ECサイトのデバイス別の利用率は? - リピスト | EC/D2Cサイト構築システム

ECサイトのデバイス別の利用率は?

スマートフォンの普及により、ECサイトを利用する際に使用するデバイスも多様化してきました。かつてはパソコンがメインでしたが、近年はスマホの利用率が大幅に増えています。

そこで今回は、インターネットのデバイス毎の利用率や、ECサイトでの購買行動の変化についてデータを元に解説していきます。

インターネットのデバイス毎の利用率は?

まずは、ユーザーがインターネットを閲覧する際に、どのデバイスを利用しているのか見ていきましょう。

デバイス利用率はスマホがもっとも多い

internet device

上記は、総務省が行った「通信利用動向調査(令和元年版)」の調査データです。

インターネットを利用する際の端末として、もっとも多かったのはスマートフォンで59.5%。次いでパソコンが48.2%、タブレットが20.8%となっています。ネット閲覧時に、スマホを利用するユーザーが多いということがはっきりと見て取れるデータです。

また、パソコンは2017年の52.5%から4.3ポイントの減少が見られ、ネットユーザーのスマホシフトが顕著に表れているデータと言えるでしょう。

>参照サイト:通信利用動向調査(令和元年版)

ECサイトの利用時もスマホがメイン

では、ECサイトを利用する際のデバイス傾向はどうなっているのでしょうか。

netshopping device

MMD研究所が行った「2018年版:スマートフォン利用者実態調査」によると、ECサイトで商品を購入する際に利用するデバイスは、スマートフォンが81.3%、パソコンが38.2%、タブレットが12.0%という結果となっています。

ECサイトを利用する際のデバイスとして、圧倒的にスマホが多いという結果が出ており、こちらもスマホシフトが鮮明に表れた結果となりました。

スマホはいつでもどこでも商品を購入できる手軽さと、各種アプリとの連携面に優れています。こうした利便性の高さが、ネットショッピングを楽しむユーザーとの相性が良く、利用率の高さに繋がっています。

>参照サイト:2018年版:スマートフォン利用者実態調査

スマホで購入されている商品は?

ここまでのデータから、ECサイトではスマートフォンをメインとした購買行動が中心となっていることが分かりました。

では、ユーザーはスマホを通してどのような商品を購入しているのでしょうか?

スマホでもっとも購入されるのは服・ファッション系

ec shopping lanking

上記のデータは、ECサイトでスマートフォンを使って購入したことがある商品を調査したものです。これによると、もっとも多かったのが服・ファッション・小物で42.3%、次いで本・漫画が34.0%となっています。食料品・飲料・お酒も購入率が高く33.3%という結果となっています。

一方購入率が低い商品としては、楽器が2.2%、PCソフトが3.6%、ベビー・マタニティが4.5%と低水準の値となっています。

スマホでのEC購入率から見える傾向は?

全体の傾向として、購入率が高い商品は消耗品や生活雑貨品が多いといえるでしょう。定期的に購入する商品は、ECサイトで手軽に安く購入したいというユーザー心理が窺えます。

一方購入率が低い商品の傾向として、実際に現物を確かめたいという傾向が読み取れます。例えば、楽器は試奏してから購入することが多く、購入金額も高いことからじっくり商品を見極めたい商品と言えます。また、ベビー・マタニティ商品は、赤ちゃんの安全にも関わることから、実際に手に取ってサイズや素材感を確認したいという心理が見て取れるでしょう。

データから見えてくるEC運営者が意識すべきポイントは?

では、今回のデータの全体像をまとめつつ、EC運営者がどのようなポイントを意識してサイト運営を行うべきかまとめていきましょう。

レスポンシブデザインを採用する

今回のデータでは、ユーザーがスマートフォンを中心とした購買行動に移行していることが顕著に表れていました。

EC運営者は、パソコンだけでなくスマートフォンにも対応できるレスポンシブデザインの採用が必要でしょう。せっかくユーザーが自社サイトに興味を持ってくれても、スマホ未対応では購入意欲は下がってしまいます。

商機を逃さずユーザーへの満足度を高めるためにも、パソコン・スマホ両方からのアクセスに対応しておきましょう。

多様な決済方法を用意する

多様な決済方法を用意することも重要なポイントです

スマートフォンでは、端末とサービス(アプリ)を連携させることで、決済をスムーズにすることが可能です。こうした利便性の高さがECサイトでの購入率にも繋がっていますが、肝心のサイト側が決済方法に対応していなければ、ユーザーは他サイトへ流れてしまうでしょう。

例えば、スマホで圧倒的ユーザーを持つAmazonが提供するAmazon Payなどは、ユーザーのニーズも高いサービスです。こうした決済サービスに幅広く対応しておくことで、ユーザーの利便性を高めていきましょう。

商材の選び方を工夫する

商材の選び方を工夫することも、EC運営者に求められるポイントです。

ECサイトで購入される商品の傾向として、消耗品や生活雑貨品が多い傾向にありました。こうした商材はECとの相性が良く、ネットショップ運営をスタートさせるには適しています。

一方、価格帯が高く、実店舗で試したいというニーズがある商材を選ぶ際は、売り方に工夫が求められます。例えば、ポップアップ店を出店し購入のみをオンラインで行うといったアプローチです。

商材によってアイデアやアプローチを工夫することが、ネットショップ運営成功への鍵と言えるでしょう。

まとめ

今回は、ECサイトにおけるデバイス毎の利用率についてご紹介しました。

ECサイトではスマホをメインとした購買行動が主流となっており、運営者はこうしたユーザーのニーズに対応したサイトの構築や運営が求められます。構築サービスを選ぶ際も、ニーズを満たすことができるサービスを選ぶことが望ましいでしょう。

PRECSのカートシステム「リピスト」は、単品通販に強いカートサービスを提供しています。LINEや各種決済サービスとの連携も充実しており、ユーザーの利便性を高めることが可能です。

売上に繋がるネットショップの構築をご検討中なら、ぜひリピストにご相談ください。

NEWPOST 新着記事