リスティング広告の品質スコアってなに?
リスティング広告で、品質スコアは掲載順位に大きく影響します。しかし、品質スコアは仕組みが複雑なため、スコアの上げ方に迷う人も多いでしょう。ここで品質スコアについて、しっかりと理解しましょう。
どうして品質スコアが大事なのか
リスティング広告では、広告ランクによって掲載順位が決定されます。広告ランクは
広告ランク=上限クリック単価×品質スコア
で算出されるため、単価設定を上げればランクは上がります。
しかし、これではコストがかかりすぎるため、品質スコアを上げる必要があるのです。
品質スコアとは何か?
品質スコアは「広告の全般的な品質」を評価するもので、アカウントのキーワード毎に10段階(1~10の数値)で表されます。この段階は、次の3つの要素で決められます。
推定クリック率
特定のキーワードに対して表示された広告がクリックされる可能性を示すもので、指定したキーワードが広告のクリックにつながるかどうかを予測します。過去のキーワードの掲載結果が影響します。
広告の関連性
キーワードと広告内のメッセージがどの程度合致しているかを示します。具体的には、広告主のキーワードを使用した検索で表示される広告が、ユーザーが探している内容と直接関係しているかどうかなどです。
たとえば、広告グループを「酒」としたときに、ビール、日本酒、焼酎などの検索キーワードを設定すると、検索の幅が広がってしまうため、設定した広告文との関連が薄くなってしまいます。
ランディングページの利便性
広告文とウェブサイトのランディングページがどれくらい有益で関連性があるかを表す指標です。ランディングページはわかりやすく有用で、広告のキーワードにもユーザーの目的にも関連するようにつくりましょう。
品質スコアを上げるためには
品質スコアを決める3つの要素をどのように上げていくのか、その具体的な方法を考えていきましょう。
広告のCTRを改善する
CTRとは、リスティング広告が表示されたときのクリック率のことをいいます。CTRの改善に効果が高いのが「ABテスト」です。広告文を何度も変えてクリック率をテストし、より効果の高いものをつくっていきましょう。
広告文とキーワードとの関連性を高める
検索キーワードを広告文に含めるということは、広告との関連性が高いとみなされます。検索の幅が広がることで広告文との関連性が下がってしまうのであれば、検索キーワードをできるだけ分類し、それぞれに適切な広告文を作成することが大切です。
先ほどの例で言うと、「焼酎」という広告グループに設定し、検索キーワードを「芋焼酎」「麦焼酎」「酎ハイ」というように、ジャンルを絞って関連性を高めましょう。
広告文とリンク先ページに書いてある内容の関連性を高める
リスティング広告で作成した文章と、リンク先のランディングページの内容との関連性を高めることが大事です。ただし、キーワードをむやみに詰め込むと逆効果です。関連性の高い、独自で有益性の高いコンテンツであることが必要となります。
品質スコアを伸ばすには分析と改善の繰り返し
リスティング広告で上位表示されるためには、品質スコアを伸ばすことが必要なのは理解していただけたことでしょう。そのためには、CTRをはじめとした測定値の分析と、さらなる改善を繰り返す必要があります。
リピストではリスティング広告の費用対効果の見える化で、広告効果の最大化をサポートします。分析と改善を繰り返し、広告を改善していきましょう。