これで解決!ネットショップの開設方法をまとめてみた
ネットショップを開設したいけど、具体的な手順や商品選定に悩む方も多いのではないでしょうか。今回はネットショップの開設に関する情報を、分かりやすくまとめてご紹介します。
ネットショップ開設の手順を知ろう
ネットショップを開設するにあたって、まず押さえておきたいのが具体的な開設手順です。ここでは、6つの手順に沿って開設方法を見ていきましょう。
1.必要なものを準備しよう
まずはネットショップを開設するために必要なモノを整えましょう。パソコンは、ネット環境が整ったものを用意します。通信速度は1Mbps程度を目安としましょう。また、商品写真の撮影が必要なら、カメラも必要となります。商品に同封する明細書や、DMを作成するなら、プリンターも用意しておくと便利です。
・パソコン
・ネット環境
・カメラ
・プリンター
2.特定商取引法に登録する環境を用意しよう
ネットショップで商品を販売するには、「販売業者名、住所、電話番号」をネットショップ上に表記しなければなりません。これは、特定商取引法に定められており、ネットショップを運営するには必須の項目です。ショップを開設する際は、事業者情報をきちんと用意しておきましょう。
3.仕入れ先を確保しよう
開設の下準備が整ったら、次は仕入れ先の確保です。取り扱う商品のメーカーや、商社、問屋などに連絡をして、商品を仕入れることができないか交渉しましょう。
もうひとつの方法として、OEMメーカーに依頼してオリジナルの商品を開発するというものもあります。
ある程度の量を作る必要がありますが、他社が絶対に扱えない商品を持つことは非常に大きな強みになります。
最近では少量から生産を引き受けてくれるOEMメーカーも増えてきたため、独自に商品開発を行うケースが多くなってきています。
特に単品通販を行う場合は、ほとんどの通販事業者が独自の商品を開発しています。
4.必要な手続きを行おう
ネットショップを開設するためには、取り扱う商品などに応じて必要な手続きがあります。税務署への届け出などの他、食品を扱うなら保健所への届け出や食品衛生法の許可申請、アルコールの場合は、ネットショップ販売に必要な免許として「通信販売酒類小売免許」が用意されています。取り扱う商品にあわせて、必要な手続きを忘れずにおこないましょう。
5.ドメインを取得してホームページをつくろう
ネットショップは、インターネット上で商品を販売します。このインターネット上での住所の役割を果たすのが、ドメインです。ネットショップのホームページを開設する際は、まずレンタルサーバー業者と契約して、ドメインを取得しましょう。
ドメインが取得できれば、ホームページを作成します。ホームページは、ショップの「顔」となる部分。デザインはもちろん、操作性や機能性にもこだわって作成しましょう。ホームページやネットショップの開設が初めての場合は、EC構築パッケージやレンタルショッピングカートサービスがあるので、ぜひ利用してみましょう。
6.決算や配送方法を決めよう
ネットショップの開設手順の最後は、決算や配送方法の決定です。ネットショップでは決算方法の選択肢が多いほど、ユーザーの利便性も向上します。手数料やセキュリティにも留意しながら、幅広い選択肢を用意しましょう。また、配送方法も重要なポイントです。宅配サービスはもちろん、専門の物流会社に依頼すれば、商品配送の手間を軽減できます。コストと相談しながら、最適な方法を考えてみましょう。
ネットショップの開設にかかる費用をご紹介
ここでは、ネットショップの開設に必要な費用を、まとめてご紹介します。開設時に必要な費用の目安として活用してみましょう。
パソコン(5~10万円程度)
デスクトップ型かノート型か、などスペックや種類にもよりますが、ある程度の性能を考えると5万~10万円程度の費用はみておきたいものです。
カメラ(5万円前後)
カメラもスペックによって価格が大きく異なります。一眼レフカメラを購入することを考えれば、5万円前後は目安にしておきましょう。
プリンター(1万円前後)
プリンターは1万円前後が目安となります。DMで写真やカラー印刷などを利用しないのであれば、平均的なスペックでも充分です。
レンタルサーバーとドメイン(数千円)
ネットショップにとって必須の費用となるのが、レンタルサーバーとドメイン取得料です。2つともあわせて、数千円程度の費用がかかります。
カートシステム(無料~1万円前後)
ネットショップを開設する際に便利なのが、カートシステムです。ASPサービスとも呼ばれており、ネットショップに必要なサービスをまとめて利用することができます。無料のサービスも展開されていますが、カスタマイズ性や売上げへの貢献を考えれば、初めから1万円前後の有料サービスを導入するのもよいでしょう。
梱包資材(数千円~)
配送時に必要となるのが、梱包資材です。段ボールやビニール紐、ガムテープなどがこれに含まれます。商品の大きさや量にもよりますが、数千円~は見込んでおきましょう。また、物流サービスを外注する場合は、別途利用料がかかります。
商材の仕入費用
取り扱う商材の仕入費用は、商材の種類や量によって金額が違うことから、一概に「いくら」と定めることができません。しかしある程度まとまった金額がかかることを想定して、予算に余裕を持たせておきましょう。
ネットショップ向きの商品とは
ネットショップでは、販売する商品の選定が売上げにダイレクトに関わってきます。それでは、ネットショップに向いている商品とはどんなものがあげられるのでしょうか。ポイントは大きく2つあります。
1.リピートにつながる商品
ネットショップでは、リピーターの存在が鍵を握ります。商品を選ぶ際も、定期購入しやすい商品を扱うと、リピーターの獲得につながります。生活に欠かせない洗剤やトイレットペーパーなどの生活雑貨は、定期購入も見込めるうえ、一度にたくさんの量を注文するケースも考えられるでしょう。
2.ユーザーが求める専門性の高い商品
市場で見かけないような専門性の高い商品も、ネットショップ向けと言えます。やや高級志向の化粧品でも、ネットでしか買えないとなると希少性が高まります。
また、商品の「重さ」や「大きさ」にも注目してみましょう。女性や子育て中の夫婦、高齢の方などは重い荷物や大きな商品の購入をためらいがちです。ネットショップなら直接自宅まで届けてくれることから、こうした購入へのハードルを低くすることができます。
失敗しない!ネットショップ開設時のポイント
ネットショップは手軽に始めることができる反面、競合相手も多い業界です。自分のネットショップ運営を軌道にのせるために、開設時のポイントを押さえておきましょう。
サイトのコンセプトやイメージを明確にしよう
先ほど開設手順の部分で、ホームページはネットショップの「顔」と述べましたが、ページのコンセプトは開設前からしっかりと固めておくことが大切です。ターゲットや商品の売りがハッキリしないと、ユーザーは魅力を感じることなくページを離れてしまいます。
文字の大きさや色、性別や世代にあわせたデザインなどをこだわることで、サイトの魅力が高まり、コンセプトをはっきりとアピールできます。
分析や集客のPDCAサイクルを回そう
ネットショップでまず重要となるのは、「サイトを訪問してもらう」こと。そのためには広告の展開やSNS利用といった直接的なアプローチとあわせて、検索順位を向上させるSEO対策も重要となってきます。
また、サイトを訪れたユーザーの分析をおこなうことで、新たな施策やサイトの改善点などを明確にすることも大切です。集客と分析にしっかり取り組みながら、つねにPDCAサイクルを回すことを忘れないようにしましょう。
ネットショップの開設には専門性の高いパートナーを
今回はネットショップの開設方法についての情報をご紹介しました。ネットショップの開設に頼りになるパートナーをお探しなら、リピストがおすすめです。
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