ビジネスを左右するネット広告の費用対効果の考え方 - リピスト | EC/D2Cサイト構築システム

ビジネスを左右するネット広告の費用対効果の考え方

ネット広告などビジネスの成功に欠かせない費用対効果。費用対効果を判断する測定指標を知ることは、ビジネスを成功に導く必須条件といえます。今回は、費用対効果と、それを判断する測定指標についてみていきます。

費用対効果がビジネスの成否を決める

広告はその目的と成果のバランスを見定めることが重要です。いくら派手な広告を打っても、成果がでなければ失敗です。

そこで重要となるのが、費用対効果です。目的(目標)に対して、どれだけの効果が出たのかを客観的に分析することで、ビジネスの方向性を見定める判断材料にします。

ネットビジネスを支える測定指標

なかでもネット広告などは、費用対効果を測るための、さまざまな測定指標が参考となります。今回は、測定指標のなかでも、費用対効果を測る重要な指標を3つご紹介します。

1.CPA:コスト・パー・アクイジション

ひとつ目の指標はCPAです。CPAとは「1コンバージョンあたりのコスト」を判断する指標で、この場合のコンバージョンとは「web上で獲得できる最終的な効果」をいいます。

つまりCPAとは、ひとつの効果(成果)を得るのにかかるコストのことで、この数値が低いほど、成果を得るためのコストが低いので、費用対効果が高いと判断できます。

CPA=コスト×コンバージョン数
(コスト=クリック数×平均CPC)

2.ROAS:リターン・オン・アドバタイジング スペンド

次の指標はROSAです。Rの頭文字はリターンをあわらすもので、「投資した広告の回収率(リターン)」を表します。具体的には、広告費1円あたりの売上で判断します。

1円の投資で、何倍の売上を回収できたかをあらわすもので、この数値が高いほど、費用対効果は高いと判断できるでしょう。

ROAS=売上÷コスト×100(%)

3.ROI:リターン・オブ・インベストメント

3つ目の指標はROIです。ROIは、ネット広告での「広告の投資効果」を表す指標です。広告費1円あたりの利益で判断します。

ROI=(コンバージョン数×平均利益単価-コスト)÷コスト×100(%)

混同されやすいROASとROI

費用対効果をあらわす指標のなかでも、ROASとROIはよく似ているため、混同してしまします。ふたつの指標を判断するポイントとなるのは、

ROAS=売上
ROI=利益

の指標だという点です。

複数の指標が必要な理由は?

たとえば、売上の指標となるROASが100%以上の数値だったとします。売上の面では、投資した額以上に回収できていることになります。しかし、ROIを測定すると、100%未満の数値となりました。

つまり、利益の面では投資効果が得られなかったということです。ふたつの指標を総合すると、「売上は回収できたが、利益はでなかったのでビジネスとしてはマイナス」と判断できるのです。

このように、複数の指標を用いることで、ネット広告の費用対効果を詳細に分析することができ、「売上が高い!」という表面上の数字に左右されない経営判断を下すことができます。

測定指標を活用してビジネス効率をアップ

費用対効果を測定する指標には、複数の指標があります。さまざまな指標を活用することで、より詳細な経営判断を下すことができるでしょう。

リピストでは、見やすい管理画面と広告費用対効果の「見える化」で、みなさまのビジネスを最大限サポートいたします。