ECサイトでインフルエンサーマーケティングを活用する3つのポイント
「インフルエンサー」という言葉、みなさんも一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか。
社会に強い影響力を持つ人を意味する言葉ですが、このインフルエンサーを使ったWebマーケティングのアプローチとして注目を集めているのが「インフルエンサーマーケティング」です。
ECサイトでインフルエンサーマーケティングを活用する3つのポイント
すでに多くのECサイトでも活用されているマーケティング手法だけに、担当者なら詳しい情報をぜひ覚えておきたいところ…。
そこで今回は「インフルエンサーマーケティングとはどんな手法なのか」「ECサイトで活用する場合にどんなポイントがあるのか」分かりやすくご紹介していきます。
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目次
- インフルエンサーとは?
- ・SNSなどを通じて社会に強い影響力を持つ人
- インフルエンサーマーケティングとは?
- ・インフルエンサーの影響力を広告宣伝に活用する
- ・インフルエンサーマーケティングとTVCMに違いは?
- ここだけ押さえる!ECで活用する3つのポイント
- ・1.ターゲット層にマッチしたインフルエンサーを起用する
- ・2.ゴールをしっかり定める
- ・3.ステマややらせ感に注意!
- まとめ
インフルエンサーとは?
まずはインフルエンサーマーケティングの基本となる「インフルエンサー」について見ていきましょう。
SNSなどを通じて社会に強い影響力を持つ人
「インフルエンサー」とは、SNSや動画配信などを通じて、社会に強い影響力を持つ人を指します。
例えば、芸能人やモデル、スポーツ選手、専門知識を持った著名人などはその一例です。こうした人物は自身のTwitterなどで多くのフォロワーを持っており、その発言や行動がとても大きな影響力を持っています。
Instagramでは多くのユーザーに影響力を持つ「インスタグラマー」という言葉も生まれました。また、YouTubeの世界で注目を集める「ユーチューバ―」は動画配信におけるインフルエンサーの代表格です。
インフルエンサーマーケティングとは?
ネット上で大きな影響力を持つインフルエンサー。
このインフルエンサーの影響力を、Webマーケティングの分野に活用する手法が「インフルエンサーマーケティング」です。
インフルエンサーの影響力を広告宣伝に活用する
インフルエンサーマーケティングでは、自社商品やサービスの広告宣伝活動にインフルエンサーを起用します。
影響力のある人物が商品のPRをおこなうことで、自社商品やサービスを広く一般に周知し、購入へと繋げていくことが目的です。
インフルエンサーマーケティングとTVCMに違いは?
自社商品のPRに有名人を使うアプローチは、TVCMにタレントなどを起用する手法と似ています。しかしインフルエンサーマーケティングではTVCMと2つの点で違いがあります。
1つは自然な流れで商品やサービスをPRできるということ。
インフルエンサーのSNSや動画で商品を取り上げるということは、まず主役となるのはインフルエンサー自身です。彼らのコンテンツの中で商品やサービスを紹介するという形態を取ることで、ユーザーに対して自然な流れでPR活動を行うことができます。
この点は、まず商品やサービスありきでタレントなどの影響力や信頼度を活用するTVCMとは大きく違うポイントです。
2つ目は拡散力。
ネット上で影響力を持つということは、「拡散力」を持っていると言い換えることができます。情報が広く拡散することは、Webマーケティングを行う上でとても有利です。この点もインフルエンサーマーケティングとTVCMの違いと言えるでしょう。
ここだけ押さえる!ECで活用する3つのポイント
さて、ここまでインフルエンサーマーケティングの概要についてご紹介してきました。
ここからは、ECサイトでインフルエンサーマーケティングを活用する際に、必ず押さえておきたいポイントを3つ見ていきましょう。
1.ターゲット層にマッチしたインフルエンサーを起用する
1つ目のポイントは「ターゲット層にマッチしたインフルエンサーを起用する」こと。
例えば、年齢層の高いユーザー向けの健康食品を販売する際に、若い女性に人気のあるモデルをインフルエンサーと起用しても期待するほどの反響は得られないでしょう。
狙いとなるターゲットと起用するインフルエンサーにミスマッチがあると、インフルエンサーマーケティングは効果を発揮しません。
あらかじめインフルエンサーがどの世代やターゲットに影響力を持っているのかを見極め、自社商品に最適な人物を起用することがポイントとなります。
2.ゴールをしっかり定める
インフルエンサーマーケティングに取り組む際は、「ゴールをしっかり定める」こともポイントとなります。
ただやみくもにインフルエンサーを起用しただけでは、具体的な成果を得ることはできません。
また、インフルエンサーマーケティングでは発信されたコンテンツへの反応を図るために「いいね」の数や「再生数」が参考にされますが、これだけを根拠に「成果があった」とするのは早計です。なぜなら、この数字はインフルエンサーの人気だけに反映されている可能性があり、コンテンツへの評価とは別物の可能性もあるからです。
インフルエンサーマーケティングの目的は、あくまでも自社商品やサービスへの成果を得ること。この目的をしっかり達成するためにも、ゴールをしっかり定める(KGI)ことやその過程をチェックする(KPI)ことを忘れないようにしましょう。
3.ステマややらせ感に注意!
インフルエンサーマーケティングに取り組む際に注意したいのが、ユーザーに対して「ステマ」や「やらせ感」を持たれないこと。
中途半端にインフルエンサーを使って商品のPRをしてしまうと、ユーザーは発信されたコンテンツに対して不信感を覚えます。そこから炎上騒ぎに発展してしまうのは最悪のケースです。
こうしたリスクを避けるためにも、きちんと商品をPRするということを前提にコンテンツの発信や作成をすることが重要でしょう。あらかじめ起用するインフルエンサーとこの点をしっかり詰めておくこともポイントです。
まとめ
今回はECサイトのWebマーケティングの手法として注目をあつめる「インフルエンサーマーケティング」についてご紹介しました。
インフルエンサーマーケティングをECサイトに活用する場合は、いくつか押さえておきたいポイントがあります。今回ご紹介した3つのポイントを参考に、最適な状態で活用できるようしっかり取り組んでいきましょう。
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