Webマーケティングとは?歴史/メリット/具体的な手法など - リピスト | EC/D2Cサイト構築システム

Webマーケティングとは?歴史/メリット/具体的な手法など

インターネットが生活のあらゆるシーンに存在する時代にあって、ますます重要度を増しているのが「Webマーケティング」です。ウェブ向けのマーケティング手法全般のことを指すWebマーケティングですが、この20年余りで劇的な進化を遂げてきました。

今回は、Webマーケティングの歴史やメリット、具体的な施策についてご紹介します。爆発的なスピードで進化するWebマーケティングの「いま」を、まとめてチェックしていきましょう。

Webマーケティングとは?

Webマーケティングとは、インターネットやネットサービス向けに行われるマーケティング手法全般のことを言います。

広告を掲載するといった基本的な手法から、検索エンジンの最適化を目指すSEO施策、SNSを利用したSNSマーケティングなど、その手法は多岐に渡ります。インターネット技術が進歩するにつれてWebマーケティングも日々進化を遂げており、ユーザーを獲得し売上に繋げるための販売戦略が生み出されいます。

Webマーケティングの歴史を解説

history of marketing
時代ごとに爆発的な進化を遂げるWebマーケティングですが、その歴史はどのような変遷を辿ってきたのでしょうか?時代ごとのWebマーケティングの歴史や特徴を見ていきましょう。

インターネット黎明期(1994年~99年) | Webマーケティングの始まり

インターネットがこの世界に登場した1994年~99年は、Webマーケティングの始まりの時期でもあります。

この時代のマーケティングとして主流だったのが、ディスプレイ広告です。Webサイトに企業やサービスの広告を掲載する手法で、現在に至るまで広く用いられているマーケティング手法と言えます。

日本におけるインターネットの潮流を生み出しのは、Yahoo!JAPAN。同サイトに登録することで、検索エンジンに表示してもらうことができ、Webマーケティングに取り組む事業者はこぞってYahoo!を利用しました。

検索エンジン拡大期(2000年~02年) | SEOの普及

2000年という節目の年は、インターネットの世界でも大きなターニングポイントとなりました。この年、日本にGoogleが進出。ロボット型の検索エンジン(クローラー)を用いた手法が瞬く間に定番化し、Yahoo!JAPANでも同型の検索エンジンを採用しました。

これにあわせて現れたのが、SEOという概念です。検索エンジンに「見つけてもらう」ことを目的としたSEO施策は、進化を続ける検索エンジンに見合った手法として、生まれるべくして生まれたWebマーケティングだったと呼べるでしょう。検索連動型のリスティング広告の普及も、背景には同じ理由があったと言えます。

一方で、一般ユーザーに向けてメルマガ(メールマガジン)が定番化していったのも、この時期となります。

ブログ・SNS普及機(2003年~09年) | 個人ユーザーの台頭

Webマーケティングの歴史を見ていると、ブログやSNSの存在が非常に大きな役割を果たしていることが分かります。従来までは、企業や店舗だけが取り組むものだったWebマーケティングが、ブログやSNSの普及により個人ユーザーにも広がりを見せるようになりました。

こうした流れを受けて注目を集めるようになったのが、バズマーケティングです。SNSやブログなどのコンテンツが「バズる」ことで集客を目指す手法で、SEO施策と絡めて多くの事業者が取り組むようになります。

反面、過剰な投稿や質の低いコンテンツの発信が顕在化し始めたのも、この時期からと言えます。

コンテンツマーケティング全盛期(2010年~現在) | クオリティを追い求める

大量のコンテンツを使った「物量作戦」が過渡期を迎えたことや、Googleによる検索アルゴリズムの変更を受けて、Webマーケティングも軌道修正を余儀なくされます。

この時代から求められるようになったのが、コンテンツの質(クオリティ)です。Googleは、ユーザーにとって真に有益な情報を検索上位に表示する方針を明確にし、企業もこれに合わせ質の高いコンテンツの作成に取り組むようになります。いわゆるコンテンツマーケティングの台頭です。

目の前の顧客を掴むのではなく、潜在的な顧客にアプローチし、じっくりファン化するといった「育てる」意識が根付いてきたのも特徴の1つでしょう。また、スマホの急速な普及から、動画メディアの存在感が一気に高まりました。ユーチューバーが大ブームを巻き起こすことで、こうした側面からアプローチする手法も人気を集めています。

Webマーケティングのメリットは?

analysis
ここまで、Webマーケティングの歴史について見てきましたが、ここからは視点を変えてWebマーケティングに取り組むメリットについて見ていきましょう。

メリットには大きく5つのポイントが挙げられます。

メリット1.情報更新がリアルタイム

1つ目のメリットとして、情報更新がリアルタイムな点が挙げられます。
Webマーケティングでは、テレビ・雑誌・紙広告と異なり、Webサイト情報の決定や実行をリアルタイムでおこなうことが可能です。

そのため顧客の行動履歴データを分析して、必要に応じてすぐにWebサイトの改善ができることは、大きなメリットといえるでしょう。顧客が検索するキーワードの分析結果を、すぐにSEO施策に活かすことができるのも、特徴の1つです。

メリット2.顧客の行動履歴を分析できる

顧客が「自社Webサイト上でどんなアクションを起こしたのか」という行動履歴が簡単に収集できる点も、Webマーケティングのメリットです。掲載したコンテンツの成果が数値化できるというのは、事業者にとって大きな強みとなります。

たとえば、「商品を購入しなかった顧客はどこの地域に住む人」で、「どのページから離脱したか」など、Webサイトをより顧客のニーズに合ったものに作り変えていくために必要なデータが分析できます。

このように、PDCAサイクルを効果的に回せる点は、Webマーケティングのメリットでしょう。

メリット3.作ったコンテンツはサイトの資産になる

記事や動画など自分たちの作ったコンテンツを、インターネット上に半永久的に残すことができるのもメリットの1つでしょう。

Web広告は出稿期間が終われば掲載されないので効果は一時的かもしれませんが、Webサイトやブログを含めたコンテンツは、適時更新していくことで情報という大切な資産を蓄積できます。

メリット4.低コストで運用可能

企業の規模・予算に合わせて、柔軟に運用できる点もWebマーケティングのメリットです。SEOをおこない、検索エンジンから高評価を得ることで、検索結果の上位表示を低コストで実現することもできます。

メリット5.365日・24時間稼働

5つ目のメリットとして、365日・24時間稼働という点も挙げられます。

Webマーケティングでは、顧客とインターネットでつながっている限り、365日間休まず営業活動をおこなってくれます。Web以外の、モバイル対応Webサイト、メルマガなど、さまざまな角度から顧客に対して24時間アプローチできるのも大きなメリットです。

Webマーケティングの具体的な手法を紹介

最後にWebマーケティングの具体的な手法について見ていきましょう。Webマーケティングにはどのような手法があるのでしょうか?

1.SEO

SEO
SEOとは、Search Engine Optimizationの略で日本語では「検索エンジン最適化」と呼ばれています。SEOの目的は、検索エンジンの検索結果において上位に表示されるよう取り組むこと。

キーワード検索の上位にヒットすれば、それだけユーザーにクリックしてもらえる可能性が高まり、アクセス数の増加や売上の向上に繋げることができます。かつては過剰なキーワードの挿入やコンテンツの投下など、数に物を言わせる手法が一般的でしたが、近年はGoogleのアルゴリズム変更を受けて、より質の高いコンテンツをアップすることが一番に求められています。

2.Web広告

Webマーケティングの手法として最も一般的なのが、Web広告でしょう。サイトの広告枠に掲載するディスプレイ広告や、検索連動型のリスティング広告、ユーザーの行動を後追いするように表示されるリターゲティング広告などその種類も多岐にわたります。

また、SNS広告や動画広告のように、出稿するコンテンツがより多様化しているのも、昨今のWeb広告の流れでしょう。

3.SNSマーケティング

SNS marketing
SNSを使ったSNSマーケティングは、いまや企業や店舗にとって欠かすことのできないマーケティング手法の1つです。

TwitterやInstagram、FacebookやLINEといったツールがとくに注目を集めており、それぞれの特徴と自社サイトのテイストを勘案しながら、複数のツールを使い分けるケースも少なくありません。

ユーザーとの距離感が近く、短期的な売上ではなく中長期的な顧客獲得に効果がある点も、SNSマーケティングが人気を集める理由です。

4.LPO・EFO施策

LPOとは、Landing Page Optimizationの略でランディングページ(LP)最適化のことを言います。LPはECを始めとしたネットサービスでは重要なマーケティングツールですが、より魅力的でコンバージョンに繋がりやすいLPを作成することで、売上を高めるのが狙いです。

またEFOは、エントリーフォーム最適化のことをいいます。こちらはネットショップなどで入力するエントリーフォームを改善することで、カゴ落ちやサイトからの離脱を避けるための施策です。

いずれも近年のWebマーケティングでは重要度の高い施策と呼べるでしょう。

まとめ

今回は、Webマーケティングとは何か?というテーマの元、その歴史やメリット、具体的な手法についてご紹介しました。

Webマーケティングの歴史は、インターネット技術の進歩にあわせ時代ごとに進化を続けてきました。現在のスタンダードと呼ばれる手法も、今後の技術革新に沿って変化を遂げていくでしょう。事業者は、絶えず発信される情報にしっかりとアンテナを貼りつつ、自社にとって最適なマーケティングを採用していくことが求められています。

Webビジネス全盛の時代において、ネットショップはそのけん引役とも言えます。熾烈な競争が繰り広げられる業界では、より魅力的でオリジナリティのあるサイト構築が鍵を握ります。

EC構築サービスのリピストなら、多彩な機能と確かなサポート体制で、売上に繋がるECサイトの構築をしっかりバックアップします。ネットショップの立ち上げをお考えなら、ぜひ一度リピストのお声かけください!