ストーリーテリングとは?ECサイトで取り入れるための3つのポイント - リピスト | EC/D2Cサイト構築システム

ストーリーテリングとは?ECサイトで取り入れるための3つのポイント

あなたのECサイトに物語(ストーリー)はありますか?

ストーリーテリングとは、商品やサービスのコンセプトをストーリー仕立てで説明することで、共感を得るビジネス手法です。近年ECサイトでもその効果に注目が集まっており、多くの企業がストーリーテリングを取り入れています。

今回は、ストーリーテリングとは何か?ECサイトに取り入れる際のポイントはどこか?事例を用いつつ分かりやすく解説していきます。

ストーリーテリングとは?

ストーリーテリングとは、自社商品の魅力やコンセプトなどをストーリー(物語)として伝えることで、ユーザーの共感を得るビジネス手法です。

ECサイトではストーリーの力を使って商品の魅力を強く印象づけることで、購入やブランディングに繋げ、売上のアップを狙うことが目的となります。

ストーリーテリングのメリットは?

ストーリーテリングのメリットは、商品の魅力やコンセプトを覚えてもらいやすいという点にあります。

例えば、お気に入りの映画や小説を思い浮かべてください。どちらもかなりのボリュームがあるはずですが、物語のあらすじをスラスラ思い出せるのではないでしょうか?このように物語には記憶しやすいという特徴があります。これはユーザーに対して商品を印象づけるには打ってつけです。

また、ストーリーには共感を呼びやすいというメリットもあります。大量の商品やサービスが溢れている現代において、共感は最強の販促ツールです。そこからリピーターやファン化に繋げることができる点も、ストーリーテリングのメリットと呼べるでしょう。

事例で見る、ECサイトでストーリーテリングを活用するためのポイント

ここからは、ECサイトにおいてストーリーテリングを活用する際のポイントを、事例を交えてご紹介していきます。

1.商品にストーリーを宿らせる

北欧、暮らしの道具店

「北欧、暮らしの道具店」は、北欧スタイルの生活雑貨を幅広く取り扱うECサイトです。

「北欧、暮らしの道具店」の特徴は、ボリューム感ある商品ページ。ページ内では多彩な商品写真に加え、素材や製法、おすすめのファッションコーデなどを合わせて掲載しています。すべてのコンテンツを箇条書きではなく、文章で掲載している点もポイントで、情報ではなく物語として商品をアピールすることに力が注がれています。こうした手法は、商品にストーリーを宿らせる効果があり、ストーリーテリングの手法としても効果的です。

また、「北欧、暮らしの道具店」ではサイト内にライフスタイルに関連したコンテンツを多数用意しており、Webメディアとしての役割も担っています。ここでも、ブランドイメージやコンセプトはきっちりと統一されており、1つのスタイルを確立しているとも言えるでしょう。

2.当事者意識を持ってもらう

ユアンジュ

近年ECサイトのストーリーテリングの手法として注目を集めているのが、当事者意識をもってもらうというものです。

若い女性層に大人気のインフルエンサー菅本裕子(ゆうこす)さんは、自身のコスメブランド「youange(ユアンジュ)」を作成する際に、ライブ配信やSNSなどを通じて商品作りのアイデアを募集しました。例えば、商品のパッケージを複数用意し、どれが良いかユーザーにアンケートを取るといった手法です。ライブ配信中には、コメント機能でコミュニケーションを取りながら、アイデアを膨らませていきました。

こうしてリリースされた商品に、ユーザーは強い親近感を抱きます。商品が発売された時点で、すでに多くのファンを獲得しているともいえ、その後の広告宣伝においても大きなアドバンテージを得ることができるでしょう。

このように、「自分が商品開発に参加した」という当事者意識は、それ自体が物語として成立します。こうしたユーザー参加型のストーリーテリングは、今後ますます注目を集めていくでしょう。

3.商品に新たな価値を加える

ipod

「1000曲もの音楽が、あなたのポケットに。(1000 songs in your pocket.)」。

アップルのファンなら、すぐにピンと来るフレーズですよね。これはスティーブ・ジョブスが、iPodを発売する際に語った言葉です。

それまでも、iPodと同じ音楽プレイヤーは多数販売されていました。しかしアップルが革新的だったのは、音楽プレイヤーに新たな価値を加えたということ。冒頭のフレーズはその好例で、ユーザーは従来の音楽プレイヤーにはないスタイリッシュさとデザイン性も相成って、新たな価値を見い出しました。

また、実業家の堀江貴文さんはアップルの「iPhone」に対して、そのネーミングが秀逸だったと自著で語っています。スマートフォンは、その機能を考えればほぼパソコンと変わりありません。しかしアップルは、あえて「Phone(電話)」という言葉を使うことで、iPod同様新たな価値を創造しました。

ストーリーテリングを考える際に、「この商品がどんな価値を提供できるのか?」いま一度掘り下げていくのも効果的でしょう。

まとめ

今回は、近年注目集めているビジネス手法の1つ、ストーリーテリングについてご紹介しました。

ストーリーテリングとは、商品の魅力やコンセプトを物語(ストーリー)仕立てで伝えることで、ユーザーに共感を持ってもらう手法です。ECサイトでは業界内での競争の激化から、商品の特徴や価格だけでは勝負できない状況が生まれています。ストーリーテリングでは、自社の商品やサービスに「ストーリー」という付加価値を加えることで、他社との差別化を図るには打ってつけです。

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