D2Cがブランドストーリーを伝える重要性と3つの事例 - リピスト | EC/D2Cサイト構築システム

D2Cがブランドストーリーを伝える重要性と3つの事例

D2Cがブランドストーリーを伝える重要性と3つの事例

D2Cのビジネスモデルにとって、ブランドストーリーは欠かすことができない重要な要素です。しかし、ストーリーを築くことは一朝一夕でできるものではありません。それだけに、時間と労力はもちろん、成功事例から学ぶことも大切となってきます。

そこで今回は、D2Cがブランドストーリーを重視する理由や、既存のD2Cブランドの成功事例をご紹介します。各社がどのようなストーリーを持って事業を進めているのか知ることで、自社ブランドを成功させるヒントを探してみましょう。

ストーリーはD2Cを構成する重要な要素

d2c

D2Cとは、商品の企画・製造から流通・販売にいたるまで、すべての項目を自社で完結させるビジネスモデルです。

従来までのメーカー直販との違いは、ブランドにストーリーをまとわせるということ。ストーリーとは、ブランドのビジョンやコンセプトといった世界観のことで、D2Cではこのストーリーを軸に商品の開発や販売方針、顧客との関係構築などすべてに統一感をもったブランド運営を進めていきます。

ユーザーはこのストーリーに共感しファンとなることで商品を購入。商品の機能的な価値ではなく、情緒的な価値に重きを置いていることが、D2Cの最大の特徴です。

D2Cはブランドストーリーを統一する

D2Cがストーリーに重きを置く理由には、ユーザーの消費行動の変化が挙げられます。大量消費・大量生産の時代が終焉を迎え、かつてのように商品のスペックや価格だけで勝負するスタイルは通用しなくなってきました。ユーザーも商品やサービスの背景にある想いやストーリーを重視するようになり、いわゆるモノ消費からコト消費へと移り変わっています。

そこでD2Cは、ユーザーと直接(ダイレクトに)繋がるビジネスモデルを採用することで、自社のストーリーをより深く浸透させる手法を採用しました。メーカーが自社ですべての業務を完結するのは、ブランドストーリーを可能な限り統一させ、ストーリーに深みを持たせるため。また、ユーザーと企業が直接繋がることで、より密な顧客関係を築くことにも成功しました。

D2Cブランドではありませんが、アメリカの「Apple(アップル)」はストーリーをまとわせることに成功した世界でもっとも有名な企業です。アップルを買うということは、その商品の機能性だけでなくおしゃれさや充実感、満足感といったストーリーを得ることができます。D2CはこのアップルのようなビジネスをECというプラットフォームで構築した、ハイセンスなビジネスモデルと呼べるでしょう。

【事例3選】国内のD2Cブランドに見るストーリーの描き方

では、これからD2Cブランドを立ち上げる企業はどのようにストーリーを描いていけばよいのでしょうか?

そのヒントとなる成功事例を見ていくことにしましょう。

事例1.FABRIC TOKYO(ファブリックトウキョウ)

FABRIC TOKYO(ファブリックトウキョウ)はオーダーメイドスーツを販売するD2Cブランドです。オーダーメイドスーツと聞くと、「敷居が高く古くさい」「時間がかかり金額も高い」といったイメージが一般的でした。

しかしファブリックトウキョウでは、店舗でのスピーディーな採寸とネット注文を組み合わせることでこのイメージを一新。一度採寸してしまえば、あとは自宅で手軽に注文できるなど、これまでのオーダースーツの常識を打ち破ることに成功しました。D2Cというビジネスモデルを採用したことで、低価格を実現したことも成功の秘密です。

同社のストーリーには、過去のイメージを打破し自由なファッションを提供するという革新性が込めらています。とくにスーツを敬遠する若年層にとってはインパクトが大きく、ブランドを成功に導くポイントとなりました。

事例2.BOTANIST(ボタニスト)

自然由来のボタニストスタイルの商品を販売するのが、BOTANIST(ボタニスト)です。同社ではシャンプーやスキンケア商品を展開していますが、商品はすべて天然由来。自然とテクノロジーを融合させることで、安心・安全かつ丁寧な暮らしを実現できる商品開発に成功しました。

同社ではボタニカルスタイルというストーリーをより深めるために、商品のボトルデザインや包装もすべて統一。シンプルで透明感があるデザインは無駄が削ぎ落され、自然と共生するというブランドイメージをより強固にしています。この統一感はD2Cのストーリーを構築する際のポイントで、これからストーリーを構築する際も、サイトデザインやSNSの投稿、包装する箱まで、すべての部分がブランドを構成する要素と捉えることが大切です。

事例3.BASE FOOD(ベースフード)

栄養バランスに徹底的にこだわった「完全食」を販売するのがBASE FOOD(ベースフード)です。海外を中心に注目を集めているフードテックをいち早く国内に導入。栄養バランスが気になるビジネスパーソンや健康意識の高い層を中心に大きな人気を集めています。

同社では、現代のライフスタイルとマッチした商品を販売したことが成功の秘訣でした。昼夜を問わず働く人にとって健康は重要な要素です。そこで、手軽に栄養バランスが整った食品を食べることで、よりエネルギッシュで健康的な生活を手に入れられる、というストーリーがユーザーに刺さりました。

現代の社会課題を解決しながら、フードテックという最新技術でインパクトを与えられた組み合わせの妙も特筆すべき点でしょう。

まとめ

今回は、D2Cがブランドストーリーを伝える重要性と、国内ブランドの成功事例をご紹介しました。

ユーザーの消費行動が変化するにつれて、機能性ではなく情緒性に価値を置く流れが生まれています。D2Cはこうしたトレンドを掴み、自社ですべての業務を完結しブランドイメージに統一感を持たせることに成功。ストーリーはその軸となるもので、D2Cの根幹とも呼べる要素です。