失敗しないためにステップメール作成前に確認すること
ステップメールのメリットもわかったので早速作成しよう、と思っても何も考えずにメール配信サービスを選ぶと「メールが届かない」「手間がかかる」などの失敗が起こることも。ステップメールの作成前に、メール配信サービスの事前チェックを行いましょう。
配信タイプを選ぶ
メールを配信するサーバーによって、「クラウド型」「オンプレミス型」に分けられます。どちらもメリット、デメリットがあるのでしっかりと把握しておきましょう。
クラウド型
インターネットを介してステップメールを作成・配信するタイプ。サーバーを自社に置く必要が無いので、初期費用が安く済みます。システムの環境構築や保守も不要のため、初心者には適しています。
逆に拡張性が低いため、あらかじめ必要となる機能を持ったサービス業者を選ぶ必要があります。また、配信メール数や登録者数に制限があるため、月額利用料と機能のバランスを考えましょう。
オンプレミス型
自社にサーバーを設置して、システム環境を構築した上でステップメールを作成・配信するタイプ。初期費用や運用コストがかかるというデメリットがあります。
反面、拡張性に優れており利用に対しての制限もほとんどないため、クラウド型では配信数が追いつかなくなったときに活用するといいでしょう。
必要な機能を確認する
ステップメールは設定したタイミングで、あらかじめ決めたシナリオを配信するものです。それ以外にも次のような機能を作成前にチェックしておきましょう。
エラーメール処理
エラーとなったメールアドレスへの配信が自動停止できるか。この処理を行わないと、ステップメールがスパムメールとみなさてしまう可能性が高くなり、迷惑メールとして扱われることもあります。
重複配信防止処理
重複したメールアドレスへの配信を防止することができるか。重複アドレスへステップメールの配信を続けると、受信側が迷惑メールとしてみなしてしまうこともあります。
独自ドメインの利用
自社の独自ドメインを使ってステップメールを配信できるか。受信側は見慣れないアドレスから送られてきたメールを、迷惑メールとみなすこともあります。
差し込み機能
ステップメール文の中に相手の名前やその他の個別情報を差し込みできるか。メール本文を作成するときに、お客さまの氏名などがあることで親近感を感じてくれます。
メール解析機能
ステップメールの開封率やクリック率などを解析してくれるか。解析結果によって、本文を作成するときの改善やABテストなどを行うことで、メールの最適化を行うことができます。
ストーリー数の制限
ステップメールのストーリー数に制限があるか。制限がある場合、作成するストーリーごとに課金されてしまうことになることもあるため、コストの面での検討も必要となります。
リスト数の制限
ステップメールの配信リスト数に制限があるか。登録者数が増えるごとに月額費用が上がっていきますので、今後の見通しも考えたリスト数の制限も考えておきましょう。
配信セグメンテーション
ステップメールを送る相手の属性や条件によって、配信メールの使い分けができるか。ステップメールは相手の属性によって、作成する内容を使い分けしたほうが開封率が高くなります。
セキュリティの有無
ステップメールがウイルスに感染していないか、個人情報保護がなされているか。これはとても大切な機能なので、必ずセキュリティがしっかりとしているところを選んでください。
ステップメールの目的を決めてから
ステップメールの作成前にチェックすべき項目はたくさんあります。あなたが何のためにステップメールを使うのか、目的を明確にしておきましょう。目的によっては不要な機能もあるので、配信サービスの見極めも必要です。
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