リピート通販市場の今とこれからについて - リピスト | EC/D2Cサイト構築システム

リピート通販市場の今とこれからについて

近年ますます勢いを加速させているリピート通販市場。多くの事業者の方も、その動向が気になるのではないでしょうか?

そこで今回は、リピート通販市場の現状と、今後のポイントについて解説します。
現在ECビジネスに取り組んでいる方はもちろん、これからの参入を目指している方にとっても役立つ情報となっていますので、ぜひチェックしてみてください。

リピート通販市場の現状は?

まずはリピート通販市場の現状から押さえていきましょう。本記事では、経済産業者が2019年5月に発表した「我が国におけるデータ駆動型社会に係る基盤整備(電子商取引に関する市場調査)」の結果を参考にしています。

EC市場は右肩上がりで成長中

EC市場は右肩上がりで成長中

こちらは、国内のBtoC向けECの市場規模をまとめたものです。リピート通販が多い物販系分野は、2017年が8兆6,008億円だったのに対し、2018年は9兆2,992億円に規模が拡大しています。
伸び率も8.12%と高い水準です。また、すべての分野を合計した市場規模の伸び率でも8.96%のプラスになるなど、市場全体の成長が見て取れます。

EC化率の経年推移

市場の成長は過去9年のグラフを見ても明らかで、きれいな右肩上がりをキープしています。EC化率(商取引におけるECの割合)も年々上昇しており、こちらからも通販市場の攻勢が伺えるでしょう。

リピート通販にはさらなる成長の余地が

リピート通販では、物販系の商品の取り扱いが多いですが、中でも注目したいのが化粧品・医薬品(健康食品)分野です。

リピート通販にはさらなる成長の余地が

上記の化粧品、医療品のEC化率を見てみると、5.80%に留まっています。化粧品、医薬品はリピート通販での取り扱いが多い分野ですが、まだまだ成長の余地が残されていると言えます。
また、食品、飲料、酒類の分野も低い水準となっており、こうした商品もリピート通販では狙い目と言えるでしょう。

リピート通販「これから」のポイントは?

ここまで、リピート通販市場の現状についてご紹介しましたが、これからの動向はどうなっていくのでしょうか?未来を予測する上でのポイントは3つです。

1.スマホ端末からの利用が加速する

リピート通販市場では、今後ますますスマホを経由した利用が加速していくでしょう。

スマホ端末からの利用が加速する

こちらは過去3年間のECにおけるスマホ比率をグラフにしたものですが、わずか3年で10ポイント以上増加していることが分かります。スマホでネットショッピングを利用するというスタイルが、「当たり前」になりつつあることが見て取れます。

リピート通販でも、今後スマホユーザーをターゲットにした施策が求められるでしょう。PCとスマホの両方に対応できるレスポンシブデザインや、縦型スクロールでも読みやすいコンテンツの作成が求められます。
またGoogleも、モバイルファーストの方針を打ち出しており、SEOの視点からもスマホ対応は必須でしょう。

2.DtoCモデルが拡大する

EC市場のトレンドといえば、DtoC(Direct-to-Consumer)モデルの拡大でしょう。このトレンドはリピート通販でも広がりが予測されます。

DtoCモデルとは、メーカーが自社でプライベートブランドやネット専用商品を直接販売するビジネスモデルのこと。従来までのBtoCモデルに比べ、卸業者や小売業者を経由しないことから、利益率を高く保つことができます。

また、マーケティング面でもスピーディーな運営が可能となり、ブランディング戦略もより効率化することできます。

リピート通販市場でも、すでにDtoCモデルを導入する事業者が増えており、今後はモデルの導入と合わせてオリジナル商品の開発競争も激化するでしょう。

3.キャッシュレスブームの波がリピート通販にも

2018年後半から、電子決済を利用したキャッシュレス化がブームとなっています。ECはビジネス形態の特徴からキャッシュレスとの相性が良く、今後ブームの波が一気に押し寄せてくるでしょう。

リピート通販市場では、ユーザーが求める決済方法をいち早く導入することが鍵となります。「Amazon Pay」や「LINE Pay」、「楽天Pay」といった人気決済は、ぜひとも導入を急ぎたいところです。

まとめ

今回は、リピート通販市場の現状や、今後の展望について解説しました。

リピート通販市場は、EC市場全体の好調を受けて、右肩上がりの成長を続けています。また、化粧品や医薬品、食品といったリピート通販向けの分野では市場に成長の余地が見込め、事業者にとっては狙い目といえるでしょう。

今後は、スマホ端末への対応や、DtoCモデルの採用、キャッシュレス決済の導入といったポイントを押さえておくことが売上アップへの鍵を握ります。

PRECSのレンタルカートサービス「リピスト」では、レスポンシブデザインへの対応や各種決済方法を用意。もちろん、サイト運営に必要な機能も充実しているので、あなたのショップ運営をしっかりサポートしてくれます。

リピート通販サイトの構築でお悩みの際は、ぜひ一度リピストにご相談ください。

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