視覚的に魅力的なコンテンツを提供することで、ユーザーの興味を引き、ブランドの認知度を高めるために効果的です。
Instagram広告では、ビジュアルコンテンツが強調されるため、商品の魅力を直接伝えやすい点が特徴です。
Instagram広告のメリット
Instagram広告のメリットは、以下のとおりです。
- ターゲティング精度が高い
- 視覚的なアプローチに強い
- 予算に応じて運用できる
- 広告フォーマットが豊富
それぞれ解説します。
ターゲティング精度が高い
Instagram広告のメリットは、ターゲティング精度が高い点です。Instagramでは、ユーザーの行動データやプロフィール情報をもとに、細かくターゲットオーディエンスを設定できます。
具体的には、地域や年齢、性別、興味関心、Webサイトの訪問履歴、アプリの使用履歴などの設定が可能です。細かなターゲティングが可能なため、広告主は特定のオーディエンスセグメントに対して効果的にリーチできます。
視覚的なアプローチに強い
Instagram広告のメリットは、視覚的なアプローチに強い点です。Instagramは、写真や動画を中心としたプラットフォームであるため、コンテンツを通してユーザーの関心を引きつけられます。そのため、広告も一目でユーザーの目に留まるよう工夫されています。
また、Instagram広告は、クリエイティブな表現を可能にするツールや機能を豊富に揃えている点も特徴です。たとえば、ARフィルターを使用した広告や、複数の画像や動画を組み合わせたカルーセル広告など、さまざまな機能があります。
予算に応じて運用できる
Instagram広告のメリットは、柔軟な予算設定が可能であり、あらゆる規模の企業が広告キャンペーンを実施できる点です。広告主は、自身の予算に合わせて広告費用を設定し、限られた予算内でも効果的な広告運用が可能です。
広告費用は、広告のクリック数や表示回数に応じて課金される仕組みとなっており、投資対効果を把握しやすくなっています。クリック課金(CPC)やインプレッション課金(CPM)などの料金体系を選択できるため、自社の広告目標に合わせた最適な課金方法を選べます。
予算設定が柔軟にできるため、小規模から大規模まで幅広い用途に活用できます。たとえば、地元の小さなカフェが限定メニューのプロモーションを行う場合でも、少額の予算で広告を運用し、特定の地域のユーザーに対して効果的にリーチできます。一方、大企業が大規模なキャンペーンを展開する際には、より多くの予算を投入し、広範なオーディエンスに対して強力な広告を配信できます。
広告フォーマットが豊富
Instagram広告のメリットは、広告フォーマットの豊富さです。多種多様なフォーマットを提供しているため、ニーズやターゲットに応じて柔軟に活用できます。主なフォーマットは、以下のとおりです。
- 画像広告:シンプルで効果的なフォーマット。視覚的に訴える内容で、フィードやストーリーズ、発見タブなど様々な場所で表示されます。
- 動画広告:商品のデモンストレーションやブランドストーリーの伝達に適しています。
- カルーセル広告:複数の画像や動画をスライド形式で表示できるため、複数の商品やサービスを一度に紹介するのに最適です。各スライドに個別のリンクを設定できるため、多くの情報を提供しつつ、ユーザーを誘導できます。
- コレクション広告:大きな画像と複数の小さい画像を組み合わせた広告フォーマット。ECサイトの宣伝や商品カタログの紹介に効果的です。
- リール広告:リールの間に挟む形で表示される動画広告。自然な流れでユーザーにアピールできるため、広告感が少なく、高いエンゲージメントを期待できます。
フォーマットを組み合わせることで、ターゲットオーディエンスに対して効果的な広告キャンペーンを実施可能です。
Instagram広告の種類
Instagram広告の種類は、以下のとおりです。
- フィード
- ストーリーズ
- リール
- 発見タブ
それぞれ解説します。
フィード
フィード広告は、Instagramのユーザーフィードに表示される広告形式です。ユーザーがフォローしているアカウントの投稿と同様の形式で表示されるため、自然にフィードに溶け込みます。フィード広告は視覚的にみやすく、写真、動画、カルーセルなど、さまざまなコンテンツ形式があります。
フィード広告は、ユーザーがフィードをスクロールしている際に目に留まりやすいため、ブランドの認知度を高めるのに効果的でしょう。広告のデザインも自由度が高く、視覚的に引き付ける要素を取り入れれば、さらにユーザーの関心を引けます。
もうひとつのメリットは、行動を促すためのリンクボタンを設置できる点です。「詳しく見る」や「購入する」などのボタンを追加すれば、ユーザーが広告をクリックしてウェブサイトや商品ページにアクセスしやすくなるでしょう。
ストーリーズ
ストーリーズ広告は、Instagramのストーリーズ機能を活用した広告形式です。ストーリーズは、24時間で消える短期間の投稿をシェアする機能で、ユーザーが他のユーザーのストーリーズを閲覧する際に、フルスクリーンで表示されます。非常に高い視認性を持ち、ユーザーの集中を引きやすい点が特徴です。
ストーリーズ広告もフルスクリーンで表示されるため、写真や動画を使って視認性が高い広告を提供できます。また、ストーリーズは縦型のフォーマットで表示されるため、スマートフォンでの視聴に最適化されている点もメリットです。
ストーリーズ広告は、短期間で強い印象を残すため、プロモーションや新商品紹介、イベントの告知などに効果的です。たとえば、新商品の発売を告知する際に、商品を使用しているシーンを動画で紹介したり、限定オファーを告知することで、ユーザーの関心を引き、購入意欲を高められます。
リール
リール広告は、Instagramのリール機能を活用した短い動画形式の広告です。リールは最大60秒の短編動画を作成してシェアする機能であり、リール広告はこの中に表示されます。
リール広告はユーザーのフィードバックを迅速に得られる点が特徴です。コメントやいいねなどの反応を通して、ユーザーの興味や関心の傾向をつかめれば、次の広告キャンペーンに活かせるでしょう。結果的にユーザーとのエンゲージメントを高めることで、ブランドへの親近感を高められます。
発見タブ
発見タブ広告は、Instagramのエクスプローラータブに表示される広告形式です。エクスプローラータブは、ユーザーが新しいコンテンツやアカウントを発見するために利用するページで、ユーザーの興味や行動履歴に基づいてカスタマイズされたコンテンツが表示されます。ユーザーが積極的に新しい情報を探している状態で閲覧するため、広告が自然に目に留まりやすく、新規顧客の獲得に効果的です。
発見タブ広告は、他の広告形式と同様に写真、動画、カルーセルなどのさまざまな形式で表示できます。ユーザーが興味を持ちやすいコンテンツとして自然に表示されるため、広告が押し付けがましく感じられず、ユーザーに受け入れられやすい点がポイントです。
Instagram広告を出稿する方法
Instagram広告を出稿する方法は、以下のとおりです。
- Meta広告マネージャーから作成・出稿
- Instagramで直接広告を作成・出稿
- Facebookページからから作成・出稿
メリット・デメリットとあわせて解説します。
Meta広告マネージャーから作成・出稿
Meta広告マネージャーは、Instagram広告を作成・出稿するためのツールです。Meta広告マネージャーを利用すれば、広告キャンペーンの管理と最適化をスムーズに進められます。
高度なターゲティング機能を備えているため、広告主は年齢や性別、地域、興味関心、行動などを選択し、狙いたいターゲットにリーチできます。精密なターゲティングを行えば、広告の効果を最大限に引き出せるでしょう。
また、Meta広告マネージャーを使用すると、Instagramだけではなく、FacebookやMessengerなど、複数のMetaプラットフォームに同時に広告を出稿・管理できます。これにより、統一されたキャンペーンを展開でき、ブランドの一貫性を維持しつつ、広範なオーディエンスにリーチできます。
メリット:柔軟性がある
Meta広告マネージャーを使用するメリットは、広告予算とスケジュールに柔軟性がある点です。広告主は予算を細かく設定し、広告の掲載期間を自由に調整できます。そのため、費用対効果を最大化し、広告予算を効率的に活用可能です。
また、広告キャンペーンのパフォーマンスをリアルタイムでモニタリングし、効果を最大化するための調整も行えます。
デメリット:操作が複雑
Meta広告マネージャーを使用するデメリットは、慣れるまでに時間がかかる点です。Meta広告マネージャーは機能が豊富な反面、操作が複雑で、初めて利用する際は難しさを感じるかもしれません。広告の設定や分析に慣れるまでに時間がかかることが多く、広告運用に必要なスキルを習得するための練習が必要です。
また、多機能ゆえに初心者にとっては圧倒されることがあるため、広告運用の専門知識を持つ担当者がいない場合は難易度が高いと感じるかもしれません。
Instagramで直接広告を作成・出稿
広告を出稿したい場合には、Instagramアプリから直接広告を作成・出稿する方法も効果的です。
Instagramアプリ内で広告を作成するための流れは非常に簡単です。ビジネスアカウントにログインし、既存の投稿を選び、「プロモート」ボタンをタップするだけで広告を作成できます。このシンプルな操作により、特別な広告運用の知識がなくても広告を出稿できるため、初心者にも向いているでしょう。
また、Instagramは、直感的で使いやすいインターフェースを提供しています。プロモーションの設定では、広告の目的やターゲットオーディエンスや予算、期間を簡単に指定でき、広告の設定にかかる時間を大幅に短縮できます。
メリット:簡単に出稿できる
Instagramアプリ内から直接広告を作成する方法はシンプルで、数ステップで広告を作成・出稿できます。広告の設定やクリエイティブの作成が直感的に行えるため、初心者でも簡単に広告を出稿できるでしょう。特に、小規模なキャンペーンや急いで広告を出稿したい場合に便利です。
デメリット:機能が少ない
Instagramアプリ内からの広告作成は簡単である反面、Meta広告マネージャーと比べてターゲティングオプションや分析機能が制限されています。
細かいターゲティング設定や広告パフォーマンスの詳細な分析が行えないため、広告効果を最大化するための調整が難しくなりがちです。
Facebookページから作成・出稿
Facebookページを利用してInstagram広告を作成・出稿すれば、FacebookとInstagramの両方のプラットフォームを活用し、広範なオーディエンスにリーチできます。
FacebookとInstagramの両方で一貫したメッセージを発信できるため、ブランドの認知度を高めやすくなるでしょう。また、既存のFacebookページフォロワーを活用して、より広範囲のオーディエンスにリーチできる点も特徴です。
メリット:広い範囲にリーチできる
Facebookページから広告を作成するメリットは、FacebookとInstagramの両方で広告を表示できるため、広範なリーチを実現できる点です。
また、スムーズに広告を作成できる点もメリットです。ページの広告センターにアクセスすれば、簡単に新しい広告キャンペーンを作成できます。広告の目的を選択し、ターゲティングオプションを設定し、クリエイティブなコンテンツをアップロードするだけで、広告を迅速に作成できます。
デメリット:インスタ層へのリーチが十分でない恐れがある
FacebookとInstagramではユーザー層が異なるため、同じ広告が必ずしも両方のプラットフォームで同じ効果を発揮するとは限りません。
Facebookページから一括で広告を出稿すると、ターゲットオーディエンスの特性を十分に考慮できない場合があり、効果的なリーチが難しくなる恐れがあります。
Meta広告マネージャーからInstagram広告を出稿する手順
Meta広告マネージャーからInstagram広告を出稿する手順は、以下のとおりです。
- Metaビジネスマネージャーの開設
- FacebookページとInstagramアカウントの連携
- 広告アカウントの作成
- 広告の作成入稿
順番に解説します。
Metaビジネスマネージャーを開設
まず、Metaビジネスマネージャーを開設する必要があります。これは、Metaのビジネス向けツールであり、広告アカウントやFacebookページ、Instagramアカウントを一元管理するためのプラットフォームです。
Facebookビジネスマネージャーを使ってInstagram広告を出すには、Facebookページが必要であるため、アカウントがなければ最初にアカウントを作成してください。
アカウント作成にあたって必要な情報は、以下のとおりです。
- ビジネスおよびアカウントの名前(会社名)
- 氏名
- メールアドレス
入力したメールアドレスには、クリエイティブの承認・不承認などのお知らせが届きます。
その後、FacebookビジネスマネージャーにFacebookページを登録し、広告アカウントを作成します。以下の手順で行いましょう。
- 「ビジネス設定」から設定画面へ移動
- 「Facebookページ」から「ページを追加」を選択
- 「ページを追加」からFacebookページのURLを登録
FacebookページとInstagramアカウントの連携
スムーズに広告を出稿するため、FacebookページとInstagramアカウントを連携させます。手順は、以下のとおりです。
- Instagramアプリを起動し、アカウントのプロフィールページへ移動
- 右上にあるメニュータブから「設定」を選択し、その後「アカウント」を選択
- 「リンク済みのアカウント」を選択し、「Facebook」を選択
- 「リンク」を選択し、アカウントにログイン
広告アカウントの作成
Facebookビジネスマネージャーの設定が終わったら、次は広告アカウントを作成します。手順は、以下のとおりです。
- Facebookビジネスマネージャーから、「ビジネス設定」を選択
- 「広告アカウント」を選択
- 「追加」から「新しい広告アカウントを作成」を選択し、広告アカウント名を入力
広告の作成・入稿
広告アカウントを作成した後は、広告の作成・入稿を進めます。
- キャンペーン(広告の目的設定):ブランド認知度アップ、リーチなど広告の目的を設定する
- 広告セット(詳細設定):誰に配信するのか、どこに配信するのかを設定する
- 広告(入稿するクリエイティブの作成):入稿する広告の作成
上記を経て広告を作成したら、支払い設定を行うと出稿が完了します。
Instagram広告を成功させたいならポイントを押さえましょう
Instagramで広告を出稿する際に大きな成果を出したいなら、戦略を十分に練る必要があります。プラットフォームのアルゴリズムを理解し、ターゲットオーディエンスを正確に把握することで、広告の効果を最大限に引き出せるでしょう。
リピストはInstagramでの集客を検討している方向けに、SNS集客のノウハウを詰め込んだ資料も公開しています。ぜひ以下リンクからダウンロードください。
EC通販に精通したプロがお答えいたします。