8/4~8/17 注目のECニュースをピックアップ
あなたのEC事業に役立つトピックスをお届けする「お役立ちITニュース」。今回もEC業界の最新動向はもちろん、夏らしいイベントを使ったプロモーションの話題まで幅広くご紹介します。
目次
キャッシュバックサービス「monoka」がリリース
変化の激しいEC業界では、あらたなサービスのリリース情報に、常にアンテナを立てておきたいもの。
インターネット広告サービスを展開する株式会社ファンコミュニケーションズは、キャッシュバックサービス「monoka」をリリースしました。今回リリースされたのは、monokaを経由してネットショッピングをおこなうと、現金でのキャッシバックを受けられるサービス。ポイントでの還元ではなく、現金によるキャッシュバックという点が興味をひきます。
monokaの狙いは、ユーザーに与える「お得感」。ユーザーにとって分かりやすいサービスを提供することで、自社のサービス利用を促す狙いがあります。
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EC業界では、日々新たなサービスが続々と展開されています。最新のニュースを常時フォローしながら、今後の自社ビジネスを運営するうえでの参考材料にしていきましょう。
>引用元:煩わしいポイント管理不要!現金でキャッシュバックされるお買い物サイト「monoka(モノカ)」を提供開始
ECに朗報、スマホが鍵になる格安電子コインロッカー
合同会社SPACER(スペースアール)は、スマホをカギにして開け閉めをおこなえる、格安電子コインロッカーのデモ展開を開始しました。
今回スペースアールが発表した電子コインロッカーは、スマホをカギとして使用することで、誰でも簡単にコインロッカーを利用することができるサービス。ユーザーはスマホさえあれば、直接コインロッカーを開閉して、24時間商品を受け取ることができます。
EC事業者にとっては、ユーザーのライフスタイルに柔軟に対応することで、顧客満足度の向上も見込めるでしょう。物流改革が急がれるEC業界にとって、あたらしい可能性を示す新サービスとなるかもしれません。
SAGAWA 輸入関税等立替サービスをリリース
越境ECの拡大に対応した新サービスが、SAGAWAからリリースされました。今回発表されたサービスは、越境ECなどでかかる輸入関税をSAGAWAが立替えるサービス。
これまでEC事業者が商品の輸入をおこなう際、それに伴う輸入関税は、通関事業者が立替えることが商習慣となってきました。通関事業者にとっては手続きの負担や、万が一業者から輸入関税が未回収となった場合のリスクなど、複数の課題を抱えていました。
今回のサービスでは、通関業者の代わりにSAGAWAが輸入関税の立替えや手続きをおこなうことで、業者の負担を軽減することが狙い。通関業者は負担軽減により新規の顧客開拓を進めることができ、越境ECを目指すEC事業者にとっては、海外展開へのハードルが低くなります。
越境ECがますます広がりをみせる中、新たなサービスを柔軟に取り入れて変化に対応していきましょう。
>引用元:【佐川フィナンシャル】「SAGAWA 輸入関税等立替サービス」提供開始(2017/08/07)
花火アプリでECビジネスの新たな可能性を発掘
夏の定番イベントと言えば、花火を思い浮かべる方も多いのでは。「長岡花火」を運営する一般財団長岡花火財団は、2017年の長岡花火のプロモーションとして、公式アプリを開発しました(リリースは2017年5月)。
8月2日~3日で行われた花火大会でこのアプリを利用した数は、約3万3000人。日間の利用率は、なんと93%という驚きの数字を記録しました。
今回の花火アプリの成功は、今後のECビジネスを考えるうえでも示唆に富んでいます。
これまでイベントプロモーションに対してECビジネスが関わる範囲は、チケットの販売など一部に限られてきました。しかし、アプリに対してのレスポンスがこれだけ高いとなれば、従来のやり方ではアプローチできなかった顧客へもリーチできる可能性が見えてきます。
新しいECビジネスの展開を考えるうえで、こうしたイベントを利用したアプローチを取り入れてみるのも面白いでしょう。
>引用元:利用者数約3万人で日間利用率93%!花火アプリが魅せたECの可能性
ユーザーのニーズがビジネスチャンスを生む
今回ご紹介したニュースは、どれも「ユーザーのニーズにいかに応えるか」が鍵となっています。変化の激しいEC業界は、それだけユーザーからの新たなニーズが発生しやすい環境と呼べます。
常に最新の情報を取り入れながら、「ユーザーや業界がなにを求めているのか」をくみ取ることで、新たなビジネスチャンスをうかがっていきましょう。