みんなが使っているECサイトの分析ツールはどれ?
ECサイトの売上を高めるためには、サイトの分析が欠かせません。そこで活用したいのが、分析ツールです。
分析ツールを利用すれば、ユーザーの動向や流入経路、属性などを数値化して客観的に判断することができます。
今回は、ECサイトに役立つ分析ツールを、無料・有料に分けてご紹介。ツールの種類や特徴について、この機会にチェックしていきましょう。
ECサイトの分析ツールとは?
分析ツールとは、サイトに関するあらゆる数値をデータ化し、分析する際に用いるツールのことを言います。
ECサイトでは主に、サイトを訪れたユーザの動向を分析するために用いられており、どのような経路でサイトを訪問したのか、どのようなページが人気を集めているのか…などをデータ化しサイトの改善に役立てます。
また、市場のトレンド分析や、コンテンツを作成する際のキーワード選定にも用いるなど、マーケティング施策を練る上で活用できるのも特徴の1つです。
無料のECサイト分析ツール3選
ここからはECサイトの分析に役立つ、分析ツールをご紹介していきます。まずは、無料で使えるツールから見ていきましょう。
1.Googleアナリティクス
ECサイトの定番分析ツールと言えば「Googleアナリティクス」です。
Googleが提供するこちらのツールは、サイトに関するあらゆる数字を集計・データ化することが可能。無料とは思えない膨大なデータを確認することができ、ユーザーの訪問から離脱(コンバージョンも含む)までの一連の流れを、全てデータとして把握することができます。
ECサイトを運営するなら、まずGoogleアナリティクスの設定を忘れず行っておきましょう。
2.Google Search Console
「Google Search Console(グーグルサーチコンソール)」も無料の分析ツールの代表格です。
アナリティクスではECサイトへのアクセスを中心にデータを分析するのに対し、サーチコンソールではユーザーのWeb検索について分析することができます。具体的には、ユーザーがどのようなキーワード検索を行ったのかや、SEOに関わる問題点や改善点がないかを分析可能。
ECサイトでは検索順位が重要なポイントとなりますが、サーチコンソールはこおの検索順位を改善するには打ってつけのツールと呼べるでしょう。
3.Googleデータポータル
分析したデータを集約し、レポート化して共有できるのが「Googleデータポータル」です。
集めたデータをグラフや表を使って可視化することはもちろん、アナリティクスなどの連携機能を利用して、データの取得や更新を自動で行うことができます。わざわざ手作業で入力する手間が省けることから、事業者の大幅な負担減が可能に。
加えて、データを簡単に共有することもできるため、自社内はもちろん、クライアントとの打ち合わせなどでも大活躍してくれる便利な無料分析ツールです。
有料のECサイト分析ツール3選
次に、有料で利用できる分析ツールをご紹介しましょう。
1.Tableau
「Tableau(タブロー)」は、いわゆるBIツールと呼ばれる分析ツールの1つで、大量のデータを瞬時にビジュアルで表示し、より効率的な分析作業に役立てることができます。
一般的なエクセルやスプレッドシートに比べ、大容量のデータを短時間で集計可能。グラフィックの数も実に豊富で、より直観的にデータ分析を行うことができます。
EC事業者でもビッグデータの活用が重要視される時代にあって、実に頼もしい分析ツールと呼べるでしょう。
2.Mieruca
「Mieruca(ミエルカ)」は、SEO対策に強いEC向けの分析ツールです。
コンテンツを作成する際に、売上に繋がるキーワードをAIを使って調査。効果の期待できるキーワードをわずが数秒で取得することができます。
また、自社サイトのどこが注目されているのかをヒートマップ化する機能や、関連キーワードをツリー上で表示するなど、「見える化」することで効果的なサイト運営に繋げることができます。
3.Karte
リアルタイムでユーザーの動向を分析し、最適な接客を提示することができるのが「Karte(カルテ)」です。
Web接客ツールの1つとして人気を集めており、管理画面ではイラストやカラーリング等を活用してユーザーのニーズまでも可視化。過去の行動履歴などを通じて、最適なアプローチを後押ししてくれます。大手企業でも導入することが多い定番ツールの1つと言えるでしょう。
ECサイトの「外」を知るための分析ツール
分析ツールではサイトの内部に注目するのが一般的ですが、サイトの外(外部)について知ることも売上アップにはとても重要な項目でしょう。ここでは、ECサイトの外を知るためのツールをご紹介します。
1.Googleトレンド
いまどんなトレンドが人気で、どれくらい検索されているのかを知ることができるのが、「Googleトレンド」です。
人気キーワードの検索や、過去の検索推移を閲覧することができます。ECサイトではホットなキーワードを押さえておくことが鉄則となるため、世の中の動向を知るにはとても役立つツールです。
2.リアルタイム検索
「リアルタイム検索」は、Twiiterなどでリアルタイムで検索されているキーワードを見ることができる分析ツールです。Yahoo!のリアルタイム検索はもちろん、Twiiterの検索ボックスやFacebookでも利用することが可能。
SNSなどを運用している事業者は、リアルタイム検索を用いて情報を検索した上で、コンテンツの投稿を行うのも効果的でしょう。
3.キーワードプランナー
最後にご紹介するのが、「キーワードプランナー」です。
キーワードプランナーは、検索されるキーワードのボリュームや関連キーワードなど検索することが可能。自社サイトにとって最適なキーワードを探し出すことはもちろん、狙っているワードの競合率なども把握することができます。
広告出稿を考える際にも役に立つ分析ツールの1つです。
まとめ
今回は、ECサイトで役立つ分析ツールについてご紹介しました。
ECサイトの売上を高めるためには、各種データをしっかり分析し、改善を施していくことが大切です。しっかりとしたPDCAサイクルを回し続けるためにも、分析ツールを上手に活用してみましょう。
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