ネットショップでは、サイトへの流入や購入を促すためにバナーを活用します。クリックしてもらうためには、バナーデザインがとても大切ですが、どのようなポイントを押さえて作成を進めていけば良いのでしょうか？
今回はネットショップのバナーデザイン作成のポイントについて解説します。
ネットショップのバナーデザイン3つの基本
ネットショップのバナーにはECサイト内に掲載する種類やディスプレイ広告として掲載する種類など、目的別に作成のポイントが違っています。しかし、バナーを作成する上での基本には共通項が多いため、まずはここから押さえていきましょう。
1．何を伝えたいのか目的を明確にする
1つ目は何を伝えたいのか目的を明確にすること。
バナーを掲載する最大の目的はクリックしてもらうことです。そこで、掲載するバナーで「何を伝えたいのか」「何を訴えたいのか」をはっきりさせておく必要があります。
例えばキャンペーンの訴求が目的なら、キャンペーンの内容やメリット、開催期間をしっかり掲載しておく必要があるでしょう。また、サイトやLPへの流入が目的なら、キャッチコピーや写真、デザインを工夫するなどしてクリックしたくなるようなデザインを意識する必要があります。
このように、「何を伝えたいのか」「何を訴えたいのか」をはっきりさせておけば、バナーデザインを作成する方向性が定まります。
2．ターゲットは誰かをはっきりさせる
2つ目は、ターゲットが誰なのかはっきりさせることです。
狙いとするターゲットが違えば、好みのデザインやフォントの大きさも違ってきます。例えば、女性向けの化粧品を販売しているネットショップのバナーが、無骨でシンプル過ぎるデザインでは、クリックされづらくなるでしょう。また、年配のユーザーがターゲットなら、フォントの大きさやデザインははっきりとした分かりやすいものが好まれます。
このように、ターゲットが誰か明確にさせておくことも、バナーデザインを作成する上では重要なポイントとなってくるでしょう。
3．文字を見やすくする
バナーデザインを作成する上で覚えておきたいのが、文字を見やすくすることです。
ネット上に掲載するバナーは、一瞬で人の目を引きつける分かりやすさがポイントとなります。デザインに凝り過ぎるあまり、文字が見づらくなってしまうとユーザーはすぐページをスクロールしてしまうでしょう。そこでバナーデザインを作成する際は、「文字を見やすく」という基本を押さえることを忘れないようにしてください。
目的別に見るネットショップのバナーデザインのポイント
ここまでネットショップのバナーデザインを作成する上で、基本となるポイントをご紹介してきました。ここからは、より細かく目的別に作成のポイントを深堀りしていきましょう。
ECサイト内にバナーを作成する場合
ECサイト内に掲載するバナーを作成するなら、掲載する目的を明確にしておきましょう。キャンペーンの訴求なのか、会員登録なのか、バナーをクリックすることでどんなメリットが得られるのかなど、ひと目で分かりやすいデザインを意識します。
また、サイト内に掲載するためブランドイメージと一致しているかも押さえておきたいポイントです。あまりにサイトのイメージとかけ離れたバナーは、ユーザーから敬遠される恐れがあります。ある程度サイト内で統一感をもったデザインでバナーを作成すると良いでしょう。
その他にも、サイト内のどこに掲載するのか位置を決めるのも重要なポイントです。ファーストビューで掲載するとインパクトがありますが、反射的にCloseボタンを押される恐れがあります。ある程度スクロールしてからバナーが表示される仕様や、サイドバナーとして掲載するなど工夫してみるといいでしょう。
ディスプレイ広告としてバナーを作成する場合
ディスプレイ広告向けのバナーデザインは、クリックさせることが最大の目的です。そこで、視覚的に情報を拾いやすいデザインを強く意識しましょう。文字の大きさやフォントの種類、配色を工夫するなど「パッと見て分かりやすい」バナーデザインが重要となります。
また、ディスプレイ広告はキャンペーンの訴求やサイトへの流入だけでなく、ブランドを思い出してもらう目的でも掲載します。ブランドイメージに統一感を持たせておくと、効果がアップするでしょう。
コンテンツ内のバナーを作成する場合
ネットショップが配信する記事コンテンツにバナーを設置するなら、まずはコンテンツを邪魔しないバナーデザインが大切となります。例えば、記事を読んでいる最中に画面上にバナーが掲載されるのはストレスを感じてしまうはずです。バナーは記事の区切りがいいタイミングや、最下部に掲載するなどしてストレスのない位置に設置しましょう。
まとめ
今回は、ネットショップのバナーデザインを作成するポイントについて解説しました。ネットショップのバナーデザインでは、次の3つのポイントが基本となります。
- 何を伝えたいのか目的を明確にする
- ターゲットは誰かをはっきりさせる
- 文字を見やすくする
この3つのポイントは、バナーの目的や種類に関わらず共通するポイントとなるため、デザインを作成する際はしっかり押さえておきましょう。
この基本を押さえつつ、バナーの目的や種類に合わせてデザインを調整していきながら、集客やコンバーションに繋げていきましょう。
