簡単理解!ECサイトの良いデザインと悪いデザインの違い
人気のECサイトは、どれも「良いデザイン」を採用しています。しかし、初心者からすると「デザイン」という言葉はハードルが高いもの…そもそもどんなデザインや良くて、どんなデザインが悪いのか分からないケースも少なくありません。
そこで今回は、EC初心者でも簡単に理解できる「良いデザイン」と「悪いデザイン」のポイントをご紹介します。見た目ではなく、デザインを意識するための本質の部分を一緒に押さえていきましょう。
ECサイトの良いデザインと悪いデザインを見分ける3つのポイント
ECサイトではしばしば「デザイン」という言葉が用いられます。デザインと聞くと見た目の良さやオシャレさをイメージしがちですが、ECのデザインにはサイトの使い勝手も含まれています。EC初心者の方はまず、
- 見やすさやオシャレさといった視覚的なデザイン
- 使い勝手や操作性といった体験的なデザイン
の2種類があることを覚えておくと、良いデザインへの理解が深まります(使い勝手の良いデザインのことを「ユーザービリティ」と表現することもあります)。
では、さっそく良いデザインと悪いデザインを見分けるための3つのポイントを見ていきましょう。
1.商品やユーザーとの相性が良いか
デザインと聞いて、おしゃれさやカッコ良さをイメージするのは間違いではありません。サイトへの第一印象は売上や集客に繋がる大切なポイントです。しかし、見た目だけにこだわっているサイトは「悪いデザイン」といえます。
例えば子ども向けのベビー服を販売しているサイトのデザインが、ハイセンスな高級ブランドのような、洗練さが全面に押し出されているとどんな印象を持つでしょうか?たしかに、オシャレさやカッコよさという点では高級ブランドのデザインはお手本になりますが、ベビー服を購入するユーザーからすればやや敷居が高く、安心感を抱けなくなります。
一方、女性向けの化粧品サイトのデザインが安売りをアピールするチープなデザインでは、ユーザーは購入を躊躇するでしょう。化粧品に求めるのは美や清潔さです。
このように、自分達のサイトで取り扱う商品やターゲットとなるユーザーを無視したデザインは悪いデザインといえます。良いデザインとは、商品やユーザーと相性が良く、自分達のコンセプトや世界観をきちんと表現できているサイトです。
2.必要な情報が掲載されているか
デザインを意識するあまり、ユーザーが欲している情報が掲載されていないサイトはよく見かけます。これもECでは悪いデザインに分類されます。
ECサイトでは、実際に商品を手に取って確認することができません。それだけに、商品のスペックやサイズ、使用感といった情報が購入を判断する貴重な材料となります。デザインにこだわるあまり、必要な情報を削ってしまってはユーザーは商品を購入してくれません。
また、視覚的なデザインを意識するなら、掲載する商品画像にもこだわりたいところです。商品画像が魅力に乏しいようでは、どんなに良い商品でも購入してもらえないでしょう。
ユーザーが必要な情報をテキストや画像を使って、きちんと掲載されているサイトが良いデザインです。
3.サイトの使い勝手が良いか
冒頭でECサイトのデザインには視覚的なデザインと体験的なデザインの2種類があると述べました。サイトの使い勝手の良さは、まさに体験的なデザインの部分です。
具体的に使い勝手の良さに繋がる部分をいくつか挙げてみましょう。
- 商品のカテゴリ分けがきちんとされている
- 購入ボタンがすぐに見つかる
- スマホ表示に対応している
- 価格や送料が明確になっている
- サイズやカラーを簡単に選択できる
などなど、使い勝手に関するデザインは少し挙げただけでも実にさまざまな項目があります。こういった部分を整え、ユーザーがストレスなく買い物を楽しめるサイトは良いデザインを採用していると表現できるでしょう。
まとめ
今回は、ECサイトの良いデザインと悪いデザインの違いについて3つのポイントをご紹介しました。初心者にとってサイトのデザインは、難易度が高いと感じがちです。しかし、デザインの基本をまとめれば「ユーザーが使いやすいか」という点に集約されます。見た目の良さやコンセプトとの相性、情報の充実や使い勝手などはすべてユーザーを意識したものです。
デザインに迷ったら、「ユーザーは何を求めているか」という基本に立ち返ってみましょう。また、初めから完璧を目指す必要はありません。1つずつ課題をクリアして、クオリティを高めていきましょう。
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