私たちの生活は「ウィズコロナ」時代を迎えています。世界を襲った新型コロナウイルスの大流行により、実体経済は大きなダメージを受けました。一方で、新しい生活様式に適した商品やサービスを提供することで、新たなビジネスチャンスも生まれています。
そこで今回は、ウィズコロナ時代に生まれる新たなビジネスチャンスを、4つのポイントで解説します。これから新たな事業を模索している事業者の方は、ぜひ参考にしてください。
ウィズコロナ時代のビジネスチャンス4つのポイント
新型コロナウイルスの感染拡大により、私たちの世界は否応なしに変化を求められました。これはビジネスシーンも同じで、従来までの働き方や売り方が通用しないケース
が多くみられています。
今後ビジネスを立ち上げる上で、ウイルスとの共生を目指す「ウィズコロナ」の意識は欠かせないものとなります。一方で、そこに新たなビジネスチャンスを見い出すこともできるでしょう。
では、ウィズコロナ時代のビジネスチャンスを掴むポイントを、4つの視点から見ていきましょう。
1．オンラインとの相性が良いビジネス
1つ目は、オンラインとの相性が良いビジネスです。
ウィズコロナの最大の障壁は、人との距離や密集を避けなければならない点でしょう。今までのように店舗がたくさんのお客さんで賑わう光景や、イベント会場に人が殺到するような光景は、まだまだ難しい状況です。
一方で、こうした状況を避けてショッピングやサービスを楽しめるオンラインの需要は急激に伸びました。ECサイトやeラーニングなどはその一例で、この機会にサービスの利便性を知ったユーザが継続的な顧客になるケースも増えています。
今後事業を立ち上げるなら、オンラインというキーワードを念頭に置いたサービスは有効なアイデアです。
2．「家」との関係が深いビジネス
2つ目は、「家」との関係が深いビジネスです。
緊急事態宣言の発令にあわせて、全国的な自粛傾向が加速しました。多くの人が不要不急の外出を避け、自宅で生活する時間が大幅に増えました。
こうした状況で人気を集めたのが、「家」に関連する商品やサービスです。具体的には、自宅で健康を維持したいユーザー向けの筋トレ器具のレンタル。長く過ごす空間をより良い環境にするための観葉植物や家具。リモートワーク向けのワークアイテムも好調な売上を記録しています。
このように、「家」で過ごす時間が増えたことで、空間の質を高めるための商品やサービスは今後も高いニーズが続いていくでしょう。ここにも、ウィズコロナによるビジネスチャンスが眠っています。
3．リモートシフトを後押しするBtoB向けのビジネス
3つ目は、リモートシフトを後押しするBtoB向けのビジネスです。
緊急事態宣言を受けて、自宅でリモートワークを体験したという方も多いのではないでしょうか。実際にリモートワークを経験したことで、企業や社員は会社に通って仕事をするというスタイルが必ずしも「是」ではないことに気付きました。
今後リモートワークを積極的に採用する企業が増えることは間違いないですが、課題となるのがリモートを実現するサービスや環境の整備です。ここにビジネスチャンスがあります。
例えば、リモートワークでも高度なセキュリティを確保できるサービスの提供や、高速の通信環境の整備。タスクや業務をオンライン上で一元的に管理できるサービスなど、BtoB向けの市場にはさまざまなニーズが隠れています。ここに刺さる商品やサービスを提供できれば、大きなビジネスチャンスを掴めるでしょう。
4．地方移住をターゲットにしたビジネス
4つ目は、地方移住をターゲットにしたビジネスです。
ウィズコロナによりリモートワークが実現可能と証明されたことで、地方へ移住する動きが増えています。都市部は密な状況が生まれやすい上、生活コストが高いといったデメリットがあります。こうした環境を脱出して、落ち着いた時間や環境で過ごしたいという人が、積極的に地方へ拠点を移しているのです。
こうしたニーズに対して、レンタル家具やカーシェアリング、サブスク型の住居サービスが好調で、ウィズコロナ時代の新たなビジネスチャンスの1つに数えられるでしょう。
まとめ
今回は、ウィズコロナで生まれる新たなビジネスチャンスについてご紹介しました。
ウイルスとの共生を目指すウィズコロナは、既存のビジネスの在り方を激変させました。一方で、こうした変化の場面にこそ、新たなビジネスチャンスが隠れています。オンラインやリモートシフトなど、ニーズが生まれやすい箇所を的確に見極め、新しい事業の柱を築いていきましょう。
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