食品・飲料系ECを始めたい方も、その難易度の高さに二の足を踏む方が多いのではないのでしょうか。そこで、今回は食品・飲料系ECをこれから構築する方が必ず押さえておきたい基本の「き」を紹介します。
食品・飲料系ECの動向
先に述べたように、食品・飲料品はEC化率が最も低い分野で、事務用品がEC化率30%を超えるなか、食品・飲料品のEC化率は2.25%と大きく出遅れています。(2016年数値) それに対して、大手各社はどう対策しているのでしょうか。最近の動向をいくつか見ていきましょう。生鮮食品市場にAmazonが本格参入!セブン&アイHD・楽天が追随
Amazon(アマゾン)は2017年4月、生鮮食品を最短4時間でお届けする「Amazonフレッシュ」のサービスを始めました。当初は都内6つの限られた地域でしたが、現在では神奈川県や千葉県の一部地域にも拡大しています。食品ECの課題である鮮度を真っ向から解決する取り組みです。
また、Amazonに対抗する形でセブン&アイHD(セブン&アイ ホールディングス)も食品EC事業に力を入れています。アスクルと共同で生鮮食品の宅配サービスを始め、イトーヨーカドーの生鮮食品約5,000点をロハコで購入可能とし、カット野菜や調味料をセットにして販売しています。
そして、Amazon・セブン&アイHDに追随する形で、楽天も生鮮事業に力を入れる方針を示し、西友とタッグを組んでネットスーパー事業を共同運営することを発表しました。2018年夏には運営をスタートするとのことで、今後の動きは気になるところ。
各社、食品・飲料の市場規模が大きい一方、そのEC化率が2~3%に留まっていることに目をつけて動いているのがわかります。
一方、中小企業にもチャンスがないわけでありません。SNSの浸透や口コミサイトの拡大によって、エッジの効いた1つの商品が一気に注目を集めることがあるからです。 企業の大きさに関わらず、良い商品を正しい売り方で売れば、食品・飲料系ECは売上を伸ばすことができるでしょう。 [sc_blogcard url=”/blog/?p=6482″]
食品・飲料系ECの初心者にありがちな過ち
ここからは食品・飲料系ECを始めたばかりの方にありがちな過ちをみていきます。どんな過ちがあり、どんな対策をすべきか、まずはイメージだけでも掴んでもらえたらと思います。
デザインについての過ち
EC初心者の方々はサイトのデザインをおろそかにする方がとても多いです。ECサイトは詰まるところ商品力が一番大切です。これはどんな商材にも当てはまり、揺るぎないと筆者は考えます。ですが、いくら商品力があっても、それを伝えるデザインがおろそかになっていては、商品の魅力が伝わりません。具体的には以下のような点に気をつけてサイトのデザインを考えましょう。
- ・食欲を刺激する写真を用意する
- ・こだわりの素材や調理法、作り手の思い、など商品にまつわるストーリーを伝える
- ・購入の後押しをする限定感や納得感を出す
特に食品・飲料はデザインでその美味しさを伝える必要があります。商品の写真はもちろんですが、文章でもその魅力を伝えることが大切です。
素材や調理法、作り手の思いといった商品が出来上がるまでのストーリーは、そのまま商品を購入する理由となります。また、ECで購入することによるメリットや限定感を出すことができれば、より購入の後押しとなるでしょう。
発送についての過ち
どんな商材のECでも発送に関するクレームは尽きませんが、特に食品・飲料系ECではその鮮度が命のため特に発送には注意する必要があります。 特に冷凍食品の発送はこのカテゴリ特有のものなので注意が必要です。たとえば、
- ・解凍方法などの説明書が入っていない
- ・冷凍ステッカーを貼らなかったため、配送業者が常温扱いにしてしまう
- ・保冷剤が入っていない
- ・お届け状態の画像を載せていないため、イメージしていたものと違う
などです。お客様は一度発送についての不満を持つと、そのまま離れてしまっても不思議ではありません。基本的な対策を行うことが、後のリピーター獲得に繋がっていくのです。









