ランディングページをつくるなら知っておきたいボタンの重要性
コンバージョン率の高いランディングページを作るためには、ボタンが大きなカギとなります。ボタンはページ内の数多くの要素の1つにすぎませんが、ボタンの小さな変化でページが大きく改善されることもあるのです。
ランディングページはボタンが重要
ランディングページの目標はもちろんコンバージョン率を上げること。できるだけ多くのユーザーに「ご購入ボタン」や「お申込みボタン」をクリックしてもらうのが目的となります。
ランディングページの中でボタンは小さな存在に見えますが、ボタンはコンバージョン率を左右する非常に重要な要素なのです。すぐにでも改善に取り掛かることができるので、改善のコストパフォーマンスが高いのも嬉しいポイントです。
ランディングページのボタンを改善するコツ
コンバージョン率の高いランディングページのボタンには法則性があります。法則性に沿ってボタンを改善すれば、想像以上に大きな効果も狙えます。
ボタンの色を変える
ボタンがページの背景と同系統の色だと、周辺と同化してしまい認識されないことがあります。
ボタンの色を明確に違うものにすることで同化を避けましょう。
背景色の補色を使ったり、グラデーションをかける、影をつけるなどで周辺との明確な区別をつけましょう。
色である以上ボタンにも色彩心理学的な効果(赤は注意を引き、緑は安心させるなど)が存在するはずですが、それよりもボタンであることがはっきりとわかることの方が重要です。
ボタンのサイズ・余白を変える
ボタンのサイズを大きくしておくのもわかりやすくするのに有効です。
ECのランディングページでは、前後の余白を広く取り、ページの横幅ぎりぎりまで幅を広げたボタンなどがよく見られます。
ボタンに魅力的なコピーを加える
ボタンの文言も変更しましょう。デザインばかりに気をとられて文言がおざなりになっていると、ボタンのポテンシャルを最大限に発揮することができません。ボタンの周辺に「すぐに」「簡単」「無料」など、ユーザーがすぐにメリットを感じられる文言を入れましょう。
ボタンそのものの文言も意識する
ボタンの中の文言が「申し込み」「資料請求」だけになっているよりは、「限定コースでお得に買う」「無料で資料を請求する」などになっている方が、ボタンのCTRが上がります。
ポイントはメリットを提示し、動詞にすることです。
ファーストビューへの設置はオファーで変える
ページにアクセスして最初に目にする画面をファーストビューと呼びます。
このファーストビューに必ずボタンを置くべき、という記述をよく見かけますが、これはオファーの種類によって変わります。
資料請求や無料サンプルなどであればファーストビューに設置するべきですが、有料の販売であればファーストビューには置かない方がいいです。(より厳密にいうと流入経路によって変えるべきです。)
またユーザーが「申し込みたい!」と感じたときに、すぐに申し込める位置に設置するのもポイントです。ランディングページのコンテンツの切れ目ごとにボタンを設置しておきましょう。
コンバージョン回りにも工夫を
ボタンとひとまとまりになったコピーなどが書かれた領域をコンバージョン回りといいます。ボタンだけでなくコンバージョン回りにも配慮が必要です。
ECのランディングページでは1画面ほどのサイズを持つ、大きなコンバージョン回りを作ることがありますが、このような長大コンバージョン回りを使う場合は、毎回使用すると逆効果になります。
長大コンバージョン回りを使うのは2~3回に1回程度に留めるべきです。
あまりに頻発するとコンバージョン回りに記載されたコピーに対する特典感が薄れ、疎まれるようになります。
ボタンで売上が1.5倍になることもある
ランディングページにおけるボタンは、見た目ほど小さな存在ではありません。
ボタンとその周辺の変更だけで売上が1.5倍になったケースもあります。しっかりと設計しましょう。